前作の『GBVS(グラブルVS)』から、新システムや新キャラを追加し生まれ変わった『GBVSR(グラブルVSライジング)』は、格ゲー初心者に寄り添った敷居を高くしないような作り込みが注目されています。
要求スペックも最新ゲームにしてはかなり敷居が低いですが、結論から言うと対戦で対等に戦うためにはゲーミングPCの力は必要です。
この記事では『GBVSR(グラブルVSライジング)』をPC版で快適にプレイしたい方の「結局どのPCを使えばいいの?」という悩みを解消します。
以下の疑問を抱えている人は参考にしてください。
- 『GBVSR(グラブルVSライジング)』をプレイするための推奨スペックを知りたい
- グラボなしで『GBVSR(グラブルVSライジング)』ができるのかを知りたい
- 『GBVSR(グラブルVSライジング)』おすすめなゲーミングPCが知りたい
- 格ゲーにおすすめなゲーミングモニターが知りたい
「細かい説明は抜きにおすすめのゲーミングPCだけ知りたい!」という方は以下のリストからどうぞ!
・コスパ重視 → 「とにかく安い入門モデル」
・動画配信もしたい → 「中級者向けコスパ最高モデル」
・どんなゲームも最高画質で遊びたい → 「上級者向けハイエンドモデル」
・安定したノートPC→ 「ミドルスペック&軽量ノート」
『GBVSR(グラブルVSライジング)』動作環境・推奨スペック
『GBVSR(グラブルVSライジング)』の詳細な推奨スペックはまだ未発表ですが、前作の『GBVS(グラブルVS)』とグラフィックの負荷は全く同じなので『GBVS(グラブルVS)』を元に、どの程度のスペックのPCであれば『GBVSR(グラブルVSライジング)』が快適に動作するかを紹介します。
必要スペック
CPU | AMD FX-4350, 4.2 GHz / Intel Core i5-3470, 3.20 GHz |
メモリ | 4GB |
GPU | Radeon HD 6870, 1 GB / GeForce GTX 650 Ti, 1 GB |
最低限動くスペックは上記の通りとなります。かなり要求スペックが低いので、グラボ無しの内蔵GPUでも新しめのものであれば、起動はします。
ですが、最低限起動することと快適にプレイできるかとの話は別です。この性能のPCで遊ぶ場合、60fpsを安定して維持することは不可能なので、対戦においてかなり不利になります。
そのため、まともに対戦を行いたいのであればもっと上のスペックを目指しましょう。
推奨スペック
CPU | AMD Ryzen 5 1400, 3.2 GHz / Intel Core i7-3770, 3.40 GHz |
メモリ | 8GB |
GPU | Radeon HD 7870, 2 GB / GeForce GTX 660, 2 GB |
おおよそPS4と同じくらいのスペックですが、それでも安定して対戦することはできません。
というのも、『GBVSR(グラブルVSライジング)』はPS4でも動くゲームですが、PS4と同じくらいの性能だと対戦時にスペック由来のラグが発生するからです。
これは筆者も実際に『GBVS(グラブルVS)』で経験したことで、急にカクついたり動きがコマ飛びするので、低スペックPCやPS4との対戦はとても快適な対戦環境とは言えませんでした。
そのため、推奨スペックもあまりあてになりません。少なくとも現行で販売されているゲーミングPCくらいのスペックは、快適な対戦には必須です。
真の推奨スペック
CPU | Core i5 11400 / Rysen 5 4500 |
メモリ | 16GB |
GPU | NVIDIA Geforce GTX 1650 |
『GBVSR(グラブルVSライジング)』は、格闘ゲームの中でもかなり負荷が軽い方なので、上記のようなエントリークラスのゲーミングPCで快適なプレイが可能です。
価格帯は約10万円くらいになります。本記事で紹介しているモデルの中だと「ガレリア RM5R-G60S」が『GBVSR(グラブルVSライジング)』には最適でしょう。
推奨スペックを倍以上も上回るスペックですが、『GBVSR(グラブルVSライジング)』を60fps張り付きの安定した環境でプレイするためには、このくらいは必要です。
