「FPS」とはシューティングゲームの一種で、一人称視点での銃を使った戦闘が特徴のジャンルです。
この記事では、以下の項目についてFPSゲーム歴の長い筆者が詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
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FPSとは何か
「FPS」(ファースト・パーソン・シューター)の定義はシンプルです。
- 一人称視点
- 銃もしくは銃のような武器を主体とした戦闘システム
この2つの条件を満たしていれば、そのゲームは「FPS」です。
このジャンルが確立するまでに、FPSという言葉を巡る長い歴史がありました。
FPS業界の流れに興味のある方は「FPSゲームの歴史」を参考にしてください。
以下ではFPSのサブジャンルをいくつか解説します。
リアル系(タクティカルシューター)
「リアル系FPS」とは、「銃の挙動が現実の銃に近い」「一発のダメージが致命傷になる」など、現実の銃撃戦を模したFPSのことです。
「グラフィックがリアル」というより「戦場の表現全般がリアル」という意味なので、『Call of Duty』のようにカジュアルに撃ち合えるゲームはどれほどリアルな見た目や設定でも「リアル系」とはみなされません。
最近だと100%「リアル系」として分類できるFPSはほとんどないため「リアル系」という言葉は使われなくなっており、戦術性を重視したリアリティのあるFPSを指す「タクティカルシューター」という言葉に置き換わっています。
『レインボーシックス シージ』など
スポーツ系(アリーナシューター)
「スポーツ系FPS」とは、現実にはありえないような派手な武器と動きで敵と戦うシューターのことです。
昔は『Quake』や『Unreal Tournament』が「スポーツ系」でしたが、今となってはほとんどすべての対戦FPSが「スポーツ系」なので、この分類の仕方はされなくなっています。
「スポーツ系」と似ていますが、より狭い意味で使われる「アリーナシューター」は「チームに分かれて小さなマップで撃ち合う」「マップデザインはリアルさよりもゲームとしての楽しさを優先」などが特徴です。
『Team Fortress 2』など
ヒーローシューター
「ヒーローシューター」は「アリーナシューター」の亜種で、武器やクラスよりも個性的なヒーローそれぞれが固有に持っている特殊能力が大きく戦況を変える、アビリティ重視のチーム対戦シューターのことです。
MOBAの要素が入っていることも多く、敵の使うヒーローから戦術やメタを読んだり、あらかじめ連携を何パターンも用意しておくなど、高度な戦略性が求められます。
『オーバーウォッチ』など
ルートシューター
「ルートシューター」はFPS(TPS)とRPGをミックスさせたジャンルで、敵を倒しまくってレベルを上げて戦利品を拾い、ガンガン強くなってまた敵を倒す、というループを楽しむPvEゲームです。
特徴的なのは、戦利品である装備が集めきれないほど大量に存在し、同名の装備でもレアリティや効果によって使い方がまったく違うという点です。
戦利品を集めて組み合わせること自体が楽しく、何度も同じミッションに通って強い装備を掘るというハクスラ的な中毒性が魅力です。
『Borderlands』など
バトルロイヤル
「バトルロイヤル」は『PUBG』から一般的になったジャンルで、「大量のプレイヤーが生き残りを賭けて一つのエリアに降り立ち」「だんだんと狭くなっていくエリアの中で物資を奪い合い」「最後の1チームになったら勝利」というのが基本設定です。
積極的にキルを狙って序盤から物資を充実させてもいいし、最後まで戦わず少ない物資をやりくりして漁夫の利を狙うのもよく、戦略・運・実力といったさまざまな要因で1位を狙えるのでFPS初心者からベテランまで楽しめるジャンルです。
『Call of Duty:Warzone』など
FPSとTPSの違いは「一人称視点か三人称視点か」
ジャンル | 視点 | カメラの位置 | 没入感 | ゲーム(例) |
---|---|---|---|---|
FPS | 一人称 | 操作キャラの目 | 高い | PUBG(FPP) Apex Legends オーバーウォッチ VALORANT シージ タルコフ |
TPS | 三人称 | 操作キャラの背後 | 低い | PUBG(TPP) スプラトゥーン フォートナイト バイオRE:2 MGS5 地球防衛軍 |
