この記事ではLogicoolから発売されている「G PRO X SUPERLIGHT」の実機レビューを行っていきます。
結論からいうと「G PRO X SUPERLIGHT」はどんな持ち方でもどんな手の大きさでもおすすめできる、超軽量ワイヤレスゲーミングマウスです。
総合評価 | (4.5 / 5.0) |
価格 | (3.0 / 5.0) |
重量 | (5.0 / 5.0) |
センサー | (5.0 / 5.0) |
ソール | (4.0 / 5.0) |
FPSゲーム『Apex Legends』でマスターランク到達経験のある筆者が、1年以上使用している「G PRO X SUPERLIGHT」の特徴や使用感について具体的に解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
G PRO X SUPERLIGHTのスペック
ボタン数 | 5ボタン(左右クリック、サイドボタン×2、ホイールボタン) | |
重量 | 63g | |
種類 | ワイヤレス(無線) | |
サイズ | 125mm×63.5mm×40mm(高さ×幅×奥行き) | |
電池寿命 | 連続動作70時間 | |
センサー | HERO25K | |
DPI | 100~25,600DPI | |
ポーリングレート | 125/250/500/1000 | |
ケーブル | 充電ケーブル(ビニール) |
同梱物 |
---|
G PRO X SUPERLIGHTマウス本体 |
LIGHTSPEEDワイヤレスレシーバー(USB) |
充電/データケーブル |
レシーバー延長アダプター |
グリップテープ(オプション) |
ワイピングクロス(グリップテープ準備用) |
PTFEフィート付きレシーバーカバー(オプション) |
取扱説明書、保証規定、保証規定 |
また、現在「G PRO X SUPERLIGHT」は「黒色」「白色」「マゼンタ(ピンク)」の3色を展開しているので、デザイン製を重視して選ぶのもおすすめです。
G PRO X SUPERLIGHTのレビュー
「G PRO X SUPERLIGHT」の簡潔なレビューは以下の通りです。
- サイズ、フィット感が標準に近いため万人におすすめできるマウス
- ワイヤレスなのに超軽量級なので、マウスを動かすスピード(エイム)が圧倒的に早くなる
- 長時間連続稼働な高耐久バッテリーなので充電の手間がそこまで必要ない
- 筆者は90gのマウスから「G PRO X SUPERLIGHT」に変更してエイムが安定した
約15,000円前後とゲーミングマウスの中では高価格な部類ではありますが、その価格に見合った性能はしっかりと感じられるほどのポテンシャルを持っていると感じました。
以下では、より詳しく「G PRO X SUPERLIGHT」について掘りさげていきます。
G PRO X SUPERLIGHTのメリット・デメリット
「G PRO X SUPERLIGHT」の一番の強みはなんといっても「ワイヤレスなのに軽い」という点です。
ワイヤレスのマウスだと軽いモデルでも70~90gが主流ですが、このモデルは63gと超軽量です。
そのため、マウスをぶんぶん振るようなローセンシ~ミドルセンシのプレイヤーは腕への負担が少なくマウス操作を行うことができます。
また、軽い分より速いフリックや安定したトラッキングを行うことができるので、エイムの上達や安定すること間違いありません。
ですが、ハイセンシプレイヤーですと微調整レベルでマウスを細かく動かすため、逆に軽すぎてマウスをコントロールするのが難しい可能性があるので、注意が必要です。
G PRO X SUPERLIGHTの特徴・外観
「G PRO X SUPERLIGHT」のデザインの特徴は、後方から前方に向かって緩い山なりの形をしています。
中央部分がかなり浅くなっているため、手のひらが圧迫することなく、やんわりと掴めるようなデザインとなっています。
マウスソールは上部に大きなソールが1枚、センサー付近に小さなソールが1枚、下部に半円形のソールが1枚貼られています。
純正ソールはPTFEフィート(ポリテトラフルオロエチレン)となっており、かなり滑りが良く、同じくLogicool製の「G640」「G840」の布製マウスパッドと相性はとても良いです。
G PRO X SUPERLIGHTの重量・サイズ
「G PRO X SUPERLIGHT」の重量はメーカーからは63gと発表していますが、実測値では60~61gと計測されました。
現時点で購入できるワイヤレスゲーミングマウスの中では最軽量に入る部類で、これより軽いマウスとなるとプレミアム価格がついてる「ファイナルマウス Starlight-12」などが挙げられます。
