「MSI」は世界的なPCパーツメーカーとして有名ですが、自社デザインのパソコンも販売しています。
特にノートパソコンに注力し、年々ラインナップを拡充しています。
この記事では、
について解説していきます。
「BTOショップ比較一覧」では、様々なBTOショップの特徴とレビューをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
MSIの特徴・評判を解説
MSIは台湾に拠点を置くPC本体、PCパーツメーカーとして世界でも有数の企業です。
事業の中心となるマザーボードとグラフィックボードの販売国は120カ国、生産量は世界でも3本の指に入ります。
近年ではPC本体の販売にも注力し、高いデザイン性を特徴とした製品を発表して注目を集めているメーカーです。
日本では直販店というものはなく、オンラインショップ、全国約130の量販店での取り扱いとなっています。
MSIの良い評判
MSIは外観やキーボードなどをデザイン性を重視していて、ゲーミングノートPCのラインナップが豊富です。
そのため、MSIはデザイン性の高いゲーミングノートPCを探している方におすすめできるブランドです。
以下では、MSIの良い評判を紹介していきます。
- 世界中での販売実績
- 高いデザイン性
- ゲーミングノート販売台数No.1
世界中での販売実績
MSIは欧米を始め、世界120カ国で販売されているグローバルメーカーです。
海外のゲーマーからも高く評価されており、マザーボードやグラフィックボード、モニターなどPCパーツの生産量は世界でも有数のものとなります。
海外製ということで品質に懸念を抱かれるかもしれませんが、世界的に見ればMSIは非常に高いブランドイメージを定着させていますので、国内製品と比べて劣るということはありません。
高いデザイン性
MSIのPCを見たことがない人でもこのドラゴンのロゴは見たことがあるのではないでしょうか。
ロゴを始め、MSIはそのデザインに独特のセンスを取り入れています。
一目でMSIとわかるデザインに加え、何万色にも設定できるLED、クリアガラス製のサイドパネルなど所有欲を満たしてくれる作りが人気の理由の一つといえるでしょう。
国内製BTOはシンプルなデザインのものが多いので、人と違うものが欲しいという方にはおすすめのメーカーです。
ゲーミングノート販売台数No.1
MSIはノートに特に注力しているメーカーです。
BCN調べのデータとはなりますが、ゲーミングノートでは2018年、2019年と国内販売台数No.1を記録しており、日本での知名度も相当に高まったといえるでしょう。
またゲーミングノートだけではなく、クリエイターノートも多く発売されているので、ゲームを目的としない人でも選択肢となるでしょう。
高い性能を備えながらもスタイリッシュな外観で多くの人に支持されており、ネットでも評価の高い口コミが増えているところからも品質とユーザーの満足度の高さがうかがえます。
MSIの悪い評判
MSIはゲーミングノートPCに力を入れている分、デスクトップのモデル数が少ないのがユーザー層が大きく別れてしまう評価となっています。
以下では、MSIの悪い評判を紹介します。
- 価格が高い
- カスタマイズ要素が少ない
- デスクトップのラインナップが少ない
- ホームページが絶望的に見づらい
価格が高い
おそらく最大の欠点となり得るのが価格の高さです。
同スペックの国内BTO製品(ドスパラなど)と比べると30~50%ほど高く設定されており、「17インチ」、「Core i7」、「RTX 3070」というよく見る構成でも30万円ほどの値段になっているモデルもあります。
さらにCPUの世代が一つ二つ前のものを搭載しているモデルもあるので、割高感が否めません。
デザインに価値を見いだせる方にはよいチョイスとなるといえます。
カスタマイズ要素が少ない
- 基本BTOではないので、完成品から選ぶことに
- BTOは公式ではなく、取り扱いのショップで買う
- 売り切れのモデルも多い
MSIのPCは一部のモデルを除いてBTOではないものが多いので、完成品の中から自分が欲しいものを選ぶという買い方が中心になります。
