マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune」から発売されている、『G-Tune P5』をレビューしていきます。
この記事では、
上記の項目を解説しながらレビューしていくので、『G-Tune P5』を購入しようか迷っている方はぜひ参考にしてください。
G-Tune P5のスペック
ゲーム | 初級 | 中級 | 上級 | 最高級 |
Apex Legends | 60fps | 144fps | 240fps | WQHD 144fps |
フォートナイト | 60fps | 144fps | 240fps | WQHD 144fps |
マインクラフト | 60fps | 144fps | 影MOD | 4K 60fps |
FF14 | 60fps | 144fps | WQHD 144fps | 4K 60fps |
製品名 | G-Tune P5 |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i7-10750H プロセッサー |
GPU | GeForce® GTX 1650 / インテル® UHD グラフィックス |
メモリ | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 512GB (NVMe) |
HDD | なし |
パネル | 15.6型 フルHDノングレア( LEDバックライト) |
無線 | インテル® Wi-Fi 6 AX201 (最大2.4Gbps/ IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n) + Bluetooth 5モジュール内蔵 |
Webカメラ | 100万画素 |
動作時間 | 約 9.0時間(標準バッテリー使用時最大) |
本体重量 | 約 2.03kg |
保証期間 | 1年間無償保証・24時間×365日電話サポート |
GPU
『G-Tune P5』のGPUにはNvidia製の「GeForce GTX 1650」が搭載されています。
「GTX 1650」はGeForce16シリーズのエントリークラスのGPUです。
『Apex Legends』や『Fortnite』といったバトロワゲームの60fpsでプレイすることは可能ですが、大人数が入り乱れ激しいエフェクトが飛び交う戦場では、カクツキが起こることが予想されます。
一方で、一般的なRPGなど比較的要求スペックが高くないゲームなら問題なく快適にプレイすることが可能です。
GPUについては詳しく知りたい方は「GPUとは何か」で詳しく解説しています。
CPU
『G-Tune P5』のCPUは「Intel Core i7-10750H」が搭載されています。
モバイルPC向けの第10世代のCPUで、デスクトップ向けのCPUより発熱量が少なく、消費電力も低いので、重たい動作を行った際の熱暴走が起こりにくいです。
CPUについて詳しく知りたい方は「CPUとは何か」について詳しく解説しています。
ストレージ
『G-Tune P5』のストレージは512GB (NVMe)SSDが搭載されています。
NVMe SSDは中でも高性能なSSDで、PCの起動やゲームのローディング時間がかなり高速になります。
様々なゲームタイトルをSSDに入れたい方は、SSDの容量をカスタマイズで増やすのがおすすめです。
SSDとHDDの具体的な違いについては「SSDとHDDの違いを解説」のページで解説しています。
電源(バッテリー)
『G-Tune P5』の電源は「リチウムポリマーバッテリー」が採用されています。
バッテリー使用時の連続駆動時間は最大で約9時間と、長時間稼働します。
リチウムイオンバッテリーと比較して、リチウムポリマーバッテリーは下記の利点があります。
- トラブルが起きた時に、比較的反応がゆるやかに進行する性質がある
- 仮にショートしても、ガスが発生するだけで済む事が多い
- 燃えにくい
- 有害物質がリチウムイオン電池より少ない
- 小型
G-Tune P5のベンチマーク性能
ここでは『G-Tune P5』のGPUやCPUの性能や、実際にゲームで稼働できるフレームレートをグラフやテーブルで比較していきます。
GPUやCPUは記載されているスコアが高ければ高いほど高性能です。
G-Tune P5のGPU性能
GPU | 3DMARKスコア | TGP(総消費電力) | 希望小売価格 |
---|---|---|---|
RTX 3090 | 19930 | 350W | 1499ドル |
RTX 3080 Ti | 19573 | 350W | 1199ドル |
RTX 3080 | 17704 | 320W | 699ドル |