サイズに関してもゲーミングマウスの中でもかなり標準に近いサイズで、「小さすぎる」「大きすぎる」といったこともなく、万人に使用可能なサイズ感となっています。
G PRO X SUPERLIGHTのコーティング・素材
「G PRO X SUPERLIGHT」のコーティングは全体的に艶があり、すべすべしているコーティングとなっています。
サイド部分もメイン部分と同じコーティングで、ゴムグリップなどの施策はないため、長年使っていて指の摩擦でサイド部分がボロボロになってしまうということはありません。
また、付属のグリップテープをマウスに貼ることで滑り止め機能を簡単に搭載することができます。
そのため、「手汗をかきやすくマウスが滑ってしまう」という方にも安心して使える質感です。
G PRO X SUPERLIGHTのおすすめの持ち方
「G PRO X SUPERLIGHT」を、つかみ持ち・つまみ持ち・かぶせ持ちの主流な持ち方で、どの持ち方が一番最適かをチェックしてみました。
つかみ持ち
おすすめ度 | ★★★★★(5.0/5.0) |
つかみ持ちは親指のサイド部分、小指の置くスペースなどがピッタリとフィットするため、非常に相性の良い持ち方です。
また、手のひらにあたる部分のマウスの背もそこまで高くないため、圧迫感が少なく持ちやすい設計となっています。
つまみ持ち
おすすめ度 | ★★★★★(5.0/5.0) |
超軽量マウスの「G PRO X SUPERLIGHT」には、つまみ持ちが一番適していると筆者は感じました。
とにかく軽量なのでマウスの持ち上げがスムーズに行えて、指の置くスペースも余ることはなく、高速で動かしても安定します。
つまみ持ちは「G PRO X SUPERLIGHT」でスピーディかつ正確に動かすことができる持ち方です。
かぶせ持ち
おすすめ度 | ★★★★☆(4.0/5.0) |
指をどっしりとマウスに置くかぶせ持ちとの相性もばっちりで、しっかりと右手にフィットします。
ただし、マウスを上目に持つ方だと、マウス上部の部分が浅くなっているため指がマウスからはみ出る可能性があります。
また、手の大きい方だとかぶせ持ちした場合に小指のスペースが狭く、少し置き場に困るケースがあるかもしれません。
G PRO X SUPERLIGHTのボタン
「G PRO X SUPERLIGHT」の各種ボタンの押し心地、クリック感などを具体的に解説していきます。
実際のクリック感や音が気になる方は以下の動画を参考にしてみてください。
メインボタン
ストロークは標準的な浅さで「深くもなく浅くもなく」となっており、クリック感は「カチカチ」としっかりとクリック感があるボタンとなっています。
やや強めにタップすると「カチッ」という音よりも「タンッ」に近い音がでます。
サイドボタン
持ち方によっても異なりますが、サイドボタンは親指を置くスペースの上にあるため、誤クリックなどをしてしまうことは非常に少ないです。
また、丁度サイドボタンに親指が触れる部分が左と右の中間になるため、どちらのサイドボタンもすぐにクリックすることができます。
サイドボタン自体はかなり浅めの出っ張りになっているため、つねにサイドボタン部分に親指を置いていても気になりません。
クリック感はメインボタンよりも高い音で「カチッ」という音がなるクリック感となっています。
マウスホイール
マウスホイールは白いホイール+黒い滑り止めのゴムラバーが搭載されています。
ホイールの回し心地はわりと軽い方で、スムーズに回転できます。ノッチに関しては標準程度で、しっかりと回転した回数が分かる程度コリコリ感があります。
ホイールクリックも標準的で、押した際に「コト」と比較的静かな音が発生します。
G PRO X SUPERLIGHTとG PRO WIRELESSの比較
「G PRO X SUPERLIGHT」は旧モデルである「G PRO WIRELESS」の後継機です。
では新モデルの「G PRO X SUPERLIGHT」と旧モデルの「G PRO WIRELESS」では何が違うのかを具体的に解説していきます。
とりあえず比較部分をささっと見たい方は以下のテーブルを参考にしてみてください。
G PRO X SUPERLIGHT | G PRO WIRELESSの重量 | |
---|---|---|
重量 | 63g | 80g |
RGBイルミネーション | なし | あり(ロゴのみ) |
サイドボタン | 左側に2個 | 左右2個づつ装着可能、ボタンなしも化 |
ソール | 広範囲(滑りやすい) | 局所的(滑りにくい~普通) |
重量の違い
一番大きく違う点は間違いなく重量で、その差17gの違いがあります。
G PRO X SUPERLIGHTの重量 | G PRO WIRELESSの重量 |
---|---|
63g | 80g |
この17~19gの差は、明らかに持った瞬間に違い分かるレベルで「軽い!」と判断できるので、実際にFPSなどでの使用感も大きく変わります。