グラボなしのPCで遊べる?→快適には遊べません
グラフィックボードを搭載してない(オンボード)パソコンで『GBVSR(グラブルVSライジング)』を快適にプレイすることは、不可能です。
理由は『GBVSR(グラブルVSライジング)』は「GTX 660」というグラボを要求しているゲームであり、「GTX 660」のスペックと同等の内蔵GPUは数えるほどしか無いからです。
たとえ内蔵GPUで起動したとしても、安定して60fpsを維持することは難しいでしょう。スペックが原因でラグが起こると対戦相手にも迷惑がかかり、対戦拒否されてしまう可能性が高いので、内蔵GPUでのプレイはおすすめできません。
グラボなしPCについて詳しく知りたい方は「内蔵GPUとは何か」で解説しているので参考にしてください。
BTOショップ別特徴まとめ【ドスパラからパソコン工房まで】
メーカー | 値段 | 納品速度 | サポート | 使い勝手 | ゲーマー向け |
---|---|---|---|---|---|
ドスパラ | |||||
マウスコンピューター | |||||
パソコン工房 | |||||
フロンティア |
最近のBTOショップでは、販売されているPC自体の性能差はほとんど存在しません。
一日でも早くお目当てのゲーミングPCが欲しいなら「ドスパラ」。
どれほど時間がかかっても受注生産やセールで最安ゲーミングPCが欲しい人は「フロンティア」。
「マウスコンピューター」は24時間365日の電話サポートが手厚く、入門者にはぴったりです。
また、マウスコンピューターのセールは年間を通して行っているので、いつでもお得にパソコンを購入できます。
今、日本でゲーミングPCを買おうと思ったらこの記事で紹介しているPCモデルがトップクラスです。
また、お得にゲーミングPCがほしい方は「ドスパラのセール情報」「マウスコンピューターのセール情報」「フロンティアのセール情報」をまとめているので参考にしてみてください。
当サイトで紹介するゲーミングPCはすべてBTOショップ製です。
家電量販店でゲーミングPCを買うのはコスパが悪いのでやめましょう。
家電量販店のデメリットを詳しく知りたい方は「パソコン買うなら電気屋や家電量販店はNGな理由」を参考にしてください。
『GBVSR(グラブルVSライジング)』おすすめゲーミングPC
BTOショップは様々ありますが、当サイトでは「ドスパラ」と「マウスコンピューター」を中心におすすめモデルを紹介しています。
ドスパラはとにかく納期が早いのが特徴で、マウスコンピューターは高品質な部分が特徴となっています。
ドスパラは最大60回までの分割払い、マウスコンピューターは最大36回までの手数料を無料で行えるので、一括でなくても長期的な支払いを行うことでPCを購入することが可能です。
予算を抑えたい方は格安入門モデルがおすすめ
グラフィック : GTX 1660 SUPER
メモリ : 16GB SDRAM
ストレージ : 512GB NVMe SSD
『GBVSR(グラブルVSライジング)』を安定してプレイできて、なるべく価格が安いゲーミングPCを探している方には、こちらの「ガレリア RM5R-G60S」がおすすめです。
真の推奨スペックの「GTX 1650」を上回るグラボ「GTX 1660Super」を搭載しているので、安定して60fpsを維持して対戦が可能です。ストーリーモードやミニゲームなどのコンテンツも何も問題なく楽しめるでしょう。
同じくアークシステムワークスが開発している『GGST(ギルティギアストライヴ)』もこのPCで問題なく遊べますが、『鉄拳8』の対戦や『ストリートファイター6』のワールドツアーモードなどの、3Dグラフィック負荷が高いタイトルではカクつく可能性が高いです。
動画配信もして遊びたいならミドルスペックがおすすめ
『GBVSR(グラブルVSライジング)』を動画配信しながら遊びたい!という方には、こちらのミドルスペックモデルがおすすめです。
推奨スペックを大きく上回るため、その余力を動画配信ツールに回すことができます。「VTube Studio」などでアバターを表示させつつの配信も可能です。
