この記事では、「そもそも2in1PCって何?」という疑問を持つ方や、以下の内容について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
おすすめモデル | CPU | メモリ | GPU | ストレージ | サイズ | 重量 | バッテリー |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Yoga 750i | Core™ i5-1135G7 | 8GB | Iris Xᵉ グラフィックス | 512GB SSD | 14インチ | 約 1.43kg | 約 12.6時間 |
Yoga 6 Gen 8 | Ryzen 5 7530U | 8GB | Radeon グラフィックス | 256GB SSD | 13.3インチ | 約 1.39kg | 約 21.7 時間 |
Yoga 670 | Ryzen 5 5700U | 16GB | Radeon グラフィックス | 512 GB SSD | 13.3インチ | 約 1.39kg | 約20.0時間 |
Yoga 770i | Core i5-1240P | 16GB | Iris Xᵉ グラフィックス | 512 GB SSD | 14インチ | 約 1.42kg | 約 12 時間 |
Yoga 970i | Core i7-1260P | 16GB | インテル UHD グラフィックス | 512 GB SSD | 14インチ | 約 1.4kg | 約 15時間 |
2in1PCの種類
2in1PCとは、簡単にいうとパソコンとタブレットのいいとこ取りのパソコンで、ノートパソコンとしてもタブレットとしても変形できる1台2役をこなす優れものパソコンです。
この項目では2in1PCの代表的な2つの型について解説します。
コンバーチブル型
2in1PCの中ではもっとも人気のある型がコンバーチブル型です。
代表的なモデルがコンバーチブル型なことから「YOGAタイプ」などと呼ばれ、画面が360度回転するタイプのモデルを指します。
コンバーチブル型のメリットは、2in1PCの中でも最もノートパソコンに近いスペックと使用感を持っている点です。
普段はノートパソコンとして使え、いざとなったらタブレットとしても使えるまさに2in1PCなのがコンバーチブル型の特徴です。
デタッチャブル型
デタッチャブル型はセパレート型とも呼ばれ、名前の通り、液晶ディスプレイ部分とキーボード部分が分離するタイプの2in1PCのことです。
コンバーチブル型よりもタブレット寄りの性能および使用感なのが特徴で、液晶ディスプレイを分離しタブレットして使えるメリットを活かせるプレゼンシーンなどで特に重宝するのがデタッチャブル型です。
2in1PCとタブレットの違い
2in1PCとタブレットの違いについて解説します。
2in1PCは非常にノートパソコンに近いスペックをしており、特にコンバーチブル型はほぼノートパソコンと変わらない感覚で使用できます。
また、OSはWindowsが主流なので、様々なアプリケーションが利用でき、一般的な事務作業を快適に行うことが可能となっています。
タブレットは携帯前提なので非常に軽く、どこでも手軽に使えるのが最大のメリットです。
機種が限られますが、通話SIMを使って電話として利用可能なのはタブレットの特権でもあります。
また、1万円前後の格安モデルが多数あり、選択肢が非常に広いのはタブレットの特徴のひとつと言えるでしょう。
2in1PCのメリット・デメリット
上記が2in1PCのメリット・デメリットです。
以下では具体的に2in1PCのメリット・デメリット部分について解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
メリット
ノートパソコンとタブレットのいいとこ取りの2in1PCには多くのメリットがあります。
- 設置場所を取らない
- タブレットよりも高性能
- Windowsとして使用可能
- 静音性が高い
などが挙げられます。
一般的なパソコンより場所を取らない
2in1PCはデスクトップパソコンは当然として、一般的なノートパソコンと比べても省スペースなので、設置場所や作業場所を選びません。
