一般的にゲームをプレイするためにはグラフィックボードの存在は必要不可欠ですが、裏を返せばゲームをしないのであればグラフィックボードはいらないのか?
この記事では、
について解説しています。
グラフィックボードとは何か?
グラフィックボード(GPU)は映像出力専門のPCパーツのことを指します。
基本グラフィックボードがなくても例外はありますが、パソコンの画面を見ることは可能です。
しかし、「3Dゲーム」や「4Kの映像を見る」、「沢山のディスプレイに映像を映す」などを行う場合、パソコンに元々内蔵されているスペックを超えてしまうのでグラフィックボードが必要になります。
詳しくは「GPUとは何か」の記事で解説しています。
また、グラフィックボードは半導体やマイニング需要などによって大きく価格が変動しているパーツでもあります。・
こちらも詳しくは「GPU在庫不足と品薄の原因」の記事で解説しているので、チェックしてみてください。
グラフィックボードの主な用途は?
グラフィックボードの用途についてまとめてみました。
- ゲーム用途として使う
- 3DCGなどの動画編集ソフトで使う
- マイニング用途として使う
下記にて詳しく解説します。
ゲーム用途して使う
上記の表はGUPのパフォーマンスをわかりやすくするために有名ゲーム「Apex Legends」のフルHDの低設定でのスコアをまとめたものです。
上記のようにGPUの性能によって、フレームレートは大きく変動します。
どのくらいの画質で、どのくらいのフレームレートが望ましいか、どのくらいの値段のものが良いかによって千差万別です。
より高画質で、高フレームレートで使いたい場合は高性能なグラフィックボードが必要になります。
逆にグラボがないのであれば、できる3Dゲームは「マインクラフト」位だと思ってください。
これからPCでゲームを始めようとしている方は「初心者におすすめのゲーミングPC」で詳しく紹介しています。
3DCGなどの動画編集ソフトで使う
ゲーム以外にも、3DCGなどを作成する編集ソフトではGPU性能を必要とするソフトがたくさんある。
もし、グラフィックボードなしでソフトを起動してもカクカクでまったく作業になりません。
これから動画編集を考えている人はグラフィックボードを用意することをおすすめします。
詳しくは「3DCG制作おすすめクリエイターパソコン」にて解説しています。
マイニング用途として使う
マイニングでは主にGPUを駆使して仮想通貨の収益を得ることができます。
しかし、日本で利益を上げるのはほぼ無理でしょう。
それは、日本の電気代が高いからです。
マイニングできる枚数は定期的に少なくなりますし、価格も乱高下しますので、日本で気軽に誰でもマイニングに参戦できるという状況ではありません。
詳しくは「ゲーミングPCはマイニングに向いている」という記事にて解説をしておりますのでご覧ください。
グラフィックボードの必要がある人と不要な人は?
「グラフィックボードの必要性」でも解説しましたが、グラフィックボードは主にパソコンでゲームや動画編集を頻繁に行う方には必須となっています。
グラフィックボードの性能自体でもゲームや動画編集の動作が大きく異なるので、高価格なものであればあるほど快適度も向上します。
他にもグラフィックボードがないとモニターの出力ポート数が不足していることが多いので、2台以上のディスプレイを使いたいと思っている方。
例えばFXトレーダーや、イラストレーターといった職業の方もグラボがなければ作業が難しいです。
逆にいえば上記表の「必要な人」に一つも当てはまらない人であれば、グラフィックボードはまったく必要ないのでパソコン選びの際には価格を重視して選ぶことができます。
PC初心者におすすめのグラフィックボード搭載ゲーミングPCモデル
グラボが搭載しているおすすめのパソコンについて紹介します。
こkでは『Apex Legends』でどれだけのフレームレートが出せるかを例に紹介していきます。
【格安】ガレリア RM5C-G60S
グラフィック : GTX 1660 SUPER
メモリ : 16GB SDRAM
ストレージ : 500GB NVMe SSD
価格は約14万円ほどです。
ゲームを行ううえでの注意点としては120fps以上が理想とされていますので、このグラボだと大半のゲームは120fps以上で快適に遊ぶことができます。
ただし、低画質での話なので高画質で120fpsの高フレームレートと考える場合には、もっと価格帯の高いゲーミングPCを選ぶ必要があります。
また他に良い点としてはメモリが16GBであること、ゲームをしている時に必要なパソコンのスペックはグラボ以外にもCPUとメモリが大きく影響します。
16GBもあれば、ゲーム中にメモリの使用率が100%近くにあることもほぼありませんので安心です。
しいて問題点を挙げるのであれば、ストレージが500GBと少し心もとないですが、自作未経験者でも外付けのストレージがありますのでうまく活用すれば全く問題がないPCができ上がります。
【良コスパ】ガレリア RM5R-R36T
グラフィック : GeForce RTX 3060 Ti
メモリ : 16GB SDRAM
ストレージ : 512GB NVMe SSD
値段は約19万円です。
搭載グラボは、Apexにて255fpsを記録している物で、スペックは高いです。
当サイト調べですが4Kの低画質でも、127fpsと使えるレベルのパフォーマンスを記録しています。
懸念点としてはCPUがRyzen5決して悪いCPUではないのですがIntel製とく比べ、シングルコアのスコアがあまりよくありません。
ですので、同スペックのインテル製のCPUよりもゲームにおけるパフォーマンスが低くなってしまうという特徴があります。
しかし、価格差によって購入すべきかが変わってきますので、ここは好き好きです。
【高性能】ガレリア XA7C-R37
グラフィック : RTX 3070
メモリ : 16GB SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD
価格は約26万円です。
グラボの性能で言うと前述の3060Tiとほぼ変わりませんが、CPUが11世代のi7を使用し、ストレージも倍の1TBあるので、文句のつけようがない高性能PCとなっています。
当サイト調べでは、4K高画質以外は何の問題もなくプレイできるパソコンのスペックになっています。
ただ価格が、26万円なので本当に高性能PCを必要とする環境なのかを吟味し購入してください。
グラフィックボードの必要性まとめ
グラフィックボードの必要性についてのまとめです。
- グラボがあれば高解像度、高フレームレートが実現する
- ゲームや動画編集3Dグラフィックが必要な環境であれば必要不可欠
ノートパソコンの場合はマザーボードにGPUの機能があるオンボードタイプや、外付けでグラボを取り付けできるタイプなども発売されています。
個人的には、キーボードやモニターの大きさなどがカスタマイズできないノート型でわざわざゲームをするかと思うのですが、考え方は様々なので、自分に合ったPCを購入しましょう。