ナーフ・・・武器やキャラクターの下方修正や弱体化を意味する。主にオンラインゲームで使用される用語
「ナーフ」という言葉の意味は?
ナーフとは主に対人戦向けのオンラインゲームで使用される弱体化を指す用語のことです。
ナーフはただのバランス調整による軽微な下方修正ではなく、著しい弱体化に対して使われることが多いです。
弱体化されるのは主に強い武器であったり、強いキャラクター・またはスキルが弱体化されるケースが多いです。
「ナーフ」の語源
一説によれば『ウルティマオンライン』というゲームで、ある武器の弱体化に対してプレイヤーが「ナーフみたいになってしまった…」と、チャットで嘆いたことが始まりとされています。
ここで注目すべきなのはプレイヤーが「ナーフみたいな」という、比喩表現で弱体化を例えたということです。つまり彼が知るナーフという物は別で存在します。
では、ナーフとはなんなのか?これはハズブロ社が販売している遊戯銃「NERF」のことで、日本でも販売されています。
このNERFとはスポンジで出来たダーツ状の弾を発射するもので、遊具として非常に安全性に配慮された、言い換えれば殺傷能力が皆無な銃です。
つまり「(殺傷能力皆無な)NERFみたいな武器だ」という評価コメントがされ、その表現が秀逸であったためにネットスラングとして定着することになりました。
なぜオンラインゲームで「ナーフ」は行われるのか?
なぜオンラインゲームでナーフ行われるのか?その理由はバランス調整の一環です。
あまりにも使用率が高いキャラや武器に対してナーフをかける事で、運営がバランス調整を行って、様々な武器やキャラクターを使用させて多様性を見出そうとしています。
ただ必ずしもバランスが取れているゲーム=面白いとはなりません。
逆に一部の強キャラが台頭して使用率が高まれば、そのキャラに強いキャラぶつけることで勝率が上がります。
そこから更にその強いキャラを…という3すくみ状態が生まれていけば、ゲームとしては駆け引きが生まれてより楽しめるようになります。
オンラインゲームの「ナーフ」による調整の難しさ
中にはナーフが激しすぎて最強から最弱にまで転落してしまう武器やキャラクターなども存在します。
そうなった場合、ユーザーからは不満の声が上がったり、対戦バランスが大きく崩れてしまったりとゲームに大きく影響がでてしまいます。
そのため、バランスを一定のラインで守るために一切ナーフが行われないゲームなども中にはあります。