また、ノートパソコンよりさらに薄いことから、携帯性にも優れ、手軽に持ち運ぶことができます。
通常のタブレットより高性能
2in1PCは、一般的なAndoroidタブレットより高性能な場合がほとんどです。
Androidタブレットは多くの場合、パソコンに使われているCPUを搭載しておらず、その点が性能差を分ける決定的な違いになっています。
Andoroidタブレットの中には高性能なものもありますが、コストパフォーマンスはあまりよくありません。
Windowsとして使用可能
2in1PCの大きなメリットとして、多くの場合Windowsが搭載されている点です。
つまり、基本的にはパソコンと変わらない環境で作業が行えます。
持ち運びを前提に作られている2in1PCに取って、Microsoft Officeを利用できる点は非常に大きなメリットと言えます。
静音性に優れる
2in1PCは発熱量が少ないため、騒音の元となる冷却ファンを必要とせず、非常に静かに動作します。
そのため、静かな場所での作業を行う場合でも、騒音によって周りに迷惑をかける心配がありません。
デメリット
非常に使い勝手のよい2in1PCですが、以下のようなデメリットがあります。
- 通常のパソコンと比べると性能が低い
- 周辺機器が限られてしまう
- パーツアップグレードなどの拡張性が低い
メリット・デメリットをしっかりと把握し、2in1PCを有効活用しましょう。
通常のパソコンより性能が低い
メリットの項目で、2in1PCは一般的なAndroidタブレットよりは性能が高いと説明しましたが、デスクトップパソコンは当然として、ノートパソコンより性能が低い場合がほとんどです。
なぜなら、コンパクトなパソコンに用いられているCPUは消費電力を抑えるために性能が抑え気味であったり、グラフィックボードなどの高性能で大型のパーツを搭載できないからです。
つまり、2in1PCは基本的に負荷のかかる3Dゲームや長編動画の編集やエンコードにはあまり向いていません。
周辺機器が限られる
2in1PCは基本的にBluetooth接続により周辺機器を繋ぎます。
そのため、Bluetooth非対応の周辺機器は利用できないため、普段パソコンで使っている周辺機器は流用できず、新たに用意する必要があります。
拡張性が低い
2in1PCは基本的にあとからパーツを追加して性能を向上することができません。
デスクトップパソコンやノートパソコンのように、パーツ単位で故障してしまった場合でも、個人の力では交換して対応するなどができません。
2in1PCのおすすめモデル
筆者が厳選した2in1PCのおすすめモデルをLenovoから紹介します。
おすすめモデル | CPU | メモリ | GPU | ストレージ | サイズ | 重量 | バッテリー |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Yoga 750i | Core™ i5-1135G7 | 8GB | Iris Xᵉ グラフィックス | 512GB SSD | 14インチ | 約 1.43kg | 約 12.6時間 |
Yoga 6 Gen 8 | Ryzen 5 7530U | 8GB | Radeon グラフィックス | 256GB SSD | 13.3インチ | 約 1.39kg | 約 21.7 時間 |
Yoga 670 | Ryzen 5 5700U | 16GB | Radeon グラフィックス | 512 GB SSD | 13.3インチ | 約 1.39kg | 約20.0時間 |
Yoga 770i | Core i5-1240P | 16GB | Iris Xᵉ グラフィックス | 512 GB SSD | 14インチ | 約 1.42kg | 約 12 時間 |
Yoga 970i | Core i7-1260P | 16GB | インテル UHD グラフィックス | 512 GB SSD | 14インチ | 約 1.4kg | 約 15時間 |
Yoga 750i
グラフィック : Iris Xᵉ グラフィックス
メモリ : 8GB
ストレージ : 512GB SSDC
サイズ : 14インチ
重量 : 約 1.43kg
