この記事では、DTM・DAWが快適に動作する推奨スペックの紹介や選定基準、おすすめPCを紹介します。
上記の項目について詳しく解説していきます。
また、「クリエイターPCおすすめモデル」ではクリエイターPCについてより詳しく解説しているので、参考にしてください。
おすすめノートPC
製品名 | GPU | CPU | メモリ | SSD/HDD | サイズ |
---|---|---|---|---|---|
mouse K5 | MX 550 | Core i7-12650H | 16GB | 512GB (SATA) | 15.6型 |
DAIV 4N | RTX 3050 | Core i7-1260P | 16GB | 512GB (NVMe対応) | 14型 |
DAIV Z6 | RTX 3050 | Core i7-12650H | 16GB | 512GB (NVMe対応) | 16型 |
おすすめデスクトップPC
製品名 | GPU | CPU | メモリ | SSD/HDD |
---|---|---|---|---|
mouse MH-A5G1B | GTX 1650 | Ryzen 5 5600X | 16GB | 1TB (NVMe) |
DAIV FX-A5G1B | GTX 1650 | Ryzen 5 7600 | 16GB | 500GB (NVMe) |
DAIV FX-I7G60 | RTX 4060 | Ryzen 5 7600X | 32GB | 1TB (NVMe) |
DTM・DAWにおすすめのPC一覧・スペック表
DTM・DAWに厳選したおすすめのPCをノート・デスクトップそれぞれ紹介します。
今回紹介するBTOショップのマウスコンピューターが展開しているクリエイターブランド「DAIV」では、お笑い芸人の粗品氏が使用しています。
おすすめノートPC
製品名 | GPU | CPU | メモリ | SSD/HDD | サイズ |
---|---|---|---|---|---|
mouse K5 | MX 550 | Core i7-12650H | 16GB | 512GB (SATA) | 15.6型 |
DAIV 4N | RTX 3050 | Core i7-1260P | 16GB | 512GB (NVMe対応) | 14型 |
DAIV Z6 | RTX 3050 | Core i7-12650H | 16GB | 512GB (NVMe対応) | 16型 |
おすすめデスクトップPC
製品名 | GPU | CPU | メモリ | SSD/HDD |
---|---|---|---|---|
mouse MH-A5G1B | GTX 1650 | Ryzen 5 5600X | 16GB | 1TB (NVMe) |
DAIV FX-A5G1B | GTX 1650 | Ryzen 5 7600 | 16GB | 500GB (NVMe) |
DAIV FX-I7G60 | RTX 4060 | Ryzen 5 7600X | 32GB | 1TB (NVMe) |
DTM・DAWにおすすめのノートパソコン
DTM・DAWにおすすめのノートパソコンを紹介します。
製品名 | GPU | CPU | メモリ | SSD/HDD | サイズ |
---|---|---|---|---|---|
mouse K5 | MX 550 | Core i7-12650H | 16GB | 512GB (SATA) | 15.6型 |
DAIV R4 | RTX 3050 | Core i7-12650H | 16GB | 500GB (NVMe対応) | 14型 |
DAIV Z6 | RTX 3050 | Core i7-12650H | 16GB | 512GB (NVMe対応) | 16型 |
初心者におすすめの最安エントリーモデル
グラフィック :GeForce MX550
メモリ : 16GB
ストレージ : 512GB (NVMe)
モニター : 15.6インチ ノングレア
重量 : 約1.97kg
バッテリー駆動時間 : 約8時間
「mouse K5」はクリエイター向けノートPCの中では最安のモデルです。
格安PCでありながら、非常にまとまったスペックで、エントリークラスのGPUながら「MX550」を搭載。
ディスプレイは大型の15.6型のノングレア液晶を採用しており、長時間に及ぶDTMでも目が疲れにくく、大画面で快適な作業を行えます。
DTM・DAWの入門用PCとして購入したい方におすすめのモデルです。
持ち運び安いコンパクトなクリエイターモデル
グラフィック : RTX 4060
メモリ : 16GB
ストレージ : 500GB Gen4 SSD
モニター : 14.0インチ
重量 : 1.41kg
バッテリー : 11.5時間
「DAIV R4」はCore i7のCPUとRTX 3050が搭載されたクリエイターPCとしては高性能なモデルです。
このモデルの特徴としては、重量も比較的軽いため、持ち運びしやすいというのが大きなメリット部分になります。
外出先で頻繁に作業を想定しているかたにおすすめのクリエイターモデルです。
DTM以外の作業も視野に入れたハイパフォーマンスモデル
グラフィック : RTX 3050
メモリ : 16GB
ストレージ : 500GB NVMe SSD
モニター : フルHD 16.0インチ
重量 : 1.59kg
バッテリー : 14.5時間
「DAIV Z6」はマウスコンピューターで取り扱っているクリエイター向けPCブランド「DAIV」のミドルクラスのモデルです。