公式オンラインショップではBTOで買うことができず、パソコンショップアークやフロンティアなどの国内BTO取扱店がMSI製品のBTOを扱うという変わった販売体制になっているので、目的のモデルを探すのに苦労します。
せっかく望むスペックのPCを見つけても公式オンラインショップで品切れになっていたりするので、そのモデルをAmazonや他のBTOショップでも探し回る羽目になるのもいただけません。
MSI製PCをBTOで購入する場合は、取り扱いのあるBTOショップで探すことをおすすめします。
中でもパソコンショップアークはホームページも見やすく、MSIの製品ラインナップが多いので探すときはこちらのショップがおすすめです。
主な取り扱いショップ
デスクトップのラインナップが少ない
MSIはノートに力を入れているので、デスクトップのラインナップが少なくなっています。
より正確にはデスクトップのカスタマイズ要素が少ないともいえます。
選択できるCPUやグラフィックボードがかなり限られているので、ハイエンドモデルをデスクトップで購入しようとすると別のメーカーを選んだ方がよいかもしれません。
ホームページが絶望的に見づらい
公式オンラインショップはノートPC、デスクトップなど項目こそ分かれていますが、そこで表示されるモデルは一つ一つクリックしていかないと性能や仕様が全くわからないという大変残念な仕様になっています。
通常はCPUやグラフィックボードの種類から絞り込み検索ができるホームページが多いのですが、MSIはそのあたりがとても不親切で、並べ替えの項目も「新着」、「価格」、「商品名」しかありません。
また売り切れているモデルも普通に掲載されているので、クリックしてから売り切れに気づくというなんともユーザーに優しくないホームページになっています。
一方ショップではない(オンラインショップとMSIホームページは別)MSIの公式ホームページの製品紹介では絞り込み検索ができます。
そこで条件を絞り込み、希望のモデルを「Buy now!」のボタンから買えるかと思いきや販売店情報のページに移行するので、結局モデル名をコピペして検索するという二度手間がかかります。
ブランドイメージやデザインは本当に優れているのですが、公式ホームページはおそらく数あるPCメーカーの中でもワーストでわかりにくいといえるでしょう。
MSIを実際に使用した人の口コミ
MSI製品を実際に利用した人の口コミが見たい!という方に向けて、パソコン大百科が独自でMSI製のパソコンを利用した方を対象とするアンケートを行いました。
以下では、実際にMSIのパソコンを使用した口コミを抜粋していきます。
実際に利用した方の口コミでは、「デザイン性」や「品質」に関する評価が挙がりました。
当記事でも、デザイン性はもちろん、実用的なMSIのおすすめパソコンを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
MSIの修理サービスについて
MSI製品が故障した場合はサポートに連絡をする必要があります。
ただし、MSIのサポートは不安な点が多く、言葉が英語のまま、あるいは機械翻訳そのままの文章なのでわかりにくいという欠点があります。
筆者が一度モニターの修理について問い合わせた際は無事に返信が来たので、一応サポートとして機能はしているようです。
修理の依頼の仕方
製品紹介のホームページ同様、サポートのページも少々わかりにくいので、順を追って手順を説明していきます。
まずは公式のサポートページにアクセスしましょう。
中央にある検索ウィンドウに「修理」と入れると関係ない検索結果ばかり出てくるので、赤枠内の修理サポートが必要な時をクリックします。
次のページに移動したら、URLをクリックしましょう。
名前などの基本情報を入力したら手持ちの製品のシリアルナンバーを入力し、修理内容などを記載して確認画面へをクリックして次ページで送信します。
基本的には2営業日以内に返信が来るはずです。
MSIのサポートは基本的に以上の流れで進めます。
サポートのページも親切とは言い難いので、BTOショップなどで購入した場合は店舗に問い合わせる方がいいかもしれません。
保証について
