この記事では、FX・デイトレードにおすすめのパソコンを紹介し、以下の内容について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
より詳しく用途別や種類別にノートパソコンについて知りたいという方は「初心者におすすめのノートパソコンモデル」を参考にしてみてください!
FX・デイトレード向けのおすすめパソコンまとめ
ここでは、FX・デイトレード向けのスペックを持ったパソコンを、大手BTOショップmouseから紹介します。
デスクトップ・ノートパソコンそれぞれ紹介するので、自分の求める環境とスペックに見合っているか参考にしてください!
【ノート】格安17.3インチモデル
グラフィック : インテルUHDグラフィックス
メモリ : 8GB DDR4 SO-DIMM
ストレージ : 256GB SATA SSD
モニター :17.3インチ
重量 : 2.42kg
バッテリー : 4.5時間
約10万円と求めやすい価格で、大きい17.3インチのモニターを搭載したエントリークラスのノートパソコンです。
価格なりにスペックは抑えられていますが、CPUやメモリはほとんどの取引ツールを普通に動作させるスペックは持っているので、コスパよくFX・デイトレードを行いたい方に向いています。
メモリを16GBにカスタマイズで増設しておけば、マルチタスクも快適に行える余裕ができるので増設をおすすめします。メモリ増設しても+7,700円なのでそこまで高くはなりません。
【ノート】15.6インチスタンダードモデル
グラフィック :GeForce MX550
メモリ : 16GB
ストレージ : 512GB (NVMe)
モニター : 15.6インチ ノングレア
重量 : 約1.97kg
バッテリー駆動時間 : 約8時間
FX・デイトレードをするには必要十分な性能を備えており、どんな取引ツールも快適に動かせる上に、他の作業もこなせる余裕もあるノートパソコンです。
「Thunderbolt端子」を搭載しているので、HDMIなどのポートと一緒に2画面出力が可能で、パソコン自体のモニターを合わせて3画面モニター環境が構築できます。
本体のモニターで画像や動画編集をして、サブの2枚のモニターで取引をチェックするという使い方ができる汎用性の高いおすすめモデルです。
サブモニターは別途用意する必要があるので注意してください。
【ノート】クリエイター向けに作られた高性能モデル
グラフィック : RTX 3050
メモリ : 16GB
ストレージ : 500GB NVMe SSD
モニター :14.0型
重量 : 1,42kg
バッテリー : 11.5時間
PCゲームや、高解像度の画像・動画編集も視野にいれるのであれば、クリエイター向けモデルがおすすめです。
クリエイター向けモデルなので、高いグラフィック処理が可能なグラボや、計算能力が高いCPUを搭載しており、取引ツールを起動しながらPCゲームや編集ツールも動かすなどのマルチタスクが可能です。
裏で取引ツールを動かしながらの作業をするなら、このクラスのノートパソコンが理想的です。
【デスクトップ】初心者向け格安パソコン
グラフィック :GeForce GTX 1650
メモリ : 16GB
ストレージ : SSD 512GB (NVMe)
こちらも約12万円~と格安ながら、PCゲームや画像・動画編集など幅広い使い方ができるコスパ重視のデスクトップパソコンです。
グラボはエントリークラスなので、そこまで重いゲームをしながらのFX・デイトレードは行えませんが、スマホ対応のPCゲームや軽めのFPS程度であれば、裏で取引ツールを動かしていても大丈夫です。
一台のパソコンで取引もゲームなども行いたい、けど価格もなるべく抑えたい方にピッタリのモデルに仕上がっています。
【デスクトップ】ハイエンドなデスクトップモデル
グラフィック : GeForce RTX 3060
メモリ : 32GB
ストレージ : 1TB NVMe SSD
約30万円と価格は高いですが、それに見合う高性能なパーツを搭載したハイエンドモデルです。
メモリ32GB・第13世代i7CPU・1TBのストレージとハイスペックな構成で、おまけにグラボはRTX 3060なのでプレイできないPCゲームはほとんどありません。
特にメモリやストレージ周りが強固なので、3D CADやイラスト制作などメモリやデータを多く扱う作業に向いていて、取引ツールを裏で動かしながら負荷が高い作業をなんなくこなせます。
FX・デイトレードをする上で、メインとなる作業を高水準な環境で行いたいというハードにパソコンを使いたい方は、このクラスのモデルが理想的です。
FX・デイトレード向けパソコンに必要なスペックは?