バッテリー駆動時間 : 約 12.6時間
- 手に馴染む丸みを帯びたデザイン
- 鮮やかな14インチフルHDディスプレイ
「Yoga 750i」は基本的な性能はしっかりと抑えた2in1PCです。
エッジのない丸みを帯びたデザインのため、手に馴染み持ち運びやすいのが特徴です。
ガッツリ使い込む場合はメモリ不足を感じるかもしれませんが、ほとんどの用途に対応できるためプライベートからビジネスまで活躍するうでしょう。
Yoga 6 Gen 8
グラフィック : ARM Mali-G72 MP3
メモリ : 8GB
ストレージ : 256GB eMMC
サイズ :13.3型
重量 : 約 1.39kg
バッテリー駆動時間 : 約 21.7 時間
- コンパクトな13.3インチ
- 約1kgの軽量モデル
- 約21時間の長時間駆動バッテリー
「Yoga 6 Gen 8」は、コンパクトな13.3インチサイズの2in1PCです。
14インチより一回り小さい13.3インチで、重量も約1.4kgと軽量なので持ち運びが苦になりません。
コンパクトですが長時間駆動するタフなバッテリーを搭載しているため、使いたい時にすぐ使えるメリットがあります。
Yoga 670
グラフィック : Radeon グラフィックス
メモリ : 16GB
ストレージ : 512 GB SSD
サイズ : 13.3型 フルHD IPS液晶
重量 : 約 1.39kg
バッテリー駆動時間 : 約 20.0時間
- マルチタスクにも向いたAMDプロセッサー
- 美麗なWUXGA IPS液晶
- 約20時間も長時間駆動
「Lenovo Yoga 670」はLenovoの2in1パソコンの中でもコストパフォーマンスが良いモデルで、価格と性能のバランスに優れています。
採用されているディスプレイは視野角や色の再現性に優れたIPS液晶を採用しており、WUXGAの解像度もあいまって13.3インチとコンパクトながら見づらいことはありません。
また、持ち運ぶことが多くなる2in1PCとしては20時間使えるタフなバッテリーが非常に頼りになり、コストパフォーマンスに優れている点も相まって特に学生におすすめの1台です。
Lenovo Yoga 770i
グラフィック : Iris Xᵉ グラフィックス
メモリ : 16GB
ストレージ : 512 GB SSD
サイズ : 14.0型 2.8K OLED液晶
重量 : 約 1.42kg
バッテリー駆動時間 : 約 12時間
- スタイリッシュなアルミニウムユニボディ
- Dolby Atmosに最適化された4つのスピーカーシステムを採用
- 2.8Kによる高解像度
「Yoga 770i」はスタイリッシュなボディが魅力的なコンバーチブル型2in1PCです。
本モデルの最大の特徴はなんといっても、2.8K(2880×1800)による高解像度で、余裕のある作業環境を実現します。
また、2in1PCの中では数少ない512GBのSSDを搭載しているモデルで、保存容量に余裕があります。
本モデルはエンターテイメント性にも優れており、Dolby Atmosスピーカーシステムによる優れた音質は必聴です。
Yoga 970i
グラフィック : インテル UHD グラフィックス
メモリ : 16 GB
ストレージ : 512 GB SSD
サイズ : 14型 WQUXGA OLED液晶
重量 : 約 1.4kg
バッテリー駆動時間 : 約 15時間
- 2in1PCの中ではハイスペック
- シーンにあわせて使い分けられる4つのモード
- 頑丈で高級感あふれるオールメタル筐体
「Yoga 970i」はハイスペックと2in1PCの利便性を高水準で両立させたモデルです。
薄型の2in1PCとはいえ、堅牢性に定評のあるLenovo製品なので、持ち運びが多くなるノートパソコンとしては非常に心強いポイントです。
ボディは高級感あふれるオールメタルで、使う人や場所を選ばず、ビジネスシーンにもマッチします。
タブレットモードやラップトップモードの他にも、動画などのエンタメを楽しむためのテントモード、プレゼンテーションに便利なスタンドモードと4つのスタイルで利用できるため、幅広い用途に向いています。
2in1PCに関するよくある質問
- 2in1PCは壊れやすいって本当?
