この記事では、中国で利用できるおすすめのVPNサービスの紹介や、中国でVPNが違法なのかについての回答のほか、以下の内容について解説していますのでぜひ参考にしてください。
なお、当サイトでは中国の利用に限らず「おすすめのVPN」を紹介しているので、あわせてご覧ください。
中国で利用可能なおすすめVPNサービス3選
中国で使えるおすすめのVPNまとめ
この項目では、中国で利用が可能なおすすめなVPNサービスを厳選して紹介します。
VPNサービスが色々あってわからない、という方は当記事で紹介しているVPNサービスを検討してみることをおすすめします。
どのサービスも30日間返金保証付きなので、「まずはVPNはどんなものか試してみたい」方でも気軽に利用できます。
【日本運営で安心】Millen VPN
サーバー数: 1,300台以上
月額料金 : 1,496円
最安価格 : 2年プラン 月額396円
最大同時接続台数 :5台
返金保証 : 30日間
専用アプリ:Windows /MacOS/Linux/Android/iOS
Millen VPNは日本企業のアズポケット株式会社が提供するVPNサービスです。
「VPN」は海外運営が多く「あまり信用できない」という方がいるかと思われますが、その点MillenVPNは日本運営なので安心して利用することが可能です。

また、公式サイトから接続可能国対応表も掲載されており、しっかりと日本から中国にも接続可能ということがわかります。
Millen VPNも他同様に30日間返金保証に対応しているので、気になった方はチェックしてみてください!
【知名度No.1】NordVPN
サーバー数: 5,000台以上
月額料金 : 1,760円
最安価格 : 2年プラン 月額540円
最大同時接続台数 :6台
返金保証 : 30日間
専用アプリ:Windows /MacOS/Linux/Android/iOS
Playstation/Xbox
「NordVPN」はパナマに籍を置くTefincomが運営するVPNサービスです。
同サービスの特徴は、対応している動画コンテンツが多い点で、日本にいながら海外の動画サイトを利用したい方に特におすすめです。
タイミングによっては安定度も少しかわってきますが、中国でも問題なく利用することが可能です。
なお、長期契約を行うと非常に高い割引率になるので、長期滞在を予定している方は長期契約がおすすめです!
どうやって使えばいいの?と疑問に思った方は「NordVPNを中国で利用する方法」をチェックしてみてください!
\日本語対応で使いやすい/
【お試しアリ】Surfshark
サーバー数: 3,200台以上
月額料金 : 約1,736円
最安価格 : 2年プラン 月額278円
最大同時接続台数 制限なし
返金保証 : 30日間
専用アプリ:Windows /MacOS/Linux/Android
iOS/ChromeOS/Firefox/Playstaion
「Surfshark」は英領ヴァージン諸島で運営されているVPNサービスです。
業界内では珍しく、接続台数が無制限なのに加え、なんといっても2年契約時の月額料金がわずか300円程度と非常にコスパがよいので、中国へは短期ではなく、長期滞在する予定の方におすすめです。
30日間返金保証に加えて、7日間の無料お試しがあるので、初心者でも気軽に利用できる点も見逃せません。
\ 接続台数無制限のVPNサービス /
【格安】スイカVPN
「スイカVPN」は格安でVPNを利用したい方におすすめのサービスです。
格安ながらも同時接続台数は47台と豊富で、多くのデバイスから接続したい方にとっては快適な仕様となっています。
短期間でできるだけ安く済ませたい!という方は「スイカVPN」をチェックしてみてください。
【中国向けプラン有】UCSS
サーバー数: 調査中
月額料金 : 15.00$
最大同時接続台数 :3台
専用アプリ:Windows/MacOS/Android/iOS/Linux
「UCSS」はまさに中国で利用するのに特化したVPNです。
プランの中には中国で利用するのにおすすめなプランが存在しており、中国全てのインターネットプロバイダーに最適化されていたり、規制の影響を受けない国際専用回線を採用しているなどの強みがあります。
注意点としては他のVPNサービスよりもガッツリ中国に特化している内容なので、サーバー数などは少ないです。
また、無料お試しや30日間の返金保証はないため、登録する際にはしっかりと考えた上で登録しましょう。
中国でVPNは違法なのか?