FPSは一人称なのでゲームの世界への没入度が高くなり、戦場の緊張や興奮が直接的にプレイヤーに伝わります。
逆にTPSはキャラクターを操作している感覚が強く、広い視野で世界全体を存分に堪能できます。
日本では昔からTPS派が多いですが、最近では『Apex Legends』(FPS)と『フォートナイト』(TPS)がそれぞれ大流行したことで、「FPSとTPSのどっちが良いというわけではなく、ゲームごとにベストな視点は違う」ということが理解されつつあります。
FPSゲームの歴史
「一人称3D視点」「オンライン機能の実装」など革新的な機能の詰まったゲームでした。この頃はまだ「FPS」という言葉はありませんでした。
『ウィザードリィ』や『ウルティマ』といった最初期のRPGが『Maze War』の「一人称の迷路探索ゲーム」という点に大きな影響を受けます。FPSというジャンルが確立するのはまだあとの話です。
『Maze War』がFPSの祖なら、『Wolfenstein 3D』は近代FPSの祖です。
18年の時を経てついに今のFPSに近い形のゲームが登場しました。
FPSの金字塔『DOOM』が発売されました。
『Wolfenstein 3D』と同じid Softwareが開発した傑作です。圧倒的な評価・人気・売り上げを獲得し、「このようなシューティングゲームが存在する」ということを世界中に知らしめました。
『DOOM』が成功したことで、『DOOM』のパクりゲームが大量に開発されるようになりました(動画は『Duke Nukem 3D』)。
この時点では、この手のゲームはあくまで「DOOMクローン」もしくは「DOOMライク」であって、「FPS」ではありませんでした。
完全な3DFPSは『Quake』が初めて。
ここまでくると『DOOM』の影響を受けながらも『DOOM』から離れつつあり、『DOOM』クローンではなく「FPS」と呼ぶべきものでした。もっとも、『Quake』の開発元は『DOOM』と同じid Softwareなのですが。
これまでPCを中心に展開されていたFPSが、ついに家庭用機のNINTENDO64にも居場所を見つけました。
この頃には『DOOM』クローンなんて言い方は消え去っています。
当時としては最高のビジュアル表現がファンを驚かせました。この作品を作り上げた技術は後に「Unreal Engine」として汎用エンジン化され、世界中のゲーム会社を支えるようになりました。
これまでのFPSに「濃いストーリー+カットシーンよりゲームプレイ重視」というオリジナリティを追加して傑作となりました。
以上が「FPS」がジャンルとして確立するまでの経緯でした。
最初はただの『DOOM』と「『DOOM』クローン」にすぎなかったゲームの数々から、多くの独創的な作品が生まれたことで段々と「FPS」という一大ジャンルになっていったのです。
これ以降のFPSは、オンラインマルチプレイの大流行、シングルプレイの比重の低下、そしてクロスプレイの導入という流れで歴史が進みます。
オンラインFPSの歴史
『Half-life』の改造MODからスタートした『Counter-Strike』は最も洗練された対戦型FPSとしてPC上で人気を博しました。
のちの『サイバーパンク2077』にも通じる、FPSとRPGを融合させて自由度を高めた「イマーシブ・シム」タイトルです。この頃からFPS単体で楽しむのではなく、RPGやアドベンチャーといった他ジャンルと組み合わせる試みが珍しくなくなってきました。
史上最も売れたゲーム機が発売。当時家庭用ゲーム機にFPSはほとんど存在しませんでした。
マイクロソフトが本格的にゲーム業界に参入しました。
ゲームパッドに最適化された傑作FPSの登場で、「FPSはPCでやるもの」から「FPSはPC+ゲーム機でやるもの」になりました。
任天堂機にも現代的なFPSが登場します。ゲームキューブ専用ソフト『メトロイドプライム』は海外で熱狂的な支持を得ました。
ここから戦争をテーマにしたオンラインFPSの巨大フランチャイズが誕生しました。
バトルフィールドシリーズと並ぶ2大戦争シリーズの初代作品です。
ValveのシングルプレーFPS『Half-Life 2』は当時としては信じられないほどのグラフィックと物理演算、完成されたゲームプレイとストーリーテリングが絶賛を受けました。
ただし、これ以降『Half-Life 3』が開発されることはなく、FPS全体の流れはシングルプレーからマルチプレーに傾いていきました。