DTMに限っていうならオーバースペックなモデルですが、高スペックを活かし、ゲームや動画編集などあらゆる作業を行うことが可能です。
このモデルは高解像度 WQHD (sRGB比 100%対応) 液晶を採用しており、余裕のある作業環境を提供します。
DTM・DAWにおすすめのデスクトップパソコン
DTM・DAWにおすすめのデスクトップパソコンを紹介します。
製品名 | GPU | CPU | メモリ | SSD/HDD |
---|---|---|---|---|
mouse MH-A5G1B | GTX 1650 | Ryzen 5 5600X | 16GB | 1TB (NVMe) |
DAIV FX-A5G1B | GTX 1650 | Ryzen 5 7600 | 16GB | 500GB (NVMe) |
DAIV FX-I7G60 | RTX 3060 | Ryzen 5 7600X | 32GB | 1TB (NVMe) |
DTM初心者向けの格安PC
グラフィック :GeForce GTX 1650
メモリ : 16GB
ストレージ : SSD 512GB (NVMe)
「mouse MH-A5G1B」は、学生でも手が届く価格が魅力の格安デスクトップPCです。
格安と言っても、DTMを行う上で最低限のスペックは備わっており、強いて欠点を挙げるならSSDの容量に若干不安がある点です。
予算に限りがある方、とりあえずDTMをするパソコンが欲しい方におすすめの一台です。
>>公式サイトで「mouse MH-A5G1B」の詳細を確認する
良コスパCPU+GPU搭載モデル
「DAIV FX-A5G1B」は良コスパCPUとローエンドGPUを搭載した、クリエイター向けのPCです。
このくらいのスペックがあれば、DTMに限らずどの分野でも活躍でき、ライトなゲームならサクサクプレイすることが可能です。
コストパフォーマンスに非常に優れているので、予算に余裕がある方には最初に一台としておすすめします。
>>公式サイトで「DAIV FX-A5G1B」の詳細を確認する
プロクリエイタークラスの最高級モデル
「DAIV FX-I7G60」は芸人でありクリエイターである「粗品」氏が実際にMV制作に使用したモデルよりも更に高性能なクリエイターPCとなっています。
このPCがあれば、クリエイターとしての作業の幅が広がるのはもちろん、DTMをノンストレスで行うことが可能です。
「結局どれを買えばわからない」という方にはプロクリエイターが使用するクラスのパソコンを選べば間違いありません。
>>公式サイトで「DAIV FX-I7G60」の詳細を確認する
DTM・DAW用パソコンの選び方・推奨スペック
DTMに限らず、クリエイティブは作業を行うためには、一般的な事務用パソコンではパワーが足りません。
非力なパソコンでは、処理が重く作業に支障をきたし、最悪の場合、作業用のソフトが起動しないことさえあります。
従って、相応のスペックのパソコンを用意する必要があります。
筆者の考えるDTM・DAW用に使用するパソコンの推奨スペックは以下の通りです。
パーツ | 筆者推奨スペック |
CPU | Core-i5、Ryzen 5以上 |
メモリ | 8GB以上 |
GPU | GTX 1650以上 |
HDD/SSD | 512GB SSD / 1TGB HDD以上 |
以下では、それぞれのパーツごとに補足しているので確認してみてください。
CPU Core-i5、Ryzen 5以上がおすすめ
CPUは使用用途に限らず、パソコンにとって非常に重要なパーツです。
DTMに関しては、その他のパーツより重要度が高いパーツになります。
ただし、DTM自体そこまで負荷のかかる作業ではないため、ゲーム用途やクリエイター作業と比較すると、少し控えめなスペックで十分です。
従って、CPUの中でも中間の性能をもつ「Core-i5」や「Ryzen 5」をおすすめします。
当然、上位のCPUである「Core-i7」や「Ryzen 7」以上の高性能CPUを搭載していればそれだけ快適にDTMを行うことが可能です。
メモリ 8GB以上がおすすめ
DTMにおいて、メモリはCPUに次いで重要なパーツです。
メモリはよく作業デスクに例えられます。
音源データの中には非常にデータサイズが大きいものが多いため、メモリは多い方がストレスなく作業を行うことが可能です。
最低でも8GB、余裕があれば16GB以上がおすすめです。
GPU GTX 1650以上がおすすめ
ゲームや動画編集などの作業においてGPU(グラフィックボード)は非常に重要です。
DMにおいてはそこまで重視するパーツではありませんが、PVやMVなど映像を扱う方にとって必要になってくるパーツです。
ある程度の性能のGPUを搭載しておけば、DTM以外の作業も快適にこなすことが可能ですので、余裕があればエントリーモデルである「GTX 1650」以上を搭載しているパソコンを選択するのがおすすめです。
HDD/SSD メイン 512 GB以上のSSD + サブHDDがおすすめ
記憶装置として、メインのストレージは読み込み速度や耐久性の両方の面からSSDが絶対おすすめです。
メインストレージをSSDにすることによって、HDDよりパソコンの立ち上がり速度が雲泥の差があります。
さらに、大きなデータの読み込み時の速度にも大きな差が出るので、DTMをするならSSD一択です。
ただし、容量の大きいSSDは高価なため、作り終わった作品などの保管用としてサブストレージのHDDを用意するとよいでしょう。
DTM・DAW用PCはWindowsとMacどっちがおすすめ?