このくらいのスペックであれば、『鉄拳8』などの3Dグラフィックの負荷が高い格闘ゲームも快適に動作するため、格ゲー全般の要求スペックに困ることはありません。
ハードゲーマーや本格的な動画配信にはハイエンドモデルがおすすめ
グラフィック : RTX 4070 Ti SUPER
メモリ : 32GB
ストレージ : 1TB Gen4 SSD
推奨スペックを大きく上回るので『GBVSR(グラブルVSライジング)』だけをプレイするのであればオーバースペックですが、色んなゲームを最高画質で遊びたい方には、こちらのハイエンドモデルがおすすめです。
格闘ゲームを4Kで遊ぶメリットは無いですが、息抜きにRPGやアドベンチャーゲームも遊ぶ予定で、とにかく画質を重視したいという方なら、どんなゲームも4Kを60fps以上で出せる本モデルは安定した環境を提供できます。
また、最高画質設定でゲームプレイをしつつ動画配信も可能なので、大手ストリーマーの方たちと同じような、配信するゲームにスペックで困らないゲーミングPCが欲しい方はこのクラスが定番です。
標準で搭載しているメモリが16GBとハイエンドモデルにしては少ないので、構成変更から32GB以上に増設すると、高性能なPCパーツの本領を発揮できるため、忘れずに増設することをおすすめします。
ゲーミングノートPCならミドルスペック・軽量モデルがおすすめ
グラフィック : RTX 4050
メモリ : 16GB
ストレージ : 512GB NVMe SSD
モニター : 144Hz 15.6インチ
重量 : 2.2kg
バッテリー : 6.4 時間
「場所を取りたくない」「手軽に持ち運びたい」「子供にいたずらされるので普段は収納しておきたい」という方はゲーミングノートPCも選択肢に入ってきます。
『『GBVSR(グラブルVSライジング)』においてのパフォーマンスは、安定して60fpsを維持できるので、手軽に持ち運べる格ゲーマシンとして運用できるでしょう。
安定したゲーミング性能を持ったコスパのいいノートPCを探している方は、このモデルであればだいたいのPCゲームや、スマホ対応PCゲームも快適にプレイできるので最もおすすめできます。
SSD容量は標準的な512GB搭載なのであまり心配はありませんが、足りない場合は外付けSSDなどを用意することで簡単に容量を増やせるので検討してみてください。
他にも格安から超高性能まで、優秀なゲーミングノートPCを厳選して紹介しているので、ノートPC派の方は「おすすめゲーミングノートPC」を参考にしてください。
『GBVSR(グラブルVSライジング)』をプレイするならゲーミングPC・モニター環境がおすすめ
『GBVSR(グラブルVSライジング)』をプレイするためにはゲーミングPC・モニターを用意するのが最適です。
ここでは、ゲーム用のデバイスを揃えるとどのようなメリットがあるかを解説します。
格闘ゲームは60fps張り付きが必須
格闘ゲームは秒間60のコマ数(フレーム)で技が構成されていて、これは60fpsと同等の単位になります。
仮にスペックが足りずにfpsが60を1でも下回ると、キャラクターの動きがカクつき、動き出しもその分遅れて見えるので、とっさの攻防が間に合わなかったりコンボが上手くできないという状況が起こります。
「そんな数フレームの誤差で勝率が変わるの?」と思う方もいるかも知れませんが、実際に格闘ゲームをプレイしている一般プレイヤーの筆者でもわかるレベルで操作精度が変わるので、勝率に直結します。
そのため、60fpsを維持するということは格闘ゲームで必須条件であり、勝つためには推奨スペックより余裕を持ったゲーミングPCは必須といえます。
読み込みが早いのでテンポの良い対戦ができる
『GBVSR(グラブルVSライジング)』だけでなく、対戦ゲームにおいてテンポは非常に大事です。ロードが素早く再戦がサクサクできると、ついつい時間を忘れて没頭し気付いたら50戦以上も連戦してたなんてこともよくあります。
しかし、テンポの良い対戦のためには、SSDの読み込みの速さとCPUの高速な処理能力が必要です。スペックが低く毎試合に10数秒以上のロードが挟まってしまうような環境では、途中でダレてしまいます。
