ゲーミングPCを処分する方法 パソコンをゴミとして処分できない理由や下取り・回収できるBTOショップも紹介

パソコンを買い替えたり、もう使わなくなったので処分したい場合は、今まで使っていたパソコンをただ単にゴミとして捨てることは出来ないことをご存知でしょうか。

今回の記事では、使わなくなったパソコンはどのように処分するのが適切なのかを、下記のポイントを踏まえて解説するので、正しいパソコンの処分方法の参考にしください。

ゲーミングPCはゴミとして処分できない

ゲーミングPCを含めた使用済みのパソコンは、国が定めた「資源有効利用促進法」（通称：リサイクル法）により、メーカーによる回収とリサイクルが義務づけられています。

そのため、PCをそのままゴミとして出すと不法投棄で罰せられます。

ここでは、もう使わなくなった様々なPCには、法律的にどういった対応が求められているのかを解説します。

メーカー製・BTOのゲーミングPCは資源有効利用促進法の対象

個人で利用されていたBTOショップ製も含むメーカー製パソコン（家庭系パソコン）と、企業等により事業で利用されていたパソコン（事業系パソコン）のどちらも、メーカーが回収・リサイクルしなければならない対象です。

個人・法人・販売業者全てにリサイクルする義務が課せられている法律なので、先述した通りそのままゴミとして出すと不法投棄とみなされ罰せられます。

そのため、基本的にPCの処分は購入したショップや、国の認証を受けた回収業者に依頼することが消費者には義務付けられています。

自作PCの場合はメーカー側に義務が発生しない上にそのまま捨てられない

個人で制作したとみなされる自作PCには、メーカー側の回収義務が発生しないため、個人でリサイクルする義務だけが発生します。

自作PCはそのままだとゴミとしては出せませんが、パーツ単品であれば不燃物としてゴミに出せます。

そのため、自作PCを処分するには回収業者に頼むか、パーツをバラして不燃物として廃棄するかパーツを売るといった方法を取らなければなりません

ゲーミングPCを処分する方法

そのまま捨てられないのであれば、ゲーミングPCはどうやって処分すればいいのかを、ここでは以下のポイントに分けて解説します。

購入したメーカーで回収してもらう

一番手軽に利用できるのが、購入したショップやメーカーに処分してもらう方法です。

パソコンに上記のような画像のシールが貼られている場合は、購入時にリサイクル料も含まれていたパソコンのため、購入したメーカーに無料で回収してもらうことが可能です。

持ち込みも可能ですし、宅配便で回収キットを手配してもらって無料で回収できるため、手軽でスムーズなのがメリットです。

リサイクルシールが貼られていないPCの場合は、リサイクル料としておおよそ3,000円の料金が発生します。

BTOショップの下取りを利用する

「ドスパラ」や「マウスコンピューター」などのBTOショップには、新しくPCを購入する際に今まで使用していたPCを下取りしてくれるサービスがあります。

このサービスを利用することによって新しくそのショップでPCを購入する際に、少し値引きをしてもらえる上に、古いPCをお得に処分できるので非常に手軽です。

状態が良かったり性能がそこそこ良いゲーミングPCの場合は、下取りしてもらうよりも売ったほうが遥かにお得な場合があるので、「買取業者」に無料査定をしてもらってから下取りを考えた方が良いでしょう。

パソコン回収業者に依頼する

購入したショップがわからない場合や、自作PCの場合はパソコン回収業者に頼むのが一番手軽です。

自作・メーカー製品問わずに無料で回収してもらえ、依頼すれば家まで引き取りに来てくれる場合がほとんどなので、こちらの負担がほとんどありません。

また、買取も行っている業者が多いので、値段が付きそうな良い状態のパソコンを処分する場合は、一度査定してもらうのもおすすめです。

家電量販店で処分する

近場に「ヨドバシカメラ」などの家電量販店がある場合や、そのお店で購入した場合にはその量販店に回収してもらうのが良いでしょう。

一例として「ヨドバシカメラ」の場合は、約2,000円から回収をしてくれるので料金が安めで、回収キットによる宅配回収にも対応しているので手軽です。

あまりにも古いパソコンや、使用できない状態にまで故障したパソコンは回収してもらえない場合もあるので、事前にお店へ確認してもらうようにしましょう。

ゲーミングPCの処分や回収におすすめのサービス

ここではデスクトップ・ノート・Mac製パソコンなどを買い取ったり回収してもらえるショップを紹介します。

いずれのショップも宅配買取・回収や査定もスムーズで、データ消去などもしっかり行ってくれるので、自身が回収して欲しいパソコンやその他の雑貨で選んでみてください。

おすすめ中古パソコンショップ	おすすめポイント	ショップページ
Jan-gle	キャンペーンなどでPCの買取に力を入れている	詳細を見る
MAC買取ネット	ジャンク品の買取も可能 /査定が早い	詳細を見る
買取王子	とにかく豊富な幅広い買取ジャンル	詳細を見る