韓国でオンラインFPS『サドンアタック』がリリースされました。この頃から韓国製の無料FPSが日本でも展開、一定の人気を集めます。
PS3世代ではCoDやBFといった海外FPSシリーズの販売が爆発的に増加しました。
『Portal』はパズルとFPSを融合させた画期的なアドベンチャーゲームとして大きな話題となりました。
オーディオログを聞きながらストーリーを進行する、という環境ストーリーテリングをFPSに導入した最初期の例です。
シングルプレーFPSが主流でなくなっていった一方、『Half-Life 2』の流れを組む「FPSで物語を描く」という挑戦も行われていました。
FPSが様々な進化を遂げる裏で、別ハード間でマルチ対戦できるようにするクロスプレイの実装は遅々として進みませんでした。
ソニーやマイクロソフトの政治的意向もあったようなのですが、『Call of Duty 4』を開発したInfinity Wardは「そもそもハード別にゲームを調整するのが技術的に難しい」として、労力の問題からクロスプレイに否定的だったようです。
『Left 4 Dead』はCo-op専用のゾンビシューターとして、オンラインで絶大な人気を集めました。
『Borderlands』は敵を倒してドロップしたアイテムを拾って強くなる、というサイクルを主軸にしたFPSのサブジャンル「ルートシューター」を確立しました。
「MAG」はPS3専用MMOFPSで、最大256人同時対戦という独特なゲーム性から一部のファンには今でも語り継がれています。
シングルプレー専用ゲームよりマルチプレー機能のあるゲームのほうが圧倒的に売り上げが良いため、今後シングルプレー専用ゲームは没落するだろうという予言です。
これはFPSに限った話ではなく、アクションからRPGまですべてのゲームが、全面オンライン化しないまでも、マルチ機能はあったほうがいい、という話です。
2010年に三上真司が手掛けた『VANQUISH』はオンライン要素の乏しさが強く批判されており、当時のゲーム全般のオンライン化の流れがいかに激しかったかを物語っています。
PS4が発売され、FPS全般の売り上げは前世代以上に伸び続けます。
FPSにおける現代戦は『バトルフィールド4』で一度完成を迎えました。
『レインボーシックス シージ』はeスポーツ人気の高いタクティカルシューターとして大きな盛り上がりを見せています。
MOBAから要素を取り入れた「ヒーローシューター」として、『オーバーウォッチ』はその年の最多GOTYを獲得しました。
世界中のシューターをバトルロイヤル化させたモンスタータイトルが登場しました。
この作品のヒットをきっかけにFPSのトレンドは一気にバトルロイヤルへと傾きます。
『フォートナイト』が『PUBG』の影響を受けてバトロワモードを実装。
一躍、世界で最も人気のあるバトロワゲーになりました。
この時点でソニーは頑なにXboxプラットフォームとのクロスプレイを拒否し続けていました。
一方、Nintendo Switchは発売直後にXboxプラットフォームとのクロスプレイを許可しました。
バトロワのトレンドにかすりつつもあらゆる要素がオリジナリティの塊のようなゲーム「タルコフ」も人気を集めました。
これまで部分的にしか達成されていなかった別ハード間でのクロスプレイが、Epic Games(『フォートナイト』)の一声で一気に実装が決まりました。
『フォートナイト』とも『PUBG』とも違うまったく新しいバトルロイヤルで、日本を含む世界中で人気を集めました。クロスプレイも実装。
特に日本では『Apex Legends』用ゲーミングPCの需要が跳ね上がり、2020年のゲーミングPC市場は過去最大の成長を収めました。
1999年に発売された『Counter-Strike』のゲーム性をオマージュした作品で、スキル要素が追加された爆破系タクティカルシューターが発表されました。
リリース当時は昨今のカジュアルライクなゲーム性を求めるユーザーからは少し壁が高い内容となっており、爆破系FPSを望んでいた一部のユーザーがプレイしていました。
ですが、2022年現在では世界大会での日本の活躍やストリーマーの影響もあり、多くのユーザーがプレイしています。
初代『Overwatch』をマイナーアップグレードさせ、6vs6から5vs5に変更した『Overwatch2』のリリースが10月から開始します。
ハード別・おすすめFPSまとめ
各ハードを代表するおすすめのFPSを紹介します。
PCで遊べるFPS
『Apex Legends』は日本で最も人気のあるバトルロイヤルFPSです。
