この記事では『F1 23』をPC版で快適にプレイしたい方の「結局どのPCを使えばいいの?」という悩みを解消します。
以下の疑問を抱えている人は参考にしてください。
「細かい説明は抜きにおすすめのゲーミングPCだけ知りたい!」という方は以下のリストからどうぞ!
・予算を抑えたい → 「とにかく安い入門モデル」
・VRでプレイしたい → 「中級者向けコスパ最高モデル」
・4Kや動画配信もしたい → 「上級者向けハイエンドモデル」
・安定したノートPC→ 「ミドルスペック&軽量ノート」
『F1 23』動作環境・推奨スペック
『F1 23』公式サイト情報を元に、どの程度のスペックのPCであれば『F1 23』が快適に動作するかを紹介します。
必要スペック
CPU | プロセッサ(AMD):AMD FX 4300 | VRの場合:AMD Ryzen 5 2600X プロセッサ(Intel):Intel Core i3-2130 | VRの場合:Intel Core i5-9600k |
メモリ | 8GB |
GPU | ビデオカード(AMD):AMD RX 470 | レイトレーシング用:Radeon RX 6700 XT | VRの場合:AMD RX 590 | ドライバー23.2.1 ビデオカード(NVIDIA):NVIDIA GTX 1050 Ti | レイトレーシング用:GeForce RTX 2060 | VR用: NVIDIA GTX 1660 Ti | ドライバー522.25 |
公式サイトが発表している必要スペックは「最低限ゲームを動かす為」のスペックでしかありません。
このスペックで『F1 23』をプレイする場合、画質を下げないと60fps以上が出せないので、快適なプレイとは程遠い環境になってしまいます。
特にレイトレーシングを使用したい方は、画質を重視したいと思うので、もっとスペックに余裕を持つことが必要です。
推奨スペック
CPU | プロセッサ(AMD):AMD Ryzen 5 2600X プロセッサ(Intel):Intel Core i5 9600K |
メモリ | 16GB |
GPU | ビデオカード(AMD):AMD RX 590 | レイトレーシング用:Radeon RX 6800 | VR用:AMD RX 6700 XT | 23.2.1ドライバー ビデオカード(NVIDIA):NVIDIA GTX 1660 Ti | レイトレーシング用:GeForce RTX 3070 | VR用:NVIDIA RTX 2070 | NVIDIA 528.49ドライバー |
公式推奨スペックであれば高画質で60fps以上を目指せます。
しかし、最高画質でレイトレーシングONなどの設定によっては60fpsを下回る場面も出てくるので、『F1 23』をどんな状況でも快適にプレイできるとはいえません。
『F1 23』はレースゲームの中でも速度が早いF1のレースゲームなので、快適にプレイするためにも環境別に余裕を持ったスペックを持つことが大事です。
真の推奨スペック
CPU | レイトレ無し:Intel Core i5-12400 / AMD Ryzen 5 5600X レイトレ有り:Intel Core i7-13700 / AMD Ryzen 5 5800X3D |
メモリ | 32GB |
GPU | レイトレ無し:Nvidia GeForce GTX 1660Super レイトレ有り:Nvidia GeForce RTX 4070Ti・3080 VR:RTX 3060Ti |
筆者が個人的に考える「最高画質60fps以上で安定して『F1 23』を遊ぶためのスペック」は上記のようになります。
レースゲームの醍醐味は、レースもそうですがリプレイを眺めたり愛車の見た目をカスタムするところにもあります。
それらの見た目で楽しむ要素は、レイトレーシングをONにするとより一層楽しむことができます。レイトレーシングは反射する風景などを反映するので、ピカピカのボディに周りの風景が反射し、かなりリアルな表現が可能です。
