PCパーツを交換をすることで、PCの寿命を伸ばしたり、性能をアップさせることが可能です。
この記事では、
以上の項目を重点に、パーツ交換に不安を抱えている方へ解説をしていきます。
買い換えるよりも新しいPCを買ったほうがいい場合もあります。当記事ではおすすめゲーミングPCも紹介しているのでぜひご覧ください!
ゲーミングPCのパーツ交換の難易度
ゲーミングPCを構成するパーツを性能アップ目的や、古くなったために交換する際の難易度をパーツごとに紹介していきます。
基本的にPCパーツはすべて「マザーボード」と呼ばれる基盤に接続して使うものです。
よってパーツをマザーボードのどこに接続するのか慣れていない方は、仕様書を確認しながら接続する必要があります。
難易度 低:初心者でもすぐできるわかりやすいパーツ
ケーブル類の接続や、交換するパーツ以外のものを取り外ししたりしないものは、初心者でも交換がしやすいです。
指定されたところにカチッと差し込むだけで、接続することができるレベルのものはここに分類されます。
メモリ
マザーボード上にあるメモリは、両サイドにあるクリップを引き下げるとメモリが持ち上がり簡単に取り外せます。
メモリを装着する際は、クリップがカチッとなるまで押し込むだけで完了するので比較的簡単な部類です。
M.2 SSD
M.2 SSDは、専用の接続端子へ差し込んで固定するためにネジを一本止めるだけで接続できます。
マザーボード上の見やすく手が届きやすい箇所にあるので、作業がしやすいです。
ケースファン
PCケースの網目状になっている所へ、ネジを使って固定し、マザーボード上にある「ケースファン」用の接続端子へケーブルをつなぐだけで搭載できます。
交換する際は、もともとついているケースファンを見ながら接続すれば良いので、簡単に交換できるパーツです。
難易度:中 複数のケーブル類との接続が絡むパーツ
ケーブル類を接続しなければならないパーツや、ドライブベイからパーツを取り出す必要があるパーツは、ケーブル類を綺麗にまとめないと作業がしづらいため少し慣れが必要です。
ドライブベイとは
ブルーレイ・DVDディスクドライブやHDDなどの、内蔵型の周辺機器を取り付けるためにPCケース前面部にある専用の空間のこと。
グラフィックボード
PCI-Eという接続端子にグラフィックボードを、カチッと言うまで押し込めば簡単に取り付けられます。
外すときは端にあるクリップを引き下げれば、端子からグラボが持ち上がるのでそのまま外せます。
しかし、PCケースとのネジ止めや、グラボのモデルによっては補助電源をグラボに繋がなければならない作業があるため、若干の知識や下調べが必要です。
HDD
ドライブベイから引き出して電源ケーブルと通信ケーブルを抜き、またドライブベイに戻すだけで交換ができます。
しかし電源ケーブルと通信ケーブルに向きがあったり、慣れてない人は目印をつけないとどれがどのケーブルかわからなくなったりします。
また、ケーブルを適当に取り回して接続すると他のパーツと物理的に当たって不具合が起こる可能性も出てくるので、初心者向けではありません。
難易度:高 自作PCを経験した知識がある人向け
ケーブル類の接続が多かったり、かなり繊細な部分を触る必要があったり、PCそのものを1から組み替える必要があるレベルのものまであります。
少しでも不安があるのであれば、お店に頼むのが良いでしょう。
電源
電源は、マザーボードや記憶デバイスやグラフィックボードなどに接続するため、ケーブルが非常に多いパーツです。
搭載するPCのレイアウトに合わせたケーブルの長さを選定しなければ、長さが足りず接続できないこともあります。
交換するためには、PCケースを分解してそれぞれのパーツから抜き、新しくケーブルを接続するためにコネクターの形状を知らなければならないため、知識が必要です。
マザーボード
マザーボードはPCを構築する上でのいちばん大事な基盤です。
マザーボードを交換するとなると、それに接続するPCパーツすべての規格が変わることになり、1からPCを組み立てるのとほぼ変わらない作業を必要とします。
そのため、自作PCの知識がある人向けの作業になるので、マザーボードを交換するくらいなら新しくPCを買ったほうが良いことがほとんどです。
CPU