ジャングル 〜Jan-gle〜

パソコン買取や回収であれば安心して任せられるのが「Jun-gle」です。

査定はネット上で簡単に行なえ、宅配回収の際は梱包キットを送付してくれるので、梱包して宅配業者に回収してもらうだけで報告を待つだけなので非常に手軽です。

価格がつかないパソコンの場合は0円で回収してもらうことも可能なので、一度無料査定をしてもらうと良いでしょう。

パソコン内のストレージにあるデータはきっちり消去してからリサイクルするので、個人情報の漏洩の心配もありません。

特に23区内にお住まいの法人の方は、事務所のパソコンを総入れ替えする際に直接訪問してまとめて買い取ってくれる「法人訪問買取」も行っているため、スムーズにパソコンを処分できます。
宅配買取であれば全国に対応しているので、都外にお住まいの法人は宅配買取を利用しましょう。

買取の際には、保証書やレシートなど「購入したことが証明できるもの」が必要になるので、準備しておきましょう。

Mac買取ネット

Mac製品を買い取ってもらうのであれば「Mac買取ネット」がおすすめです。

Mac製品のみに買取を絞っているため買取価格が他店よりも高めなので、できるだけMac製品を高価買取して欲しい方にとっては嬉しいショップです。

電源が入らないパソコンは買い取ってくれませんが、液晶が割れていたりキーボードが破損している程度のジャンク品でも引き取ってくれるので、壊れているから買い取ってくれないか心配な方でも一回査定してもらうことをおすすめします。

注意点として、あまりにも古いMac製品は買い取ってくれないので、買取対象の製品リストを確認してから依頼しましょう。

買取王子

パソコンだけでなく、周辺機器や雑貨なども一緒にまとめて買い取ったり回収してほしい場合は「買取王子」がおすすめです。

ざっと買取ラインナップを見ただけでも、買い取れないジャンルは無いと言えるほど豊富なので、パソコン環境を一新したいから椅子や机なども一緒に引き取ってもらうといった使い方ができます。

価格が付かなくても回収してくれる場合もあるので、不燃物のゴミをジャンルを問わずに極力減らせるのも非常に嬉しいポイントです。

注意点として、買い取ってもらうパソコンがWindows7以前のOS（XP、Vista等）搭載の古いパソコンだと買い取ってくれないので気をつけましょう。

ドスパラ

ゲーミングPCの納期が最短翌日なことで有名な「ドスパラ」で新しいパソコンを購入する場合は、下取りサービスも行っています。

料金はどんなパソコンの下取りでも一律1,100円値引きをしてくれて、どんなに壊れていたり古いパソコンも下取りに出せるので、回収してもらえない場合がある買取ショップに依頼するよりも、非常に処分しやすくなっています。

もし下取りに出す予定のパソコンが、売った場合に1,100円以上の値段がつく状態の良いパソコンであれば、買取をしてもらったほうが良いので、事前に買取ショップで査定をしてもらうと良いでしょう。

マウスコンピューター

マウスコンピューターは、他メーカー・自作・古いPC問わずに下取りをしてくれます。

下取り価格は一律1,100円なので、買取ショップで価格がつかなかったパソコンでも1,100円分の価値が出るため、マウスコンピューターで新しいパソコンを購入する際には、下取りも頼むとお得です。

もし下取りに出す予定のパソコンが、売った場合に1,100円以上の値段がつく状態の良いパソコンであれば、買取をしてもらったほうが良いので、事前に買取ショップで査定をしてもらうと良いでしょう。

ゲーミングPCの処分方法まとめ

古いパソコンを処分したい場合は、不燃物の日にポンと捨ててしまうと不法投棄になり罰せられることだけは忘れないようにしましょう。

新しいパソコンをBTOショップで購入する予定の方は、今回紹介した「ドスパラ」「マウスコンピューター」のように下取りサービスを行っているショップで引き取ってもらうと、処分と値引きの一石二鳥になります。

もし処分する予定のパソコンが、売値が付きそうなものであれば買取ショップに売るのが一番良いでしょう。