今回は「RTX 3060 Laptop」について、PCゲーマーの目線でレビューしていきます。
「RTX 3060 Laptop」の性能やベンチマークスコア、ゲーム別のフレームレートに加え、おすすめの「RTX 3060 Laptop」搭載ゲーミングPCも紹介するので参考にしてください。
「RTX 3060 Laptop」性能・ベンチマーク比較
GPU | 3DMARKスコア |
---|---|
RTX 3090 | 19930 |
RTX 3080 Ti | 19573 |
RTX 3080 | 17704 |
RTX 3070 Ti | 14825 |
RTX 3070 | 13748 |
RTX 3080 Laptop | 13180 |
RTX 3060 Ti | 11856 |
RTX 3070 Laptop | 10465 |
RTX 2080 Laptop | 10120 |
RTX 3060 | 8833 |
RTX 3060 Laptop | 8120 |
RTX 2080 Max-Q | 7912 |
RTX 3050 | 6865 |
GTX 1660 SUPER | 6103 |
RTX 2060 Laptop | 5830 |
RTX 3050 Laptop | 4912 |
GTX 1650 | 3620 |
「RTX 3060 Laptop」はレイトレーシングとDLSS対応のノートPC向けミドルレンジGPUです。
前世代の「RTX 2060(notebook)」よりも約30%ほどスペックアップしているので、フルHDであれば遊ぶゲームに困ることは殆ど無いでしょう。
『Apex Legends』や『VALORANT』といったFPSを設定次第では144fps以上を出せるので、144hzモニター搭載のゲーミングノートPCを存分に活かしながらゲームをプレイできます。
4KでプレイするにはノートPCとは別に、対応のモニターを用意する必要があり、最高の環境で4Kを楽しむにはパワー不足なのでそこまでコストをかけるにはもうワンランク上のGPUが理想です。
そのため、フルHDでの運用がメインとなりますが、「RTX 3060 Laptop」搭載ノートPCはコスパがよく、PCゲームを不自由なくプレイしたい方にとってとても人気が高いモデルです。
「RTX 3060 Laptop」と「RTX 3060」の違いは?
「RTX 3060Laptop」と「RTX 3060」はそもそも何が違うのか?と疑問を抱いているユーザーに向けて性能の違いを解説します。
型番 | RTX 3060 | RTX 3060 Laptop |
---|---|---|
GPU | GA106 | GA106 |
メモリ | 12GB | 6GB |
トランジスタ数 | 132.5億 | 132.5億 |
クロック周波数 | 1320 MHz-1777 MHz | 1283MHz-1703MHz |
TDP | 170W | 60W-115W |
3Dmarkスコア | 8120 | 8833 |
上記の表を見比べると、トランジスタ・GPUは同じスペックですがメモリ・クロック数・消費電力に差が出ています。
ビデオメモリに関しては6GBあればそこまで困ることはありませんが、消費電力とクロック周波数の差は性能に直接関わる部分であり、3Dmarkスコアにも約10%ほどの差が生じています。
この結果から言えることは「RTX 3060 LaptopはノートPC向けに発熱や消費電力を抑えたRTX 3060」ということです。
「RTX 3060」というモデルの性能を極力落とすことなく、ノートPCに搭載しても支障がないように上手く調整されているので、結果的にコスパがよく扱いやすいGPUに仕上がっています。
「RTX 3060 Laptop」レビュー・評価
「RTX 3060 Laptop」はデスクトップ版GPU「RTX 3060」と並び、搭載モデルが20万円前後と求めやすい価格かつ、フルHDで快適にPCゲームができるGPUとして人気が高いモデルです。
4Kでプレイするには「RTX 3070」や「RTX 3080」などの上位モデルが必要ですが、レイトレーシング+DLSSが利用することができ、ほとんどのゲームタイトルをフルHD高画質で平均100fps以上出せるGPUです。