証券会社 | 取引ツール | CPU | メモリ | ストレージ |
---|---|---|---|---|
楽天証券 | MARKETSPEEDⅡ | Core i7-3770 3.40GHz | 8GB | 5GB |
マネックス証券 | トレードステーション | Quad-Core iシリーズ | 12GB | 1GB |
SBI証券 | HYPER SBI | Core 2 Duo 2.0GHz以上 | 4GB | 1GB |
松井証券 | ネットストック・ハイスピード | 1.6GHz以上 | 1GB | 50MB |
GMOクリック証券 | スーパーはっちゅう君 | – | 512MB | 100MB |
岡三オンライン証券 | 岡三ネットトレーダー | Intel Penium 1.0GHz以上 | 1GB | 100MB |
DMM.com証券 | DMM株 PRO | Intel Core i5以上 | 4GB | 2GB |
auカブコム証券 | kabuステーション | Intel Core i5-6500 | 4GB | 2GB |
外為どっとコム | 外為ネクストネオ | Intel Core2 Duo | 4GB | – |
ゲームをしたり、3Dグラフィックの編集などをしないので、そこまで大きな負荷はかかりませんが、それでも一般的なパソコンよりはスペックが必要です。
上記の表を見ると、メモリ16GB、i5~i7のCPUがあると安心して動作するでしょう。
CPU
CPUは、パソコン上のあらゆる計算処理を担当する頭脳とも言える重要なパーツです。
あまりにも性能が低いと、ツールがフリーズしたりモタつくので、スムーズな取引を行うのであれば現行モデルくらいのCPUは必須です。
intel第11世代i5以上(Core i5 11400あたり)のCPUであれば、安心して使用できます。もちろんそれ以上のスペックを持つ第12世代i7CPU搭載の「mouse K5」などであれば、他の作業をしながら取引できる余裕も生まれます。
メモリ
メモリとは、パソコンで扱うデータをどのくらいストックしておけるかの容量に関わってきます。
なぜSSDなどのストレージにストックしないほうが良いのかというと、単純にCPUがデータにアクセスできるスピードが、ストレージよりメモリの方が優れているからです。
この容量が多いと、いろんなツールを同時に起動している時や、パソコン上で扱うデータが多くなっても、動作がモタつきにくくなるので、メモリの容量は多ければ多いほどメリットしかありません。
FXなどに使用するパソコンに必要なメモリは、だいたい16GB以上はあると安心できます。もちろん32GB以上の大容量メモリであれば取引をしながらゲームで遊ぶ余裕もでてきます。
ストレージ
ストレージとは、あらゆるパソコンのデータを保存しておくパーツで、ツールの起動・動作スピードや画像・動画の読み込み速度はSSDなのかHDDなのかで変わります。
データの読み書き速度は、SSDの方が圧倒的に優れているので、FXなどに使用するストレージはSSDが最適です。容量は500GBくらいはあると安心して使用できるでしょう。
HDDは性能で劣りますが、価格がかなり安いという利点があるので、しょっちゅうアクセスする必要のない資料を保存しておく倉庫のような扱いとしてコスパよく使用できます。
画面サイズ(ノートPC)
FXなどに使用するノートパソコンは、マルチモニター環境にしないのであれば、見やすさを重視したいので大きなモニターのモデルだと快適です。
一般的なサイズは14~15くらいですが、17インチくらいあると画面が大きく見やすいです。
もちろん外出先でも取引を行いたいのであれば、持ち運びやすい15インチ以下のノートパソコンでもアリです。
FX・デイトレード向けパソコンの選び方
FX・デイトレード用のノートパソコンを選ぶにあたって、どこを重視して選べばよいのかを解説します。
スペックに関しては前述した「FX・デイトレード向けパソコンに必要なスペックは?」で解説しているので参考にしてください。
- ノートパソコン・デスクトップパソコンから選ぶ
- OSで選ぶ
- グラフィック性能で選ぶ
ノートパソコン・デスクトップパソコンから選ぶ
まずはパソコンの用途を大きく分けるノートパソコン・デスクトップパソコンの選び方を解説します。
基本的には持ち運んで使いたいか、スペックに余裕をもたせたいかで変わってきます。
ノートパソコン
まずノートパソコンの一番のメリットは、「使用場所を選ばない」ところです。
外出先、リビング、ベッドの上など、いろんな状況で取引状況を常にチェックできるので、FX・デイトレード向きと言えます。