違法ではないが一部の認可した業者のみ利用可能
中国でVPNを利用する行為は違法ではありませんが、利用に制限があります。
通常のインターネットの通信業者も中国政府に認められた業者のみ利用が可能なので、現地でVPNサービスの契約をすうるのは難しいでしょう。
そのため、中国でVPNを利用する場合は、日本で事前に契約を済ませておく必要があります。
なお、VPNが違法かどうかについては「VPNの利用は合法なのか?」の記事で詳しく解説しています。
中国が規制を強めている理由
中国がVPNを含めた通信関係の規制を強めている理由の一部として、以下の内容が挙げられます。
- インターネット上で行われる中国政府に対する組織的な批判への対策
- 自国の通信産業発展のために、他国のサービスを排除している
中国は、インターネット上で閲覧か可能な情報を操作し(検閲)、政府や共産党への批判的な活動やコメントを抑圧しています。
また、この検閲制度は情報検閲以外にも効果を発揮しており、自国の通信業者などのIT企業の利益を保護にも繋がっており、海外企業の市場参加を抑制し、独占状態になっています。
中国でVPNを使う際の注意点
中国ではVPNの規制が強く、日本国内のように気軽に利用できません。
この項目では、中国でVPNを使う際の注意点を解説します。
- 中国政府に認可されたVPNサービスを利用する
- 無料のVPNを利用しない
可能であれば複数のVPNを利用する
中国はVPNの規制が強いため、普段中国に接続することができるVPNも唐突にアクセス不可能になってしまうことはどうしても起こり得ます。
そのため、保険として複数のVPNを契約すれば片方でアクセス不可能になった際にもう片方のVPNを利用すれば接続できるケースもあります。
どうしても費用はかさんでしまいますが、初めて利用する方は30日間の返金保証をうまく使うことで実質無料で利用することができるのでおすすめです。
中国政府に認可されたVPNサービスを利用する
中国ではVPNの規制が強いものの、政府が認可しているVPNサービスの利用については問題ありません。
一方で、認可されていないサービスの利用は違法となり、罰せられる可能性があります。
ただし、筆者が調べた限りでは、旅行者が中国でVPNを利用したせいで捕まったという情報や前例は見つけられませんでした。
無料のVPNを利用しない
無料のVPNは中国での利用のみならず、安全性やプライバシー保護の観点からおすすめできません。そもそも無料VPNですと中国からほとんど規制されて利用できないことも多いです。
特にネットの規制や検閲に力を入れている中国においては、ちょっとした情報漏えいが深刻な問題になりかねません。
中国でVPNを利用する際には、有料で運用実績のあるサービスを利用しましょう。
中国以外で無料VPNを利用したいと考えている方は「無料VPNのおすすめ」記事を参考にしてみてください。
中国で利用するVPNの選び方
中国で利用するVPNの選び方の基準について解説します。
- 中国で利用が可能かどうか
- 通信速度
- 価格
- サポートの対応
この中で一番重要なのは「中国で利用が可能かどうか」という点です。
中国ではこの項目がクリアできないVPNサービスが多いので、VPN選びをする際はしっかりと注意しながら選択しましょう。
中国で利用が可能
まず一番大切なのは、そもそも中国で使えるかどうかです。
当然のように感じますが、中国はネット検閲により規制が非常に強いので、ブロックされて使用できないVPNサービスが多く存在します。
そのため、事前に契約する候補のVPNサービスが、中国で利用が可能か調べる必要があります。
通信速度
VPNを利用したインターネット通信は、仕組み上どうしても若干の通信速度の低下は免れません。
その中でも、少しでも快適にインターネットを行うためには、通信速度の速さに定評のあるサービスを選択することが重要です。
もともの通信読度のスペックが高いVPNサービスもありますが、「世界中にVPN中継サーバーがある」「中国の近くに中継サーバーがある」など、物理的な要因も通信速度に影響を与えるので、チェックしておきましょう。
一番はやい通信速度のVPNサービスを使いたい方には「NordVPN」が業界最高クラスなのでおすすめです。

価格

VPNを中国滞在中の利用を考えているなら、短期間の価格が重要になります。
もちろん、中国に年単位に滞在するなら別ですが、旅行や赴任など多くの場合は数日~数カ月程度の人が多いでしょう。
VPNサービスは長期契約をすると非常に高い割引を受けられることがほとんどですが、単月だと割引がないので、コスパ重視の方は、1カ月契約の金額に注目しましょう。