しかしレイトレーシングはかなり負荷が高くなる機能なので、レイトレを使う場合「ガレリア XA7C-R47T」あたりのスペックがあると、かなり快適なプレイが可能です。
グラボなしのPCで遊べる?→遊べません
グラフィックボードを搭載してない(オンボード)パソコンでの『F1 23』のプレイは、不可能です。
理由は『F1 23』は最低でも「GTX 1050Ti」というグラボを要求しているゲームであり、「GTX 1050Ti」のスペックと同等の内蔵GPUは無いからです。
基本的に『F1 23』のような3Dグラフィックを駆使したレースゲームは、グラボがないとまともに遊べないと思っておきましょう。
グラボなしPCについて詳しく知りたい方は「内蔵GPUとは何か」で解説しているので参考にしてください。
BTOショップ別特徴まとめ【ドスパラからパソコン工房まで】
メーカー | 値段 | 納品速度 | サポート | 使い勝手 | ゲーマー向け |
---|---|---|---|---|---|
ドスパラ | |||||
マウスコンピューター | |||||
パソコン工房 | |||||
フロンティア |
最近のBTOショップでは、販売されているPC自体の性能差はほとんど存在しません。
一日でも早くお目当てのゲーミングPCが欲しいなら「ドスパラ」。
どれほど時間がかかっても受注生産やセールで最安ゲーミングPCが欲しい人は「フロンティア」。
「マウスコンピューター」は24時間365日の電話サポートが手厚く、入門者にはぴったりです。
また、マウスコンピューターのセールは年間を通して行っているので、いつでもお得にパソコンを購入できます。
今、日本でゲーミングPCを買おうと思ったらこの記事で紹介しているPCモデルがトップクラスです。
また、お得にゲーミングPCがほしい方は「ドスパラのセール情報」「マウスコンピューターのセール情報」「フロンティアのセール情報」をまとめているので参考にしてみてください。
当サイトで紹介するゲーミングPCはすべてBTOショップ製です。
家電量販店でゲーミングPCを買うのはコスパが悪いのでやめましょう。
家電量販店のデメリットを詳しく知りたい方は「パソコン買うなら電気屋や家電量販店はNGな理由」を参考にしてください。
『F1 23』おすすめゲーミングPC
BTOショップは様々ありますが、当サイトでは「ドスパラ」と「マウスコンピューター」を中心におすすめモデルを紹介しています。
ドスパラはとにかく納期が早いのが特徴で、マウスコンピューターは高品質な部分が特徴となっています。
ドスパラは最大60回までの分割払い、マウスコンピューターは最大36回までの手数料を無料で行えるので、一括でなくても長期的な支払いを行うことでPCを購入することが可能です。
予算を抑えたい方は格安入門モデルがおすすめ
グラフィック : GTX 1660 SUPER
メモリ : 16GB SDRAM
ストレージ : 512GB NVMe SSD
そこそこ良い画質で『F1 23』をプレイできて、なるべく安いゲーミングPCを探している方はこちらのエントリークラスモデルがおすすめです。
価格は約12万円とゲーミングPCの中では格安で、『F1 23』をフルHDであれば高画質で60fps以上を維持することができます。
レイトレーシングを使用するにはスペック不足ですが、普通にきれいな画面で『F1 23』を遊べるので、コストパフォーマンスの良い入門モデルになっています。
VRで遊びたい方は人気no.1モデルがおすすめ
PC接続型VRゴーグルを使って『F1 23』をプレイしたい方は、このくらいのクラスのゲーミングPCがベストです。
「Meta Quest 2」などで接続してプレイする場合、最大90Hzのスペックを十分活かして90fpsでプレイできます。モニターを使用してプレイする場合、フルHDレイトレ無しで144fps以上を維持可能なのでかなりなめらかな映像で楽しめます。
『F1 23』以外のPCゲームでも要求スペックに困ることがないので、安定したゲーミングPCがほしい方はこのモデルがおすすめです。
4Kプレイや動画配信者はハイエンドゲーミングPCがおすすめ