ただし、スペックの高いモデルを選ぼうとすると高額になりやすく、後々スペックアップをしようと思っても、メモリやストレージの容量アップくらいしかできないので、長年使用して型落ちになってくると買い替えるといった使い方になりがちです。
デスクトップパソコン
デスクトップパソコンの一番大きなメリットは、「いろんなスペックの種類が多く拡張性が高い」ところです。
特にデイトレードの他にも、ゲームやデザイン系の作業を行いたい方にとっては、スペックの融通が効きパーツ交換でパソコンのスペックアップをして長く使えるところは大きな魅力です。
そのかわり、デスクトップパソコンは「スペースを取る」ことが一番大きなデメリットになります。
持ち運んで使用できないので、取引を常にチェックしたいときは、パソコンの前に張り付かないといけないところも、人によっては煩わしいでしょう。
OSで選ぶ(WindowsかMacか)
OSには種類があり(Windows、Mac、Chromeなど)、それぞれ特徴がありますが汎用性で言えばWindowsが一番おすすめです。
理由は一番シェアがあるOSなのでツールなどとの互換性が高く、使い慣れている人が多いからです。
もちろん昔からMacなどのOSを使っている場合、Mac OSのノートパソコンを購入してもいいですが、あまりモデルが多くなく、要求する作業に対して価格とスペックが合わないといった状況になりがちです。
4画面モニターをしたいかで選ぶ
FX・デイトレードをする場合、一個の画面に2個のチャートを表示すると見やすいですが、モニターが一枚では複数のチャートを確認するためにウィンドウを切り替えたり、表示チャートを増やさないといけないので不便に感じる人も居ます。
改善するには、マルチモニター環境にするというのが理想的ですが、取引チャートを確認する場合、偶数の2・4画面であることが理想です。
デュアルモニターであれば横に並べるだけでいいですが、4画面にしようとする場合、3枚のモニター・スペースが足りなければモニターアーム・拡張デバイス(ドッキングステーション)を別途用意しなければならないので、その分予算がかさみます。
現在販売されている「DAIV S4-I7G60CB-B」などのノートパソコンには、USB-Cで映像と電源を出力できる「Thunderbolt端子」が備わっているので、HDMIなどの端子と合わせて3枚のモニターまでならマルチモニター環境が構築できます。
FX・デイトレード向けパソコンに関するよくある質問
- デイトレに使える安いおすすめのノートパソコンってどれ?
-
「mouse F7-I3U01BK-A」が約10万円で購入できて、ほぼすべての取引ツールを快適に動作させることが可能なのでおすすめです。
デイトレ以外にゲームなどもプレイしたい場合はスペック不足となることだけは注意してください。
- MT4(メタトレーダー4)を使うのに必要なスペックは?
-
メモリ2GB・i3CPUが最低条件なので、現行で販売されているモデルであればどれでも快適に動作させることが可能です。
ただし、あくまでも最低条件なので、古いパソコンでギリギリスペックを満たしていても、実際取引を始めると動作がカクつく可能性が非常に高いです。
- マルチモニターに必ずしないとだめ?
-
快適に取引を行いたいという点で言えば必須になります。
また、取引だけでなくいろいろな状況でマルチモニターは非常に便利なので、2画面以上のモニター環境はあって損は絶対にしません。
- デイトレに使えるパソコンってだいたいどのくらいの価格帯?
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デイトレだけをするならば、8~10万円クラスのパソコンで十分です。
そこからPCゲームをしたいのであれば12万円~、画像・動画編集などのクリエイティブな作業もサクサクとこなしたいなら16~18万円~くらいが目安です。
おすすめのFX・デイトレード向けパソコンまとめ
- デイトレ向けパソコンは、そこまで高いスペックは必要ない
- デイトレを裏で行い、メインで他の作業を行いたい場合は、用途別にスペックが必要
- 2画面以上のマルチモニター環境にするとかなり作業がはかどる
- マルチモニター環境のためには周辺機器を用意するために出費がかさむ
FX・デイトレードのために取引ツールを動かすだけなら、パソコンにそこまで高いスペックは必要ありません。
しかし快適に取引を行うという点を重視すると、モニター・モニターアーム・ドッキングステーションなどの周辺機器への予算を用意しなければならないので、パソコン本体+3万円~は必要です。
1画面で十分な場合は、8~10万円くらいのパソコだけ用意すればいいですが、マルチモニター環境を構築する場合、約13~14万くらいはかかると思っておきましょう。