MSI製品は基本の保証期間が1年、最長2年の延長保証に加入することができます。
不具合や故障があった際は公式のサポートページから名前などの基本情報やシリアルナンバーを入力し、問い合わせという形で修理を申し込みます。
MSIの店舗情報
MSlは日本全国の家電量販店で販売されています。
BTOショップの中ではアークのホームページが見やすく、カスタマイズして注文もできるので、まずはアークを見てみることをおすすめします。
MSIのおすすめノートパソコンまとめ
MSI製品のおすすめノートパソコンを紹介していきます。
MSIはゲーミングノートも販売しているのでゲーマーにもおすすめできるメーカーです。
また、MSIの弱点としてデスクトップパソコンのモデル数がほとんどなく、ノートパソコンを主軸に豊富なモデルを展開しています。
もっと詳しくゲーミングノートPCのモデルを知りたい方は「ゲーミングノートPCおすすめ」記事を参考にしてみてください。
ゲーミングノートパソコン
MSIのゲーミングノートパソコンは、キーボードにもやデザインにもこだわっています。
その観点から、性能だけじゃなくて外観や見た目を重視している方におすすめできます。
ここではおすすめのゲーミングノートパソコンを紹介していきます。
GF65-10UE-437JP
グラフィック :RTX 3060 Laptop GPU
メモリー: 16GB
ストレージ : 512GB SSD
- 15万円前後で購入できるコスパの高いゲーミングノート
- 最新の3Dゲームをサクサク快適に動かせるGPU搭載
- 2.0kgを切る超軽量薄型モデル
15万円前後の程よい価格帯で購入できる「GF65-10UE-437JP」は、まさに入門向け+本格的にゲームを遊ぶのに向いているゲーミングノートモデルです。
最新ゲームを快適に遊べる性能を持っているのはもちろん、1.86kgの超軽量級モデルなので、家の中でもラクラク持ち運びでき、外出先に持っていっても負担がかかりません。
また、液晶は144Hzに対応しているため、3万円前後するゲーミングモニターを買う費用がかからないのも魅力的なポイントです。
できるだけ予算を抑えたいけど、本格的な性能のゲーミングノートが欲しい!と考えている方におすすめです。
\ 超軽量+薄型の良コスパゲーミングノート /
Katana-GF66-11UG-029JP
グラフィック :RTX 3070 Laptop GPU
メモリー: 16GB
ストレージ : 512GB SSD
- 15.6インチ144Hzのゲーミング用パネル
- RTX 3070を搭載し、快適なゲーム性能
- steelseriesによるデザインの高耐久キーボード
普段使いとゲーミング用のバランスの良い液晶サイズとRTX 3070を搭載し、快適なゲーム性能を提供するゲーミングノートです。
144HzのリフレッシュレートにRTX 3070の組み合わせはほとんどのゲームを滑らかに描写することが可能です。
最新の3Dグラフィックを使用するゲームはもちろん、フレームレートが安定しづらいバトロワ系のゲームでも性能を余すことなく発揮してくれるスペックです。
またキーボードはsteelseriesがデザインしたRGB高耐久で、ゲーマーには嬉しい仕様になっています。
性能だけではなく所有欲も満たしてくれるおすすめの一台です。
\ おしゃれ&高性能なハイミドルモデル /
GP66-11UH-821JP
グラフィック : GeForce RTX 3080 Laptop GPU
メモリー: 16GB
ストレージ : 512GB SSD
- ほぼどんなゲームでも最高設定で快適に動作可能なスペック
- 最高峰CPU、GPUを搭載
MSIゲーミングノートのフラッグシップモデルとなります。
GPUはラップトップ最高峰のRTX 3080が搭載され、トップクラスの性能を誇っており、CPUはCore-i7の第11世代とゲーミング性能の高い組み合わせとなっています。
いつでもどこでも、PS5より遥かに上回る性能でゲームがプレイできるのは、まさに「GP66-11UH-821JP」モデルならではです。
ノートパソコンで一切ゲーム環境を妥協しない方におすすめのモデルです。