RGBの有無
新モデルでは軽量化にこだわっているため、旧モデルに存在しているロゴが光るRGB機能がありません。
「RGB機能はそこまで重視していない」という方にはまったく問題ありませんが、「せっかくゲーミングマウスを買ったんだからかっこよく光って欲しい」と感じている方は旧モデルを購入することをおすすめします。
サイドボタンの違い
G PRO X SUPERLIGHTでは、サイドボタンはマウス左側部に2個固定して設定されています。
一方旧モデルのG PRO WIRELESSは、サイドボタンはマグネットで付着されているので、いつでも取り外しが可能となっています。
また、マウス右側部にもサイドボタンをつけることができるので、0~4個までサイドボタンを自由に取り外しすることができます。
『フォートナイト』などの建築が重要なゲームや、『FF14』などのスキルが重要なMMOではサイドボタンが多い旧モデルがおすすめです。
ソールの違い
G PRO X SUPERLIGHTのソールの特徴としては、上部分に半月型の大きなソールと、下部分にUの字型のソールが貼られており、どんなマウスパッドでもかなり滑りやすい印象です。
G PRO WIRELESSは上部分は横にやや小さめなソールが1本貼られており、下部分は3箇所に分けて小さなソールが貼られています。
どちらかというとG PRO WIRELESSのがやや滑りづらく、マウスパッドが少し掠れるようなざらつく様な滑りをします。
どちらも個人差はありますが、G PRO X SUPERLIGHTは別途ソールを購入する必要がないほど、軽快な滑りをするので、ソールについてはG PRO X SUPERLIGHTの方が優秀だと感じました。
「G PRO X SUPERLIGHT」と「G PRO WIRELESS」はどっちがおすすめ?
単純なスペックで見ると、G PRO WIRELESSに分があるように見えますが、やはり63gの軽さはサイドボタンやRGB機能を撤廃してまでも優秀な重量です。
自分のエイムに伸び悩んでいる、どうもフリックやトラッキングがしっくりこない。という方には超軽量マウスを一度使ってみることをおすすめします。
G PRO X SUPERLIGHTのソフトウェア
「G PRO X SUPERLIGHT」はLogicoolのソフトウェア「G HUB」に対応しています。
「G HUB」では以下のことが可能です。
- DPI、ポーリングレートの変更
- マウスのボタン割り当て
- マクロ、アクション機能の作成
- ゲームのプロファイルごとに設定を変更する
注意点として、「G PRO X SUPERLIGHT」はRGBに対応していないため、カラーリングの変更などはできません。
「G PRO X SUPERLIGHT」を実際に『Apex Legends』で使用してみた
実際に『Apex Legends』で「G PRO X SUPERLIGHT」を使用してみました。マウスパッドは「G840 マゼンタ」です。
筆者のセンシは400DPIの感度2.0とややローセンシ寄りで、腕をぶんぶん振り回すことが多々ありますが、まったく腕に負担がかからず疲れません。
個人的には、「G PRO X SUPERLIGHT」は視点移動が特に多い『Apex Legends』にはかなりマッチしたゲーミングマウスだと感じました。
当サイトでは他にも「Apex Legendsにおすすめのゲーミングマウス」を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
G PRO X SUPERLIGHTのレビューまとめ
「G PRO X SUPERLIGHT」は具体的にどんなユーザーにおすすめかをまとめていきます。
- ローセンシ~ミドルセンシで現状やや重めのマウスを使っている方
- FPSでのマウス操作で腕や肩が疲れやすい方
- 超軽量のゲーミングマウスを求めている方
総合評価 | (4.5 / 5.0) |
価格 | (3.0 / 5.0) |
重量 | (5.0 / 5.0) |
センサー | (5.0 / 5.0) |
ソール | (4.0 / 5.0) |
「G PRO X SUPERLIGHT」はFPSユーザーにはもちろん、ビジネスユーザーにも自信を持っておすすめできるゲーミングマウスです。
63g以下の超軽量モデルなので、普段使いにもゲーム時にも負担がかかりません。
また、サイズも標準で手の大きさに左右されず、左右対称の形状のため右利きの方でも左利きの方でも問題なくフィットします。
これからワイヤレスゲーミングマウスに挑戦してみる方、FPSでのエイムの安定や上達に伸び悩んでいる方には「G PRO X SUPERLIGHT」は価格以上の性能を持っているためおすすめです。