この記事では、VPNの利用は合法なのかについての回答や、VPNの利用を禁止・制限している国の一覧のほか、以下の内容について解説していますのでぜひ参考にしてください。
なお、当サイトでは「おすすめの有料VPNサービス」で各サービスの比較点などをまとめているので、あわせてご覧ください。
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VPNの利用は合法なのか?
結論からいえば、VPNが合法かどうかは国によって異なります。
全世界の中で、VPNの利用を禁止・制限している国の方が少なく、日本やアメリカ、イギリスなどは合法です。
なお、VPNの合法性を議論する大前提として、犯罪行為におけるVPNの利用は合法・違法以前の問題なので念頭においてください。
VPNの利用に制限のある国
以下に挙げる国は、VPNの国内での利用に制限、もしくは完全に禁止しています。
- 中国
- ロシア
- インド
- イラン
- イラク
- アラブ首長国連邦
- トルコ
- 北朝鮮
- エジプト
- ベラルーシ
- オマーン
- ウガンダ
- トルクメニスタン
各国がVPNの利用を制限する理由は、ネット検閲や情報統制、国内の通信産業の利益を確保するためなどさまざまです。
この項目では、VPNの利用が違法である国と、制限付きだが合法である国をそれぞれ紹介、解説します。
VPNの利用が違法、もしくは厳しく制限されている国
VPNの利用が違法、もしくは厳しく制限されている国の中から、日本に馴染みがある国を紹介します。
中国
中国は非常に規制が強く、政府に認可されたVPN業者のみ営業が許可されています。
したがって、中国でVPNを利用する予定なら、現地に着いてから契約するのは困難なので、事前に契約しておくよよいでしょう。
なお、中国では各種SNS(Twitter、Facebookなど)へのアクセスが制限されています。
ロシア
ロシア政府は2017年にVPNの利用を法律で禁止することを可決しました。
ロシア政府のブラックリストに掲載されているサイトおよび各種SNSへのアクセスは違法としており、主に国外からの情報の流入を阻止しています。
北朝鮮
北朝鮮はかつて世界で唯一インターネットに接続していない国とまで言われていましたが、現在では積極的にIT事業を推進しています。
北朝鮮においては、観光客がVPNを利用するのは問題ありませんが、地元民が利用することは禁止されています。
VPNの利用を制限付きで合法としている国
VPNの利用を制限付きで合法としている国中から、日本に馴染みがある国を紹介します。
エジプト
西側諸国は、エジプトはオンラインの自由を尊重していないと考えています。
そのため、政府が国家安全保障にとって脅威とみなすWebサイトをブロックすることを許可する法案を可決しました。
つまり、Webサイトのブロックを潜り抜ける手段のひとつとして用いられるVPNは、法律で禁止されていないものの、グレーな存在です。
トルコ
トルコは多くのSNSや動画サービス、アプリ(Twitter、Facebook、YouTubeなど)をブロックしています。
VPNの利用自体は合法ですが、多くのVPNサービスがブロックされている状態です。
また、政治的にセンシティブとされているコンテンツもブロックの対象となっています。
アラブ首長国連邦
アラブ首長国連邦では、VPNの利用は合法です。
ただし、インターネットの利用に対する制限が多く、ポルノ、ビデオ通話、政治的なコンテンツを始め、「道徳的観点」に反するものはすべてブロックの対象です。
VPNが合法の国でも違法行為はNG
日本やアメリカなど、多くの国ではVPNの利用に制限はなく、合法とされています。
ただし、不正行為を行うためにVPNを利用するのは合法・違法の議論以前の問題です。
- 違法なファイルをダウンロード(著作権侵害)
- ハッキング行為
- 素性(IPアドレス)を隠して誹謗中傷
上記の行為は違法行為にあたるので、VPNの利用自体が合法の国であっても当然罪に問われます。
VPNはあくまでツールであり、VPNを利用することで行える犯罪行為とは切り離して考えます。
VPNで地域制限(ジオブロック)を解除することは合法か?