RTX 3070 Ti | 14825 | 290W | 599ドル |
RTX 3070 | 13748 | 220W | 499ドル |
RTX 3060 Ti | 11856 | 200W | 399ドル |
RTX 3060 | 8833 | 170W | 329ドル |
GTX 1660 Ti | 6821 | 120W | 279ドル |
GTX 1660 SUPER | 6103 | 125W | 229ドル |
GTX 1660 | 5771 | 120W | 219ドル |
GTX1650 | 3620 | 75W | 149ドル |
GTX 1050 Ti | 2356 | 75W | 139ドル |
G-Tune P5のCPU性能
CPU | PASSMARKスコア | TDP(熱設計電力) |
---|---|---|
AMD Ryzen 9 3900XT | 32924 | 105W |
AMD Ryzen 7 5800X | 28494 | 105W |
Intel Core i9-11900K | 25579 | 125W |
Intel Core i7-11700K | 25088 | 125W |
Intel Core i9-10900K | 23932 | 125W |
AMD Ryzen 7 3700X | 22788 | 65W |
Intel Core i7-10700K | 19464 | 125W |
Intel Core i9-9900K | 18834 | 65W |
Intel Core i5-11500 | 17909 | 65W |
Intel Core i7-9700K | 14550 | 95W |
AMD Ryzen 5 2600X | 14079 | 95W |
Intel Core i7-10750H | 12524 | 45W |
Intel Core i5-9600K | 10819 | 95W |
G-Tune P5のゲーム性能
by:GPUCheck
このベンチマークは戦闘しない時間も含めた平均フレームレートです。人が密集しているところや、エフェクトが激しい場面ではもちろん重くなり、この平均fpsは維持できません。
また、それぞれゲーム別で計測時期も方法も異なり、検証は完全な同一環境で行われているわけではないので、あくまで目安としてください。
ゲーム | 初級 | 中級 | 上級 | 最高級 |
Apex Legends | 60fps | 144fps | 240fps | WQHD 144fps |
フォートナイト | 60fps | 144fps | 240fps | WQHD 144fps |
マインクラフト | 60fps | 144fps | 影MOD | 4K 60fps |
FF14 | 60fps | 144fps | WQHD 144fps | 4K 60fps |
G-Tune P5の性能レビュー
「G-Tune P5」に搭載されているGPUはエントリークラスの「GTX 1650」です。
『Apex Legends』や『Fortnite』のようなバトルロイヤルゲームを最高設定で安定したfpsで遊ぶことは難しく、一段階下げた設定でようやく60fps以上出せるようになります。
しかし、画質にこだわりがなければゲームプレイにはまったく支障はないレベルですので、よほどのガチ勢でなければ高設定のプレイで問題ないでしょう。
ゲーム用途以外では、簡単な動画編集や画像編集はこなせるスペックを備えています。
G-Tune P5の特徴
『G-Tune P5』の特徴を解説していきます。
軽量化、薄型化を実現
本製品は、リチウムポリマーバッテリーを採用することで、従来製品と比較して同一の画面サイズを保ちつつ、
本体サイズは一回り小型化、重量は約11.7%の軽量化を実現しています。
持ち運びが多いモバイル機として、軽量化は非常に嬉しい点です。
第10世代インテル® Core™ プロセッサーを搭載
ノートパソコンながら、高性能CPUである「第10世代インテル® Core™ i7-10750H プロセッサー」を搭載。
従来品と比較してシングルスレッド性能が約7.8%向上しており、高いフレームレートを維持する必要のあるゲームプレイにおいて、安定した動作を可能にしています。
また、マルチスレッド性能が約23.7%向上しており、ゲーム実況や動画・画像編集などの用途において抜群のパフォーマンスを見せます。
GTX 1650 グラフィックスを搭載
エントリークラスながら、ゲーミングノートPCの名前にふさわしく「GTX 1650」を搭載。
従来品より約6.2%、3Dグラフィックス性能が向上しています。
LEDバックライトで視認性アップ
暗い場所でのキーボードの視認性を高める「LEDバックライト」を搭載。