現在主流のゲーミングPCはSSDが標準装備されており、CPUもグレードの高いものが搭載されているため、ロードが非常に素早く対戦のテンポがかなり良くなっています。
動画配信をするには一回り上のスペックが必要
一つのPCでゲームと動画配信を行う場合は、配信ツールの負荷がプラスされるため、そのゲームの要求スペックを上回る必要があります。
『GBVSR(グラブルVSライジング)』を動画配信しながらプレイしたいと思うのであれば、要求スペックを上回る「ガレリア RM5R-G60S」クラスのモデルが最低限必要です。
アバターを配信画面に映しながら『GBVSR(グラブルVSライジング)』を始めとした格闘ゲームをプレイする場合は、さらに負荷が高くなるので「ガレリア XA7C-R46T」くらいのスペックがあると安心できるでしょう。
推奨スペックギリギリで『GBVSR(グラブルVSライジング)』を動画配信した場合、動画エンコードの分CPUとグラボに負荷がかかってしまうので、60fpsを安定して維持できません。
格ゲーをガチでやるならゲーミングモニターは必須
格闘ゲームは60fpsが上限ですが、格闘ゲームを144Hz以上の高リフレッシュレートのゲーミングモニターでプレイすることにより、わずかにキャラのモーションが見やすくなるので、モニターの性能も非常に重要です。
実際に日本を代表する『ストリートファイター』のトッププロ「梅原大吾」さんも、60Hzのモニターから240Hzのゲーミングモニターに買い換えて大きく違いを実感しています。
ここでは、競技性の高いゲーム大会でモニターを提供している「BenQ」からのおすすめモデルを紹介します。
BenQ ゲーミングモニター XL2411P
24インチ | 応答速度:1ms(GtG) | リフレッシュレート:144Hz |
数多くのeスポーツシーンでデバイスを提供しているBenQのエントリーモデルで、価格も2万円と求めやすいゲーミングモニターです。
エントリークラスながら『GBVSR(グラブルVSライジング)』において144Hzというリフレッシュレートは、十分対戦において敵の動きが見やすくなる武器となります。
また、フリッカーフリー(画面のチラつき)防止機能や、ブルーライトカット機能で長時間のプレイでも目が疲れにくくなっています。
他のジャンルのゲームでも万能に対応するモデルなので、ゲーミングモニターデビューをしたい方にもおすすめです。
BenQ XL2546K
24.5インチ | 応答:0.5ms(GtG) | リフレッシュレート:240Hz |
240Hz対応ゲーミングモニターは、プロと同じ環境でプレイしたい方におすすめです。
「BenQ XL2546K」の応答速度は0.5msと240Hzという高速なリフレッシュレートなのでゲーミングモニターの中でも非常に素早い描画が可能で、人によっては見切れる技が1フレーム縮むほどです。
トッププロだけでなく、この高性能モニターはある程度格闘ゲームを経験した一般プレイヤーでも、違いがわかるほど対戦の環境が変わります。
『GBVSR(グラブルVSライジング)』おすすめゲーミングPCまとめ
この記事では『GBVSR(グラブルVSライジング)』におすすめなゲーミングPCを紹介しました。
以下、記事で紹介したモデルのおさらいです。
・コスパ重視 → 「とにかく安い入門モデル」
・動画配信もしたい → 「中級者向けコスパ最高モデル」
・どんなゲームも最高画質で遊びたい → 「上級者向けハイエンドモデル」
・安定したノートPC→ 「ミドルスペック&軽量ノート」
『GBVSR(グラブルVSライジング)』は派手な演出とキャラクターの作り込みが凄いゲームでありながら、負荷は他の最新PCゲームに比べて低いため、十分エントリークラスのゲーミングPCで快適に遊べる格闘ゲームです。
今回紹介したモデルは、どれも求める環境ごとに快適にプレイすることができるものを紹介しているので、自信の予算や用途にあったゲーミングPC選びの参考にしてください!
こちらの記事では、当サイトが厳選した「初心者向けのおすすめゲーミングPC」を総合的に紹介しています。 「ゲーミングPCの基礎知識」「おすすめBTOショップ」についても解説していますのでこの記事で欲しいゲーミングPCが見つからなかった方はあわせてご確認ください。