「3人1組のチームを組んで20チームで戦い、最後の1チームになったら勝利」というシンプルなルールですが、一人ひとりのレジェンドが持つアビリティや個性的な武器を駆使して戦うハイスピードなバトルが絶大な人気を誇っています。
同じバトルロイヤルでも『PUBG』はゲームがかなりスローペース、『フォートナイト』は建築という独自要素がある一方、『Apex Legends』は王道のFPSとして誰でも直感的に楽しめます。
『タイタンフォール2』は人類が宇宙に進出した時代に、「フロンティア」という惑星におけるレジスタンスと巨大企業の戦いを描いた、2016年発売のFPSです。
マルチプレイ全盛期のなか、『タイタンフォール2』は珍しくキャンペーン(シングルプレー)が非常に作りこまれており、「AIと人間の絆」という王道の題材ながらぶっ飛んだ敵キャラやジェットコースターのようなスピーディな展開に興奮させられっぱなしです。
『タイタンフォール2』は『Apex Legends』のRespawn Entertainmentが開発しており、ここで完成された世界観とアクションの基礎が『Apex Legends』に受け継がれています。
一作目の『タイタンフォール』も傑作ですが、『タイタンフォール2』からプレイしても十分理解できるので、2から遊んでも問題ありません。
「『Apex Legends』おすすめゲーミングPC」を買えばタイタンフォールシリーズもまとめて快適にプレイできるので、傑作シリーズを味わいたい!という人にはまとめ買いをおすすめします。
PS4/PS5で遊べるFPS
PUBGこと『PlayerUnknown’s Battlegrounds』は2017年に発売された元祖バトルロイヤルゲームです。
その後に『フォートナイト』や『荒野行動』、『Apex Legends』といった後発バトルロイヤルゲームが大成功を収めたことで本家PUBGの存在感が薄れたと思っている人もいるかもしれませんが、実はまだまだ現役です。
国内プロ大会「PUBG JAPAN CHALLENGE」は前身の「PUBG JAPAN SERIES」から数えれば2018年から継続的に開催されており、依然として同時接続は50万人を超えるなどプレイ人口は世界的にもトップクラスで、今からPUBGデビューしても遅くありません。
PUBGはそこそこ重いゲームなので、快適に遊ぶにはPUBGにおすすめのゲーミングPCモデルを用意しておきましょう!
『レインボーシックス シージ』は2015年に発売されたタイトルですが、継続的なアップデートで人気を維持し続けている人気FPSです。
テロリスト陣営と特殊部隊陣営に分かれて戦うハードコアなタクティカルシューターで、現代FPSとしては最も戦術性の高いゲームです。
奇襲を受けたら一発でやられるので、マップを把握することが非常に重要です。マップがよくわからないうちは格上に歯が立たないかもしれませんが、集団行動をしつつ戦略がハマれば上級者を倒すこともできます。
競技的なシーンでフレームレートが重要なため、グラボなしでプレイするのは不可能なため、スペックが低い方はR6SのおすすめゲーミングPCを参考にしてみてください。
Switchで遊べるFPS
「FPSゲームの歴史」で書いた通り、『DOOM』はFPSの象徴です。2Dアクションと言えばマリオ、FPSといえばDOOMです。
『DOOM 3』以降しばらく開発が途絶えていたDOOMでしたが、2016年にDOOMシリーズのリブート(再出発)として、『DOOM』というタイトルで新作を発表。大好評を受けました。
その後リブート第二作の『Doom Eternal』は『DOOM(2016)』を超える圧倒的な評価を得て、FPSの金字塔が現代でも通用することを証明しました。
『Wolfenstein II: The New Colossus』は「ナチスに支配されたアメリカを舞台に、世界を救うためレジスタンスが立ち上がる」という、Switchに出ている作品とは思えないほどクレイジーなFPSです。
WolfensteinシリーズはもともとDOOMよりも歴史の古い作品ですが、『Wolfenstein: The New Order』で2014年にリブートがかけられ、一から物語がスタートしています。
『Wolfenstein: The New Order』(リブート作)→『Wolfenstein: The Old Blood』(前日譚)→『Wolfenstein II: The New Colossus』(続編)→『Wolfenstein: Youngblood』(後日談)という順でストーリーがつながっていますが、はっきり言ってこの『Wolfenstein II: The New Colossus』だけプレイしておけば十分です。