VPNの利用目的のひとつとして、地域制限(ジオブロック)の解除が挙げられます。
地域制限のかかっているコンテンツを利用しようとすると、「このコンテンツはあなたの国ではご利用いただけません」などの表示がされ、利用することができません。
VPNを使い、普段とは違ったIPアドレスを用いることで、地域制限を解除して制限のかかっているコンテンの利用が可能です。
また、同様に普段とは異なるIPアドレスを用いることで、海外のサブスクリプションへアクセスが可能となり、日本のサイトで契約するよりお得な料金で利用することが可能です。
なお、これらの行為はVPNの利用が合法の国においてすべて合法となります。
日本・海外で利用するのにおすすめのVPN
実際にどのVPNサービスが良いのか?どれがおすすめなのか?と疑問に思った方に向けてここでは、「MillenVPN」と「NordVPN」を紹介します。
以下では、詳しい特徴と使い方まで紹介していきます。
有料VPNサービスですが、返金保証を利用すれば実質無料で契約することができるので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
おすすめVPNサービス | 月額料金 | 返金保証 | 特徴 | 評価 |
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1,580円 | 有(30日間) | 国内運営サービスなので安心 | (5.0 / 5.0) | |
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Millen VPNの特徴
サーバー数: 1,300台以上
最安価格 : 2年プラン 月額396円
最大同時接続台数 :5台
返金保証 : 30日間(サブスクプランのみ)
専用アプリ:Windows /MacOS/Linux/Android/iOS
メリット | デメリット |
---|---|
・サービス対応表が公式サイトに掲載されているのでわかりやすい ・VPNサービスの中では1ヶ月プランの利用料金が安い | ・日本の運営なので安心して利用できる・一部接続できない国がある |
Millen VPNはVPNサービスの中では珍しく日本国内で運営しています。
VPNサービスときくと、「海外運営だからお金のやり取りをするのは少し心配」「サポートに英語でやり取りするのが手間」というイメージを湧く方もいるかもしれません。
ですが、Millen VPNであれば日本語に対応かつ日本運営なので安心してやり取りが行なえます。
また、公式サイトにはしっかりと、「どのサーバーに接続できるか」の対応表が掲載されているため、安心して登録できるのも大きなメリットです。
MillenVPNの使い方を確認する(タップorクリックで開きます)
ダウンロードしたMillenVPNのアプリを開くと、ログイン画面が表示されるので、メールアドレスに届いたユーザー名とパスワードを入力しましょう。
ログインすると上記画像のように国名が表示されます。
例として「Australia-Sydney」を選択して、右上の接続を押します。
上記画面の様な表記になれば接続に成功です。
切断したい場合は、「切断」ボタンをおせば簡単に切断することができます。
\日本運営なので安心できる/
NordVPNの特徴
サーバー数: 5,000台以上
月額料金 : 1,920円
最安価格 : 2年プラン 月額540円
最大同時接続台数 :6台
返金保証 : 30日間
専用アプリ:Windows /MacOS/Linux/Android/iOS
Playstation/Xbox
メリット | デメリット |
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・さまざまな動画配信サービスに対応 ・国家レベルの暗号機能で情報漏えい防止 ・操作が簡単で初心者でも扱いやすいアプリ設計 | ・長期契約の割引率が高い・海外運営なのでカスタマーサポートは英語で対応する必要がある |
「NordVPN」はパナマに籍を置くTefincomが運営するVPNサービスです。
NordVPNはAmazonプライムビデオはもちろん、HuluやNetflixなどの動画配信サイトでも問題なく使用することができるため、動画視聴メインでVPNを利用したい方におすすめです。
アプリも日本語に対応しており、ワンボタンでクリックするだけで簡単に接続することができるため初心者にもおすすめのVPNアプリです。
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VPNについてよくある質問
VPN全般に関するよくある質問をまとめました。
- VPNの利用は違法ですか?
-
VPNが違法かどうかは国によって異なります。
法律で完全に禁止している国もあれば、基本的に合法ですが利用に制限をかけている国があります。
- VPNを使うと何ができますか?
-
VPNは主に以下の目的に使用されます。
- 通信を暗号化し、プライバシーを保ちながらインターネットを利用
- 本来のIPアドレスを隠すことにより、海外のサービスにアクセス
- 通信に規制のある国でインターネットを利用
- VPNは危険性はありませんか?
-
基本的にVPNに危険性はないと考えてもらって大丈夫ですが、無料でサービスを提供しているVPNはおすすめしません。
理由として、無料VPNは有料VPNと違い、ログを保存していたり、セキュリティ対策が甘かったりするなど、品質面で劣るためです。
- VPNは無料で利用できますか?
-
無料でサービスを提供しているVPNは多いですが、有料VPNと比較するとセキュリティの面で劣るのでおすすめしません。
ただし、有料VPNサービスであっても、30日間返金保証を設けていたり、7日間無料などお得な施策を行っているので、初めての方でも気軽に試すことができます。
- VPNはスマホでも使えますか?
-
はい、利用可能です。
ほとんどすべてのVPNサービスはAndroidやiPhoneなどのモバイル端末用のアプリを提供しています。
VPNの利用は合法なのかについてまとめ
VPNの利用は合法なのかについてまとめます。
- VPNが合法かどうかは国によって異なる
- VPNの利用が違法な国であっても、観光客が利用する分には大きな問題はない
- 日本やアメリカのようなVPNの利用が合法な国であっても、利用目的が違法ならば当然処罰される
VPNの利用が合法か違法かどうかは、国によって異なります。
中国やロシアなどはネット検閲も強く、VPNの利用を原則禁止していますが、観光客が利用する分には大きな問題にはなりません。
少なくとも、筆者が調べた限りでは、中国やロシアでVPNを使ったことにより問題に発展したケースは見つけられませんでした。
ただし、日本やアメリカなどVPNの利用が合法な国であっても、不正アクセスの際に身元(IPアドレス)を偽る目的で利用するなど、不正行為を行った場合は当然ながら罰則の対象になります。
なお、当サイトではおすすめのVPNサービスを「おすすめの有料VPNサービス5選」記事にて紹介していますので、あわせてご覧ください。