\ すべてのゲームを最高画質で遊べるハイエンドモデル /
クリエイターノートパソコン
MSIのクリエイターノートパソコンは、多機能なのが特徴的なモデルを多く販売しています。
そのため、スペックももちろん重視したいけど、ノートパソコン本体の機能性も色々欲しい!という方におすすめできます。
ここでは、MSI製のおすすめクリエイターノートパソコンを紹介していきます。
Prestige-14
- 第11世代のインテル Core i7を搭載
- 性能と価格が両立されたRTX 3050を搭載
- 1.29kgの超軽量モデル
MSIはクリエイターノートも多く販売しています。
「Prestigeー14」は第11世代のインテル Core i7を搭載することで、負荷がかかるような作業でもスムーズにこなすことができます。
メモリは16GBとクリエイター作業に十分な容量を確保、SSDも1TBの大容量で多数のデータを保存できます。
またこれだけの機能を備えながらも1.29kgと軽く設計されており、持ち運び時の負担を軽減しています。
GPUもRTX 3050を搭載しているので、ある程度のクリエイターソフトを快適に動かせるのはもちろん、ゲームも快適に動かすことができます。
ノートでありながら4モニター搭載で、動画編集やイラスト作業をするクリエイターにはこれ以上ない軽量モデルです。
\ 1.29kgの超軽量級モデル /
Summit-E16Flip-A11UCT-202JP
グラフィック : GeForce RTX 3050 Laptop GPU
メモリ:16GB
ストレージ : 512GB SSD
- 16インチWQHDの大画面
- RTX 3050搭載
- タッチパネル採用でクリエイター作業を楽に
「 Summit-E16Flip-A11UCT-202JP 」はWQHDの大画面を備えたクリエイターノートの最高峰モデルです。
グラフィックボードにRTX 3050を搭載することで、クリエイター用のソフトでカクカクしたりすることはなく、それどころかゲーミングノートとしての利用も可能になっているのもポイントです。
またタッチパネル採用により直感的な作業が可能でクリエイター作業をより楽にこなすことができます。
薄型・軽量なので、外出先で作業をしたり、移動中の暇な時間を効率的に作業したい方にも取り回しやすいサイズとなっています。
大画面で快適な作業をしたい方におすすめできるモデルです。
\ タッチパネル機能で直感的な操作可能 /
MSI支払い方法まとめ
支払い方法 | 備考 |
---|---|
現金振込 | 指定された口座番号に振込 |
クレジットカード決済 | VISA / MasterCard / JCB / Diners / American Express |
分割払い | JACCS審査(最大60回) |
コンビニ決済 | 取り扱い可能額は30万円未満 |
MSIは様々な決済方法があります。
分割払いはJACCSの審査を利用して分割払いするものとなり、一定の審査に通過すれば利用可能です。
またコンビニ決済も利用可能ですが、30万円未満しか使えないので注意しましょう。
各BTOショップで購入する場合はショップの支払い方法に準じます。
MSIの評判まとめ
- デザインや性能は総じて高く、人と違うものが欲しい人には向いている
- 公式ホームページでの購入はおすすめできない
- サポートはあまり期待できない
MSIのPCについて紹介してきました。
世界標準のパーツ供給メーカーということもあり、性能は総じて高いといえるでしょう。
また独特で高いデザイン性も刺さるユーザーには購入動機の一つとなります。
一方公式ホームページは大変見にくく、購入にたどり着くまででストレスを感じることは否定できません。
サポートに関しては担当してくれる人による部分もあるので、一概には言えませんが日本のサポートに慣れていると期待外れになるかもしれません。
価格が高いというネックはありますが、デザインが好みであれば検討してもよいメーカーであるといえるでしょう。
こちらの記事にて、BTOショップ比較一覧やおすすめBTOショップの特徴や評判を紹介しています。ぜひチェックしてください。