機能性だけでなく、デザイン性の向上にも一役買っており、専用ソフトによりRGBのイルミネーション設定が可能です。
G-Tune P5と他製品との比較
製品名 | G-Tune P5 | G-Tune P5 (32GB) | G-Tune P5-H |
OS | Windows 10 Home 64ビット (DSP) | Windows 10 Home 64ビット (DSP) | Windows 10 Home 64ビット (DSP) |
CPU | インテル® Core™ i7-10750H プロセッサー | インテル® Core™ i7-10750H プロセッサー | インテル® Core™ i7-10750H プロセッサー |
グラフィックス | GeForce® GTX 1650 / インテル® UHD グラフィックス | GeForce® GTX 1650 / インテル® UHD グラフィックス | GeForce® GTX 1650 Ti / インテル® UHD グラフィックス |
メモリ | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 512GB (NVMe) | 512GB (NVMe) | 512GB (NVMe) |
ハードディスク | なし | なし | なし |
動作時間 | 約9.0時間(標準バッテリー使用時最大) | 約9.0時間(標準バッテリー使用時最大) | 約10.5時間(標準バッテリー使用時最大) |
重量 | 約 2.03kg | 約2.11kg | 2.01kg |
価格 | 134,800円(税込) | 170,280円(税込) | 153,780円(税込) |
商品ページ | G-Tune P5 | G-Tune P5(32GB) | G-Tune P5 H |
PC本体の価格は、パーツの価格帯や在庫数によって大きく変動します。
『G-Tune P5』を他のG-Tuneモデルと比較してみました。
まず「G-Tune P5 (32GB)」と比較するとメモリ以外の構成はすべて同じになっています。
メモリの容量が大きいとOSやゲームの起動速度が速くなったり、動画編集や画像編集が軽快に行えます。
次に「G-Tune P5-H」ですが、このモデルはグラフィックボードがワンランク上の「GTX 1650 Ti」を採用しています。
「GTX 1650」と「GTX 1650 Ti」の性能差はおよそ10%程度ですが、少しでも快適にゲームをプレイしたい方の選択肢になるでしょう。
自分が遊ぶゲームや用途に合わせて、価格やスペックを選択するのがおすすめです。
G-Tuneの評判・特徴
G-Tuneの評価
コスパ | 他ショップと比べても最上位のコスパ |
サポート | 24時間×365日電話サポート |
品質 | 「国内工場」かつ「手作り」での生産 |
出荷日 | 注文から翌営業日~一週間のモデルが多い |
保証 | 1年間の無償保証期間 |
送料/手数料 | 3,300円 |
「G-Tune」は他のゲーミングPCブランドと比べて性能が高め、かつ丁寧な品質で有名です。
ゲーミングPCはすべて国内工場の日本製なので、耐久性は折り紙付きです。
「G-Tune」のゲーミングPCは、他社ショップと比べて値段を下げるか、ストレージを増やすなどして必ずお得なモデルになるよう調整されています。
数あるBTOショップの中でもカスタマイズ性は非常に高く、メモリや電源はもちろん、PCケースまで自由に変更可能です。
購入後のサポートにも熱心で、24時間365日、電話によるアフターサポートを受け付けています。
初心者からすれば手厚いサポートに安心して買えるゲーミングPCの一つです。
「G-Tune」の他のゲーミングPCについて知りたい方は以下の記事からおすすめのゲーミングPCを参考にしてください。
G-Tune P5のレビューまとめ
『G-Tune P5』はこういう人におすすめです。
- とにかく手軽にFPSゲームを始めたい
- 外出先でもゲームを楽しみたい
- 動画・画像編集をやってみたい
『G-Tune P5』はPCゲーム初心者向けのゲーミングノートPCです。
とにかくパソコンでゲームを始めたいという方は『G-Tune P5』であれば、最新ゲームを最高画質で遊ぶとまではいかないにせよ、少し設定を下げて遊ぶ分には問題ありません。
また、ビジネスや動画・画像編集などゲーム用途以外に利用する予定がある人にとって、本モデルのコストパフォーマンスはさらに優れています。
総じて、『G-Tune P5』は幅広い層におすすめできるゲーミングノートPCであるといえます。
こちらの記事にて、当サイトが厳選したおすすめゲーミングPCを紹介しています。ぜひチェックしてください。