結論から言えばWindows PCがおすすめです。
パソコン初心がまず悩むポイントのひとつとして、WindowsかMacどっちを選べばいいか分からないことでしょう。
ひと昔前は「デザイナーはMac一択」のような風潮がありましたが、現在では両者はほとんど差がなくなっています。
それでも筆者がWindowsをおすすめする理由を解説します。
WindowsはMacと比較すると、CPU、メモリ、GPUなどの各パーツの選択肢が多く、好みに応じたパソコンを購入できます。
Macはあらかじめ決められたパーツの若干の性能を選択するだけなので、自由度が低いです。
Windowsはパーツのカスタマイズ性が高く、予算に応じた構成にすることが可能なので、低予算の方におすすめできます。
また、DTMに使うソフトがWindowsの方が豊富に存在し、用途にあったものが見つかりやすいのもポイントのおすすめするポイントのひとつです。
DTM・DAW用PCはデスクトップとノートどっちがおすすめ?
上記はデスクトップPCとノートPCのメリット部分をまとめたものになります。
デスクトップPCの一番の大きなメリットは「コストパフォーマンスが良い」という点です。
販売モデルが多くノートPCに比べると価格が安いものがあるため、いろいろな予算やスペックを検討することができるのも強みとなっています。
基本的に自宅でじっくりと作業をしたい!という方はデスクトップPCの方が向いています。
一方、ノートPCはコンパクト性からどんな場所でも作業できるというのが大きなメリットです。
スペースを一切取らないので、デスクトップを買っても置く場所に困ってしまうという方にも向いています。
DTM・DAW用PCに関するよくある質問
DTM用PCやクリエイターPC初心者に特に多い質問をまとめました。
- DTM用PCとゲーミングPCの違いは?
-
基本的にどちらも同じパソコンです。
よりハイスペックを必要とするのはゲーミングPCになりますので、両者を比較した場合は、ゲーミングPCの方が高性能のGPUを搭載し、高価な場合が多いです。
「ゲーミングPCとクリエイターPCの違いは?」の記事で、詳しく比較しているので参考にしてみてください。
- DTM用PCに必要なスコアはどれくらいですか?
-
DTM用のパソコンはゲーミングPCと違い、それほどハイスペックなものは必要ありません。
Core-i7のCPUのPassmarkスコアが大体14000前後なので、この辺りを基準にすれば間違いないでしょう。
- 家電量販店でクリエイターPCを買うのはNG?
-
家電量販店のクリエイターPCはBTOショップよりも遥かに高く、余計な機能やソフトが付属しています。
DTMのように用途がはっきりと決まっているなら、BTOショップで目的別のPCを購入した方がはるかに安上がりになります。
詳しくは「電気屋や家電量販店をおすすめしない理由」にまとまっています。
- CPUのAMDとインテルはどっちがおすすめ?
-
最近はコスパや性能面でAMDが優勢だと言われていますが、決定的な差はありません。
それぞれの得意分野は、AMDがマルチタスク、インテルがシングルタスクと言われています。
DTMだけをするならインテルがやや有利、並行して何か別の作業を行うならAMD有利と言えます。
- SSDとHDDどちらがおすすめですか?
-
断然SSDがおすすめです。
両者を比較した場合、SSDの読み込み速度の方が圧倒的に上です。
DTMの快適さは元より、OSの起動速度などにも影響が出るので、メインストレージはSSD、サブストレージはHDDと使い分けるのが理想です。
詳しくは「SSDとHDDの違いをわかりやすく解説」を参考にしてみてください。
DTM・DAWにおすすめのPCまとめ
DTM・DAW用おすすめパソコンについておさらいしていきます。
- DTM・DAW用PCはゲーミングPCほど高性能なものは必要ない
- 主にカスタマイズ性の観点からWindowsよりMacがおすすめ
- CPUはCore-i5、Ryzen 5以上がおすすめ
- GPUはなくても問題ないが、少しでも快適に作業するならGTX 1650以上がおすすめ
- メインストレージはSSD、サブストレージとしてHDDを用意するとよい
DTM・DAWの作業はそこまで高負荷な作業ではないので、ゲーミングPCや動画編集などその他のクリエイティブな用途と比較すると多少スペックが低いPCでも作業が可能です。
また、WindowsとMacのどちらがいいかという問題ですが、筆者はカスタマイズ性、ソフトウェアが充実などの観点からWindowsをおすすめします。
しかし、当然ながらスペックがよければそれだけ快適に作業ができるのは間違いないので、予算に応じたパソコンを選択することが重要です。
DTMはデータ容量の大きなデータを大量に扱うことがあるため、メインストレージだけではなく、サブストレージを用意しておくとよいでしょう。
他にもさまざまな用途を持ったおすすめのクリエイターパソコンが存在します。興味のある方は以下の記事を参考にしてください。