CPUはPCの頭脳とも言える一番繊細なパーツです。
静電気やホコリが少しでも接触すると壊れてしまうので、きれいな環境でゴム手袋や放電処理をしないといけません。
CPU自体の値段も高いので、気軽に交換できるパーツとは言えません。
また、マザーボードの規格に対応したCPUじゃないと機能しないため、PCパーツの知識が必要となってきます。
CPUクーラー
CPUと密着しているパーツのため、CPU自体ほど気を使う必要はありませんが、それでもネジ止めやグリスを塗る作業などがあるため、ある程度知識と慣れが必要です。
よく初心者の方が勘違いしてマザーボードのCPUソケットにグリスを塗ってしまい、CPUとマザーボードがショートして壊れてしまったという事例をみかけます。
そのため、全く知識がない方は触らないほうが良いPCパーツです。
PCのパーツ交換が苦手な初心者にはアップグレードサービスがおすすめ
どうしてもパーツ交換に不安を感じてできないという初心者の方は、ドスパラのアップグレードサービスを利用することをおすすめします。
サービス内容 | 価格 |
---|---|
SSD/HDD取り付け(フォーマットあり) | 5,200円(税込) |
光学ドライブ取り付け | 2,500円(税込) |
CPU交換+動作チェック | 5,000円(税込) |
メモリ増設交換(相性テストあり) | 4,000円(税込) |
グラフィックカード取り付け/交換+負荷チェック | 4,500円(税込) |
電源ユニット交換+動作チェック | 6,500円(税込) |
マザーボード交換 | 11,000円(税込) |
データ移行(写真/文章/動画) | 8,500円(税込) |
データ移行(丸ごとバックアップ) | 13,800円(税込) |
ドスパラのアップグレードサービスとは
今自分が使用しているPCにスペック不足を感じるが、PCを買い替えずともパーツを交換するだけでまだ使用できる場合に、自分でパーツ交換をするのが不安だという方に向けたサービスです。
パーツ交換を頼んでまだまだ今のPCが使えるようであれば、新しくPCを買い換えるより安くつくため、PC自体の寿命を高めることになります。
ネット上で申し込み郵送でサービスを受ける「WEB引取アップグレード」と、店頭にPCを持ち込んでサービスを受ける「持ち込みアップグレード」の2種類があります。
WEB引取アップグレード
- 近くにドスパラ店舗がなくても利用可能。
- 「梱包おまかせプラン」を利用すれば、専用ボックスで安全に輸送。
- 日中忙しくてもコンビニから送る事ができる。
ネット上で申し込んだあとに、指定された運送業者がPCを自宅に回収しにきてくれます。また、コンビニからも郵送することが可能です。
店頭にPCが到着次第、申込内容の確認と診断結果の連絡が来るので、間違いなければそのまま作業開始され、約1週間以内に郵送でまた返送されます。この際にも、コンビニ受取りが可能です。
持ち込みアップグレード
- パソコン専門店のスタッフが、直接相談に乗ってくれる。
- 予約不要で、すぐに診断をしてくれる。
- 送料分のコストを抑える事ができる。
店頭にPCを持ち込んで申し込みをしたあと、ワンコイン診断(税込500円)をします。
その後、本格的な修理や交換が必要な場合は、見積もりが提示されるので、そこでサービスを受けるか相談します。
修理や交換に期間を要する場合は、後日直接引き取りに来るか、郵送してもらうかを選ぶことが出来ます。
買い換える際におすすめのゲーミングPC
PCを長年使っていて、複数のパーツを交換するならば、新しくPCを買い替えたほうが良いケースが多いです。
たとえ一部のパーツを交換しても、その他のパーツも寿命やスペック不足などで交換する事になり、最終的にパーツをまるごと交換するので、新しくPCを買うのとさほど変わらないためです。
買い換える際にはパーツが丈夫で高性能なものが揃っているゲーミングPCがおすすめです。
今回はドスパラから発売されているガレリアシリーズから、3つ紹介します。
【人気モデル】RM7C-R36
グラフィック : RTX 3060
メモリ : 16GB SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD
