あらゆる書籍をジャンル問わずに読み放題できるサービスを提供している「Kindle Unlimited」ですが、よくおすすめしないと言われています。
本記事では以下のポイントを踏まえて、なぜKindle Unlimitedがおすすめできないのか?逆におすすめできる人はどういうタイプの人?を解説します。
また、当サイトではAmazonデバイスのおすすめ商品も紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
Kindle Unlimitedをおすすめしない理由
Kindle Unlimitedをおすすめしないと言われる主な理由をピックアップして解説します。
- 新刊の数が少ない
- 月額料金が少し高い(980円)
- ダウンロード数の制限がある
- アダルト本対応なので子供がいる家庭だと利用しづらい
- 無料購読のラインナップが不定期で入れ替わる
新刊の数が少ない
新刊は逐一追加はされているのですがよくわからない雑誌が多く、ラノベやコミックの新刊はよほど人気のあるものくらいしか追加されないので、めぼしい新刊があまりありません。
そのため、最新のコミックやラノベが読みたい!という方にはわざわざ月額を支払って購読するのはおすすめできないと言えます。
他の読み放題サービスより少し高い
サブスクサービス | 利用料金 |
---|---|
Kindle Unlimited | 月額980円 |
Prime Reading | Amazon Prime加入で利用可能:月額600円 |
ブックパス | 月額550円 |
ブック放題 | 「読み放題プラン 総合コース」:月額618円 「読み放題プラン マガジンコース」:月額418円 |
他の主な月額読み放題サービスを展開しているサイトと比べてみました。
ここを見ても一目瞭然で、月額利用料金がけっこう割高になっているので、わざわざKindle Unlimitedを利用するメリットがあまりありません。
特にAmazon Primeに加入している方は、Prime ReadingというKindle Unlimitedの下位サービスのような特典で十分事足りる場合もあります。
ダウンロード数の制限があって不便
Kindle Unlimitedはライブラリに追加してオフラインでも読む事ができますが、その数には上限があり20冊までしか保存できません。
そのため、外出先などで漫画を一気読みしようと思っても20冊以内に完結しているシリーズしか読めなかったりするので、かなり不便です。
子供の誤購入でアダルト本まで見られる
これは他のサービスでも言えることですが、アダルトジャンルを含んだ漫画・写真集も見放題なため、子供のいる家庭ではアカウントや端末を安易に共有できないのも、取り扱いが面倒です。
目のつかないところに置く、読み終わったら削除するなどする必要があるため、なるべくアダルトジャンルは別サービスの契約が必要などの措置が欲しいところです。
無料で読める本が不定期で変わる
Kindle Unlimitedは、無料で読めるタイトルは豊富ですが「Kindle Unlimited対象」の本しか読めず、またそのタイトルも不定期で入れ替わります。
そのため、Kindle Unlimitedに加入する前に読みたいジャンルやタイトルが読み放題の対象になっているのかをか確認しておく必要があるので、幅広いジャンルやタイトルを楽しむ方以外には利用しづらいです。
Kindle Unlimitedをおすすめしない人は?
おすすめしない理由を踏まえてKindle Unlimitedを利用するのに適していない人の環境を紹介します。
新刊をメインに読みたい人
ジャンルを問わず、新刊でめぼしいタイトルはKindle Unlimitedの対象になるものがあまり無いので、注目の新刊をメインに購読したい人にはおすすめできません。
確かに総合的には冊数が多いですが、特定のジャンルに特化しているというわけではないので、マイナーな新刊がラインナップに並びがちです。
漫画を多読する人
漫画をメインに読んでいる方にも、あまりおすすめできません。
最新の漫画は途中の巻までしかKindle Unlimitedの対象になっていないものがほとんどで、そのラインナップも他の漫画専門のサブスクサービスに遠く及びません。
また、巻数が多くなりがちな漫画は、最大20冊までしかダウンロードできないKindle Unlimitedの仕様に向いていないため不便さに拍車がかかっています。
子供がいる家庭で使う人
前述した通り、アダルトジャンルも普通に購読できてしまうので、子供がいる家庭の人は端末やアカウントの取り扱いに注意する必要があるのでおすすめできません。
現状個別にアダルトジャンルの契約を別にするようなサービスも無いので、Amazonのアカウントを家族で共有している人は特に注意が必要です。
Kindle Unlimitedがおすすめな人
Kindle Unlimitedは基本的におすすめしないとしてきましたが、それでも利用するのに向いている環境の人はいます。
ここではKindle Unlimitedを利用するのに向いている人はどんな人なのか?を解説します。
ビジネス書などを中心に読む人
主にKindle Unlimitedはビジネス・自己啓発系がかなり多く、そういったジャンルをメインで読む人とは相性が良いです。
このジャンルの冊数が多いので参考資料を集める時などにも有用です。
雑誌を購読して読む人
雑誌系も豊富です。過去の雑誌も閲覧可能なので、かさばりがちな雑誌をデータとして持ち歩けるのは大きいメリットでしょう。
オフラインでも本を読みたい人
予めダウンロードしておけば、オフライン状態でも読めるので電子書籍メインで雑誌やビジネス書などを読みたい方はKindle Unlimitedを利用するのがおすすめです。
ただし、20冊を超えるとライブラリーから書籍を削除して整理しなければならない点には注意が必要です。
Kindle Unlimitedより普通に本を買う方がお得?
電子版でも紙媒体でも普通に書籍を購入するのと、Kindle Unlimitedで読むのとでどちらがお得かどうかは、Kindle Unlimitedでどのジャンルを読みたいかで決まります。
Kindle Unlimitedの書籍はビジネス書・雑誌・小説などが大半を占めるので、これらのジャンルを購読するならKindle Unlimitedがお得です。
対して、漫画やラノベをメインで読む方の場合は、ラインナップが少ないのであまりお得とは言えません。
Kindle Unlimitedは読める本が少ないってホント?
漫画やラノベなどの若年層向けのジャンルが弱いので、そういう意味ではKindle Unlimitedは読める本が少ないと言えます。
漫画・ラノベ | 薬屋のひとりごと 金色のガッシュ ティアムーン帝国物語 |
小説 | 運転者 シャーロック・ホームズの冒険 |
雑誌 | CanCam GetNavi 週刊アスキー |
確かに今人気のタイトルはありますが、本当に数タイトルくらいしか押さえておらず、それ以外はかなり古い漫画やラノベしかありません。
逆に小説などはかなり種類が豊富なので、小説をメインに読みたい方にとっては本が多いと言えます。
「Kindle Unlimitedをおすすめしない」に関するまとめ
- Kindle Unlimitedはビジネス書・小説・雑誌をメインにするならおすすめ
- 漫画やラノベがメインの人にはおすすめできない
- 他のサブスクサービスに比べて価格が高め
- Amazon Prime会員ならPrime Readingで十分事足りる人もいる
Kindle Unlimitedは確かに数千万の読み放題タイトルが揃っているのですが、その大半が小説やビジネス書なので若年層向けの漫画やラノベには弱いサービスです。
若者向けには漫画に特化した他のサービスがあるので、そちらを利用するのが安くてタイトルも多いのでおすすめです。逆に小説やビジネス書がメインの人にはおすすめできるサービスです。