なお、純粋なコストパフォーマンスが最も高いのは「Surfshark」で、2年契約時の月額料金はわずか300円ですので、中国から帰国後も使い続ける予定なら非常におすすめです。
サポートの対応
サポートの対応が充実しているかも海外でVPNを利用する上では重要なポイントです。
なぜなら旅行中に万が一VPNが利用できなくなった場合は、サポートに頼らざるを得ないためです。
もちろん返金保証や解約手続きなどもVPNによってはサポートに連絡するものがあり、VPNサービスの多くは海外運営のため英語でのやり取りが必要になります。
翻訳英語でも問題なく通じますが、「日本人サポートとやり取りがしたい!」という方は日本国内で運営している「MillenVPN」が間違いなくベストです。

中国で利用できる・できないサービス
中国では、日本やその他海外で利用できる多くのインターネット上のサービスが利用できません。
以下は、利用できる・できないサービスを一覧にしたものです。
サービス名 | 利用可否 |
---|---|
LINE | 利用不可 |
利用不可 | |
利用不可 | |
利用不可 | |
Gmail | 利用不可 |
Google機能全般 | 利用不可 |
Discord | 利用不可 |
その他キャリアメール全般 | 利用不可 |
Google検索 | 利用不可 |
Yahoo!検索 | 利用不可 |
Google Playストア | 利用不可 |
YouTube | 利用不可 |
ニコニコ動画 | 利用不可 |
Netflix | 利用不可 |
Hulu | 利用不可 |
U-NEXT | 利用不可 |
FOD | 利用不可 |
Dropbox | 利用不可 |
Amazon | 利用不可 |
メルカリ | 利用不可 |
Yahoo!メール | 利用不可 |
Outlook | 利用可能 |
Bing検索 | 利用可能 |
Teams | 利用可能 |
Zoom | 利用可能 |
以上のように、ほとんどのサービスが利用できないため、中国で快適にインターネットを利用するならVPNの導入が必須です。
他にも当サイトでは「中国からGmailを使う方法」などを紹介しているので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
中国でVPNを使う方法
実際にVPNの使い方を知りたい!という方に向けてここでは「MillenVPN」を例に登録~使い方まで紹介していきます。
基本的にどのVPNサービスでも、登録→アプリをダウンロード→好きなサーバーを選択して接続 という手順は変わりません。
中国国内からVPNを契約して使う方法
「中国でVPNは違法なのか?」で解説したとおり、中国国内でVPNを契約することは大変困難です。
しかし、もしVPNサービスの契約を忘れて中国に入国してしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。
中国国内からVPNを利用したい場合、次の2つの方法があります。
- ホテルのWiFiを利用する
- 日本のSIMカードでローミングする
ただし、中国に入国する前にVPNを契約するに越したことはありません。
できる限る渡航前にVPNサービスの契約を済ませておきましょう。
ホテルのWi-Fiを利用する
滞在しているホテルによっては、VPNサービスの付帯したフリーWi-Fiを提供している場合があります。
もしVPNの使えるフリーWi-Fiだった場合、これを経由してVPNサービスを契約しましょう。
ただし、どこのホテルでもフリーWi-FiにVPNサービスがあるわけではありません。
- インターコンチネンタルホテル
- マリオットホテル
- ウィンダム
- スターウッドホテル
- シャングリ・ラ
- ヒルトン
上記のような大都市の高級ホテルなどでは、VPN付きのフリーWiFiが使える可能性があります。
日本のSIMカードでローミングする

日本で契約したSIMカードのデータローミングが利用できる場合、これを使ってVPNサービスを契約しましょう。
データローミングとは、海外の通信事業者のネットワークを介して日本の通信設備と接続してデータ通信を行うシステムです。
データローミングの設定方法は、以下のとおりです。
iPhoneのデータローミング設定方法
Androidのデータローミング設定方法
ただし、データローミングを利用すると、利用している回線で定められている通信料が発生します。
他の方法よりも通信費が高額になってしまうため、注意して行いましょう。
中国で使えるおすすめのVPNでよくある質問
- 中国ではVPNは違法なのですか?