ゲーミングPCの中でも定番な性能を持ったモデルです。
このレベルのスペックであれば『Apex Legends』や『フォートナイト』などの大人気ゲームでも144fps以上で動かせることができます。
性能と値段のバランスが取れていることが人気の理由で、性能が高めのゲーミングPCデビューをしたい方におすすめです。
【ミドルハイスペック】XA7C-R37
グラフィック : RTX 3070
メモリ : 16GB SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD
「RM7C-R36」よりもワンランク上のグラフィックボードを搭載したモデルです。
人気ゲームを最高設定でプレイしても、快適にプレイできる性能を持っているので、余力があるということはこの先も長い間使い続けることが可能ということです。
中の上くらいの性能で高耐久なゲーミングPCを求めている方におすすめできます。
【ハイクラスモデル】ZA7C-R38
ハイクラスモデルと言っていいパーツ構成のゲーミングPCです。
このクラスであれば遊べないゲームがないだけでなく、画質やfpsも欲張った設定にしてきれいな映像をヌルヌルとした環境で体験できます。
もちろん、これだけ高性能であれば長いことパーツ交換の必要もありません。
高性能なゲーミングPCには、高性能なゲーミングモニターもセットにして初めて真価を発揮することができるので、同時にモニターの購入も検討しましょう。
PCのパーツ交換に関するよくある質問
- 初心者で自作PCを作ろうと思っているのですが大丈夫ですか?
-
おすすめしません。
PCパーツや組み立てに知識があるのであれば自作PCはおすすめですが、初心者は組み立てに時間がかかり、故障した場合にも保証はありません。
詳しくは「BTO vs 自作PCどっちがおすすめ?」にて解説しています。
- 自分のパソコンがアップグレードできるか分かりません。
-
現在使用しているマザーボードによって、搭載できるパーツが変わってくるので、一度お店に見てもらうのが一番手っ取り早いです。
あまりにもマザーボードが古いと、対応するパーツがもう取り扱っていないなどの理由でアップグレードできない可能性があります。
- データは消えませんか?
-
ユーザーの許可なしにデータを消去することはありません。
データが消失する恐れがある作業を伴う場合は、バックアップサービスを同時に利用することになります。
- 交換や修理を頼む時、一緒にクリーニングもしてもらったほうがいいのでしょうか?
-
ホコリはPCの天敵です。
普段掃除を行っていなくてPCがホコリまみれの方は、クリーニングも一緒に頼んだほうが絶対に良いです。
- 既に購入したパーツを持ち込んで交換してもらえますか?
-
可能です。
ドスパラアップグレードサービスは、持ち込みパーツの交換も対応しています。
- Macのパソコンも修理できる?
-
Macのパソコンはドスパラでは対応していません。
Appleサービスで対応しているので、そちらに対応してもらいましょう。
- 引取修理を依頼する場合、パソコン以外に送る必要のあるものはありますか?
-
電源ケーブルもしくはACアダプタと、あればリカバリディスク(CD/DVD)を送ることになります。
デスクトップパソコンの場合は、モニターやマウスやキーボードなどは必要ありません。
- 自分でパーツ交換をする際の注意点はありますか?
-
まず電源をちゃんと切って放電処理をしているかの確認と、必ずゴム手袋を着用しましょう。
最低限これを行わないと、PC全体が故障する要因になるので必ずやりましょう。
PCのパーツ交換まとめ
- パーツ交換に自信がなければお店に頼むのが一番良い
- 自分で作業をする際は、きちんと準備や対策を行う
- アップグレードサービスは相談や修理も対応してくれる
- 慣れてしまえばプラモデル感覚でパーツの取付はできる
PCパーツの交換は、知識のない初心者や壊してしまうのが怖い、という方はお店に頼むのが一番です。
興味があるのであれば、パーツ交換に手を出してみるのもコスト削減につながるのでチャレンジしてみましょう。
こちらの記事にて、当サイトが厳選したおすすめゲーミングPCを紹介しています。ぜひチェックしてください。