グラフィック : RTX 4070 Ti SUPER
メモリ : 32GB
ストレージ : 1TB Gen4 SSD
『F1 23』の画質を最大まで高めて、かつなめらかな映像で楽しみたいというハードゲーマーの方は、こちらのハイエンドゲーミングPCがおすすめです。
『F1 23』を最大級の画質である4Kのウルトラ設定レイトレONでも、60fps以上を維持できるほど高性能なので、迫力あるレースを楽しめます。
もしPC接続型の4K以上に対応した高性能VRゴーグルをお持ちの方は、PCスペックが重要になるので特に恩恵が大きいでしょう。
メモリを32GB以上に増設することで、他のゲームでも4Kを常用できたり動画配信する余裕も生まれるので、本モデルの真価を発揮したい方はメモリ増設をおすすめします。
ゲーミングノートPCならミドルスペック・軽量モデルがおすすめ
グラフィック : RTX 4050
メモリ : 16GB
ストレージ : 512GB NVMe SSD
モニター : 144Hz 15.6インチ
重量 : 2.2kg
バッテリー : 6.4 時間
「場所を取りたくない」「手軽に持ち運びたい」「子供にいたずらされるので普段は収納しておきたい」という方はゲーミングノートPCも選択肢に入ってきます。
『F1 23』においてのパフォーマンスは、最高画質設定で60fps以上を維持できるので、144Hzモニターの性能を活かしてなめらかな映像を楽しめます。
安定したゲーミング性能を持ったノートPCを探している方は、このモデルであればだいたいのPCゲームや、スマホ対応PCゲームも快適にプレイできるので最もおすすめできます。
SSD容量は標準的な512GB搭載なのであまり心配はありませんが、足りない場合は外付けSSDなどを用意することで簡単に容量を増やせるので検討してみてください。
他にも格安から超高性能まで、優秀なゲーミングノートPCを厳選して紹介しているので、ノートPC派の方は「おすすめゲーミングノートPC」を参考にしてください。
『F1 23』をプレイするならゲーミングPC・モニター環境がおすすめ
『F1 23』をプレイするためにはゲーミングPC・モニターを用意するのが最適です。
ここでは、ゲーム用のデバイスを揃えるとどのようなメリットがあるかを解説します。
高画質+高fpsな映像は臨場感がケタ違い
『F1 23』を始めとしたシミュレーター系のレースゲームは、グラフィック技術の進化により、まるで現実に自分がレースに参加しているかのような臨場感を味わうことのできるジャンルです。
臨場感を最大限楽しむためには、画質が悪いと始まりません。リアルに描写される映像を楽しむためには、パソコンのスペックは高いことが大前提です。
また、画質だけ良くてもカクカクの映像ではレース自体を楽しむことができません。画質とfpsを高水準に両立することが『F1 23』を最大限楽しむには大切なので、『F1 23』のためにゲーミングPCを用意するのはベストな選択肢と言えるでしょう。
PC版はVRに対応
『F1 23』はVRでのプレイにも対応しているタイトルです。現在、PS5などにはVR対応する予定がないので、VRで『F1 23』を遊ぶ予定の方はPC版を購入しましょう。
要求スペックが高くスタンドアローン型では遊べないので、必然的にパソコンのパワーが重要なPC接続型VRゴーグル(PCVR)を使用することになります。
基本的にPCVRゴーグルを使用して遊ぶ場合、カクつかずに高画質な映像を映そうとするとミドルスペック以上のパソコンが理想です。
「ガレリア XA7C-R46T」以上のスペックがあれば安定して高画質でヌルヌルと動く映像が楽しめるでしょう。
大会で勝ち残りたいならカクつかないゲーミングPCが最適
オンライン大会なども開催される『F1 23』で勝ち残るには、プレイ環境を整えることが勝率に繋がります。
特にハイスピードで走行するF1レースは、映像を正確になめらかに描写できる環境は操作性が向上するので、パソコンのスペックが重要になってきます。