-
違法ではありません。
ただし、強く規制されているので現地で契約するのは難しく、また利用できるVPNは限られています。
したがって、中国へ行く前に今回紹介したおすすめのVPNの中から事前に契約を済ませておくことをおすすめします。
- 中国でブロックされているサイトはどこですか?
-
中国では多くのSNSやニュースサイトがブロックされており、有名なところでは「Twitter」「Facebook」「Google」がブロックされています。
これらのブロックはVPNサービスを利用することで回避が可能です。
- 香港や台湾ではVPNなしでも普通に通信できますか?
-
VPNなしで問題ありません。
なぜなら香港と台湾は、中国のグレートファイアウォール(金盾)の適用範囲外だからです。
- VPNを使った通信の速度が遅いです
-
VPNを使ったインターネット通信は、暗号化や遠隔地のサーバーを中継するなど、安全性を確保ため、どうしても普段のより通信速度が落ちます。
- 中国でVPNにつながらないときに規制を回避する方法はありますか?
-
VPN以外に、中国のグレート・ファイアウォールを回避するために開発された「Shadowsocks」というシステムがあります。
中国のグレート・ファイアウォールに特化しているため、VPNがつながらない環境下でも接続できる可能性があります。
「Shadowsocks」のプロバイダについてより詳しく知りたい方は、『UCSSの特徴・評判』をお読みください。
- 日本から中国にVPN接続をする場合に問題点はありませんか?
-
何も問題点はありません。
VPNをサービスを利用して中国サーバーに接続するだけで完了です。
- 中国の規制によるVPNに影響はありますか?
-
ないとはいいきれません。
ですが、規制の影響が受けづらいVPNサービスもいくつかあり、ここで紹介しているサービスは中国でも比較的安定して接続できるVPNサービスを紹介しています。
- どのVPNが規制されているかわかりますか?
-
規制の状況は時期によって異なります。
状況によってあらゆるVPNが規制されている可能性があるので、まずは30日間の返金保証期間を複数契約してみることで様々なリスクにも対応できます。
中国で利用できるおすすめのVPNまとめ
今回の記事についてまとめます。
- 中国でVPNは違法ではない
- ただし、ネット検閲など、規制が強いので認可されているサービスしか利用できない
- 旅行などで中国でVPNを使ったことで処罰された例は見かけない
- VPNなしでは「Twitter」「Google」「Facebook」など有名なSNSや検索サイトは利用できない
中国でVPNを利用すること自体は違法ではなく、処罰された例などは筆者が調べた限りでは見つかりません。
ただし、ネット検閲や規制が強いので、現地で契約するとなると非常に選択肢が少ないので、可能なら中国へ渡る前にVPNの契約を済ませておくことが理想です。
なお、中国では「Twitter」「Google」「Facebook」など、有名なSNSや検索サイトはVPNなしでは利用できないので、中国で快適にインターネットを利用したいならVPNは必須といえます。