4K環境などの高負荷かつメモリを食う用途は「RTX 3060 Laptop」には向かないため、6GBのVRAMはフルHDでPCゲームをする分には最適な容量と言えます。
また「RTX 3060 Laptop」は上位モデルのノート向けGPUに比べて消費電力と発熱量が抑えられるため、ゲーミングノートPCにつきまとうファンの音や排熱問題がいくらか緩和されます。
「RTX 3060 Laptop」は、ゲーミングノートPCの中でもまだまだミドルスペックの王道と言えるモデルなので、数年先もフルHDの環境で活躍できるコスパに優れたGPUです。
「RTX 3060 Laptop」搭載ゲーミングノートPC
ここでは「RTX 3060 Laptop」を搭載したゲーミングノートPCを紹介します。
主に搭載モニターのリフレッシュレートが変わっているので、自身が求めるfpsで選んでみてください。
BTOショップは様々ありますが、当サイトでは「ドスパラ」と「マウスコンピューター」を中心におすすめモデルを紹介しています。
ドスパラはとにかく納期が早いのが特徴で、マウスコンピューターは高品質な部分が特徴となっています。
ドスパラは最大60回までの分割払い、マウスコンピューターは最大36回までの手数料を無料で行えるので、一括でなくても長期的な支払いを行うことでPCを購入することが可能です。
「RTX 3060 Laptop」+144Hzモニター搭載の最安ゲーミングノートPC
グラフィック : RTX 3060
メモリ : 16GB
ストレージ : 512GB NVMe SSD
モニター : 165Hz 15.6インチ
重量 : 2.15kg
バッテリー : 7.1 時間
ベンチマークスコア | 7881 |
8コア16スレッドのAMD製CPUと「RTX 3060 Laptop」を組み合わせた、ゲーミングノートPCです。
搭載モニターは144Hz対応なので、『原神』を始めとしたPC対応のグラフィックにこだわったスマホゲームを、120fpsで楽しめるスペックがあります。
もちろん他のあらゆるPCゲームでも要求スペックに困ることはないので、安定したゲーミングノートPCをコスパ良く購入したい方におすすめのモデルです。
「RTX 3060 Laptop」+165Hz対応ゲーミングノートPC
グラフィック : RTX 3060
メモリ : 16GB
ストレージ : 512GB NVMe SSD
モニター : 165Hz 15.6インチ
重量 : 2.15kg
バッテリー : 7.1 時間
ベンチマークスコア | 7814 |
intel製の第12世代CPUと「RTX 3060 Laptop」を組み合わせた、ゲーミングノートPCです。
「ガレリア XL7R-R36」とは3Dグラフィック処理という点では変わりませんが、CPUが14コア20スレッドのハイブリッドコアシステムを採用しているため、マルチタスクの処理速度が大きく変わります。
そのため、複数のアプリの処理をする際によりスムーズな作業が可能で、ゲーミング用途はもちろん動画編集やクリエイティブな作業に活躍します。
搭載モニターは165Hzなので、『VALORANT』などの軽めのゲームであれば165fps張り付きでプレイ可能です。
「RTX 3060 Laptop」+240Hz対応ゲーミングノート
グラフィック : RTX 3060
メモリ : 16GB
ストレージ : 500GB NVMe SSD
モニター : 240Hz 15.6インチ
重量 : 2.0kg
バッテリー : 9.6 時間
ベンチマークスコア | 7896 |
8コア16スレッドの第11世代intel製CPUと「RTX 3060 Laptop」を組み合わせた、ゲーミングノートPCです。
基本的な構成はこれまで紹介したモデルと変わりませんが、搭載モニターが240Hz対応なところが大きく変わる所です。
これにより『VALORANT』などの軽めのFPSを、240fpsの環境でガチりたいというゲーマーにおすすめの環境を提供できます。
わずかな遅延も許さないためにも高Hzのモニターで戦いたい方は、このモデルを選びましょう。
こちらの記事にて、当サイトが厳選したおすすめゲーミングPCを紹介しています。ぜひチェックしてください。