他がダメということではなく、『Wolfenstein II: The New Colossus』が傑作すぎるので。もちろん、他作品をやっていないと話が理解できないなんてこともありません。日本語翻訳も完璧です。
無料で遊べるFPS
『Destiny 2』は『Borderlands 3』や『ディビジョン2』と並ぶ大作「ルートシューター」です。
『Destiny 2』が特異なのは、DLC以外のすべての要素が無料で遊べるという点です。
つまり、DLCを買いたくなるくらいゲームが気に入ったらお金を払えばいいし、それほど気に入らなければ一通りストーリーをクリアしたら無料のままやめてもいいという超太っ腹な仕様です。
もともとフルプライスのゲームとして大人気だっただけあって、これほどストーリーや世界観がリッチな無料FPSは他にありません。
『コールオブデューティ ウォーゾーン』は、『コールオブデューティ モダン・ウォーフェア』からスピンオフした無料バトルロイヤルゲームです。
「ウォーゾーン」はもともと『コールオブデューティ モダン・ウォーフェア』に登場するシステムや銃を使ってバトルロイヤルを作る、というコンセプトでしたが、後に続編の『コールオブデューティ ブラックオプス コールドウォー』も「ウォーゾーン」と統合されました。
「ウォーゾーン」は世界的には『Apex Legends』を上回る大人気バトルロイヤルで、完全無料でプレイできます。
ただし、なるべく早く武器の経験値を貯めてパーツをアンロックしたいなら本編の「コールドウォー」もプレイすることをおすすめします。
「ウォーゾーン」が人気すぎるせいで「コールドウォー」がおまけのようになっていますが、実際はCoDのメインタイトルだけあってマルチプレイもキャンペーンも凄まじいクオリティです。
オフラインで遊べるFPS
もともとTPS視点だった「バイオハザード」シリーズがFPS視点に切り替わったのがこの『バイオハザード7』です。
最近のバイオから雰囲気をがらりと変えてホラー要素に焦点を当て、初代バイオへの原点回帰といえる作品になっています。
大胆な革新が功を収め、カプコン史上で『モンスターハンター:ワールド』に次ぐ売上2位になるほどの世界的な大ヒットを記録しています。
オフラインでソロプレイできるFPSといったら『Fallout 4』は絶対に外せません。
発売初日に1200万台出荷という伝説を持つソフトで、荒廃した未来のアメリカ・ボストンを探索する自由度の高いオープンワールドゲームです。
オープンワールド+FPSという組み合わせは他にも「ファークライ」シリーズや「ゴーストリコン」シリーズがありますが、それらと比較しても『Fallout 4』人気は圧倒的です。
「フォールアウト」シリーズを初めて経験する人は「こんなに自由なゲームはプレイしたことがない」というくらいの衝撃を受けるはず。
おすすめTPS
PS3時代の日本ではFPSに限らずTPSも、「銃を撃つゲーム」自体が受け入れられませんでした。
そんな中、Wii Uの『スプラトゥーン』と並んで日本のゲーマーにシューターの面白さを教えたのが『ラストオブアス』です。
『ウォーキング・デッド』で火が付いたゾンビブームに乗った世界観、ノーティドッグらしい滑らかなアクションとグラフィック、そして映画『レオン』のような男と娘の物語。
この傑作がなかったらその後のFPSやシューターが日本に広まることはなかったかもしれない、という意味では必ずチェックしておいてほしいTPSです。
『The Last of Us Part II』は前作『ラストオブアス』をはるかに超える残酷さと暴力描写でファンに衝撃を与えた、もしくは心をへし折った問題作です。
人によっては「あまりに過激で見ていられない」「前作で築いたものが壊されてしまった」と強い拒否反応を示すほどですが、一方で2020年ゲームアワードのストーリー部門や大賞を総舐めにしており、批評家からは超高評価を受けるタイトルでもあります。
『The Last of Us Part II』が「TPSグラフィック表現の極み」であることは間違いなく、良い意味でも悪い意味でも感情を揺さぶられるリアルな体験をしてみたい人にはぜひおすすめします。
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