もちろん練習が一番大事ですが、その練習を効率よくするためにもゲーミングPCとゲーミングモニターは必要不可欠です。また、耐久レースをする場合、目への負担を軽減する機能が豊富なゲーミングモニターも必須レベルです。
高画質+高fpsでプレイしたいならゲーミングモニターが必須
いくら良いゲーミングPCで高画質な映像を出力できても、その映像を描画できる対応ゲーミングモニターがなければ意味がありません。
ここでは、色彩表現が鮮やかなIPSパネルを採用したゲーミングモニターを中心に、おすすめモデルを紹介します。
iiyama モニター ディスプレイ 23インチ
23インチ | 解像度:フルHD(1920×1080) | 応答速度:5ms(GtG) | リフレッシュレート:75Hz |
国産の老舗モニターブランドとして名高い「iiyama」のIPSモニターです。
D-Subミニ15ピン・ DVI-D24ピン(HDCP機能付)・HDMI端子に接続できるケーブル類は全て1.8mのものが付属しているので、購入してからすぐに接続できるのが嬉しいポイントです。
モニタースタンドは130mmの高さ調節と、横90℃とチルト24℃とピボット機能(縦向きにもできる)も搭載しているので、自分好みにモニターの角度や高さを変更できます。
画質も「iiyama」の質のいいIPSパネルで色彩が鮮やかなので文句なしです。『F1 23』をなるべく安く高画質でプレイしたい方におすすめです。
LG フレームレス ゲーミングモニター UltraGear 27GN800-B 27インチ
27インチ | 解像度:WQHD(2560×1440) | 応答速度:1ms(GtG) | リフレッシュレート:144Hz |
フルHDより画質を上げたいけど、4Kモニターは高すぎるので手が出ないという方には、このIPSパネルを採用したWQHD解像度の27インチモデルがおすすめです。
リフレッシュレートは144Hzと高く、応答速度もかなり速いクラスの1ms(GtG)なので、『F1 23』で重要な画面切り替えの速さに活きてきます。
『F1 23』は、WQHD解像度にも対応しているので、このモニターであればフルHDよりも高画質で快適なプレイが可能です。
ASUS TUF Gaming VG28UQL1A
28インチ | 解像度:4K (3840×2160) | 応答速度:1ms(GtG) | リフレッシュレート:144Hz |
4K・IPSパネル・144Hzという条件で言えば定番なのがこの「ASUS TUF Gaming VG28UQL1A」です。
『F1 23』は4K解像度にも対応しているので、このモニターとゲーミングPCを用意すれば、最高の環境でプレイできます。
大きいサイズのモニターと、色彩表現の幅が広い4K対応IPSパネルは、『F1 23』のレースを更に迫力あるものにするでしょう。
リフレッシュレートも144Hzと高周波で、他のPCゲームでもハイスペックゲーミングPCと合わせれば高品質な環境でプレイが可能なので、モニターにも妥協したくないハードゲーマーにおすすめです。
『F1 23』おすすめゲーミングPCまとめ
この記事では『F1 23』におすすめなゲーミングPCを紹介しました。
以下、記事で紹介したモデルのおさらいです。
・予算を抑えたい → 「とにかく安い入門モデル」
・VRでプレイしたい → 「中級者向けコスパ最高モデル」
・4Kや動画配信もしたい → 「上級者向けハイエンドモデル」
・安定したノートPC→ 「ミドルスペック&軽量ノート」
『F1 23』はFIA(国際自動車連盟)公認のリアリティあふれるF1レースゲームであるとともに、グラフィックへの負荷が高いのでゲーミングPCは必須のタイトルです。
今回紹介したモデルは、どれも環境ごとに快適にプレイすることができるものを紹介しているので、自信の予算や用途にあったゲーミングPC選びの参考にしてください!
こちらの記事では、当サイトが厳選した「初心者向けのおすすめゲーミングPC」を総合的に紹介しています。 「ゲーミングPCの基礎知識」「おすすめBTOショップ」についても解説していますのでこの記事で欲しいゲーミングPCが見つからなかった方はあわせてご確認ください。