-
通常のタブレットやノートパソコンに比べると、2in1PCは壊れやすいといえます。
2in1PCを変形させる頻度が高いほど、ヒンジに負荷がかかって壊れやすくなってしまいます。
2in1PCのメリットよりもデメリットが気になる方は、用途にあわせてタブレットやノートパソコンを選ぶと良いでしょう。
- セパレート型のノートパソコンと2in1PCは何が違う?
-
セパレート型ノートパソコンと2in1PCは、どちらもタブレットにもなるPCのことを指します。
販売メーカーによって呼び方が異なる場合がありますが、基本的に同じものだと考えて構いません。
- Dellの2in1PCでおすすめのモデルは?
-
Dellの2in1PCでは、Latitudeシリーズが人気です。
特に「Dell Latitude 5290」は、Core i7 8650Uと高性能なCPUにメモリ16GBを搭載していて人気のモデルとなっています。
Dell¥195,221 (2024/11/18 15:12時点 | Amazon調べ)ポチップ - ノートパソコンと2in1PCではどっちがおすすめ?
-
「2in1PCのメリット・デメリット」の項目を参考に、2in1PCのメリットが魅力的に感じる人は2in1PCを選ぶと良いでしょう。
デメリットの方が気になる方には、ノートパソコンをおすすめします。
ノートパソコンのおすすめモデルについて知りたい方は「薄型・軽量のおすすめノートパソコン」の記事もあわせてお読みください。
- ノートパソコンはタブレットとしても使える?
-
通常のノートパソコンをタブレットのように使うことはできません。
ノートパソコンとタブレットどちらの特徴も兼ね備えているのが、2in1PC最大のメリットです。
「ノートパソコンをタブレットとしても使いたい」という方や、「タブレットとノートパソコンどちらも持ち運ぶのが大変」という方には、2in1PCをおすすめします。
2in1PCのメリット・デメリットまとめ
2in1PCのメリット・デメリットまとめについてまとめます。
おすすめモデル | CPU | メモリ | GPU | ストレージ | サイズ | 重量 | バッテリー |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Yoga 750i | Core™ i5-1135G7 | 8GB | Iris Xᵉ グラフィックス | 512GB SSD | 14インチ | 約 1.43kg | 約 12.6時間 |
Yoga 6 Gen 8 | Ryzen 5 7530U | 8GB | Radeon グラフィックス | 256GB SSD | 13.3インチ | 約 1.39kg | 約 21.7 時間 |
Yoga 670 | Ryzen 5 5700U | 16GB | Radeon グラフィックス | 512 GB SSD | 13.3インチ | 約 1.39kg | 約20.0時間 |
Yoga 770i | Core i5-1240P | 16GB | Iris Xᵉ グラフィックス | 512 GB SSD | 14インチ | 約 1.42kg | 約 12 時間 |
Yoga 970i | Core i7-1260P | 16GB | インテル UHD グラフィックス | 512 GB SSD | 14インチ | 約 1.4kg | 約 15時間 |
- 2in1PCはノートパソコンとタブレットのいいとこ取りのパソコン
- コンバーチブル型とデタッチャブル型の2つの型がある
- コンバーチブル型はノートパソコン寄りで、デタッチャブル型はタブレット寄りの使用感
- 2in1PCは特性上、あまりハイスペックなものがないのでゲームなどは不向き
- 拡張性が皆無なので、後からパーツを追加したり、個人で故障対応するのは難しい
2in1PCはノートパソコンに近い性能と、タブレットの利便性を併せ持つPCです。
2in1PCにはモニターがスライドおよび360度回転するコンバーチブル型と、モニターとキーボードが分離するデタッチャブル型があります。
非常に使い勝手のよい2in1PCですが、スペック面では一般的なパソコンに劣るので、3Dゲームなどの高負荷な作業は不向きです。
また、拡張性が皆無なので、基本的にメモリやストレージの増設は行えず、万が一故障した場合でも、個人で修理することは難しいでしょう。