中古パソコンを購入後にチェックすべきこと、注意点をまとめました。
この記事では、
以上の項目を解説していきます。
確認をしなかったせいで起こるトラブルを避けたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
当サイトでは、「中古パソコンの選び方」と「中古パソコンおすすめショップ」についても詳しく紹介しています。
こちらもあわせてお読みください。
中古パソコンを購入した後に確認すること
中古パソコンを購入した後に確認すべきポイントは、主に以下の2つです。
- 購入した中古パソコンの付属品の確認
- 購入した中古パソコンの型番の確認
中古パソコンの動作確認をする前に、まずはこの2つのポイントをしっかり確認しておきましょう。
中古パソコンは、サポート期間が長くないため早めの確認が重要です。
購入した中古パソコンの付属品の確認
中古パソコンが届いたときにまず確認するべきは、商品購入ページに記載されている付属品がちゃんと入っているかです。
電源ケーブル、ノートパソコンの場合はバッテリーが付属しているかどうかは確認しましょう。
また、デスクトップパソコンを購入する際は、「販売ページにはマウスやモニターなどが写っていたが、販売されている商品はパソコン本体だけだった。」という勘違いがよく起こるので、購入時にもチェックが必要です。
購入した中古パソコンの型番の確認
パソコンの型番はケースにシールで張られている場合が多いので購入サイトを参照し、しっかり確認しましょう。
型番が違う場合は、以下のような原因が考えられます。
- 業者のミス
- 購入商品よりも低いスペックに改造している可能性
正式な型番の中古パソコンが届いているか確認するためにも、必ずサポートに連絡するようにしましょう。
また、補償・交換の場合も期日が設けられている場合が多いので、できるだけ早めに確認してください。
購入した中古パソコンの動作の確認
付属品や、型番に問題がなければパソコンを起動し確認を行っていきます。
次のポイントに注意して、動作確認を行いましょう。
- 起動にかかる時間が長すぎないか
- 液晶モニターに問題はないか
- キーボードの動作確認
起動にかかる時間が長すぎないか
以下にあてはまる場合は、SSD・HDDに問題がある場合が多いです。
- SSDなのにHDD並みに起動に時間がかかる
- 起動時に何かがこすれるような音がしてOSの立ち上がりが遅い
HDDやSSDのような記憶媒体は消耗が激しいので、使えなくなってしまっていることも多々あります。
また、中古品はどのくらいで寿命が尽きるというのも不明なので、理解した上で購入した方がいいでしょう。
注意点として、SSDの方がHDDに比べて起動が早いです。OSの起動速度でいうとHDDはSSDの約2倍の時間がかかります。
ですので、SSDのパソコンを使った経験がある方は、HDD搭載の中古パソコンの起動速度がかなり遅く感じるということはご理解ください。
SSDについて詳しく知りたい方は「SSDとHDDの違いをわかりやすく解説」で書かれているので、参考にしてみてください。
液晶モニターに問題はないか
モニター付属のデスクトップパソコンやノートパソコンを購入した際は、続いてモニターの動作確認をしましょう。
- 画面が割れてないか
- 色味が変ではないか
- 一部黒い点(ドット抜け)はないか
- 明暗が急に変わる、点滅することはないか
モニターは配線の不備によって特定の色だけ出力できないことや、一部真っ黒で色が出ない場所(ドット抜け)が出ること、バックライトがおかしくなって明暗が急に変わることがあります。
原因のほとんどが組付けの不具合か、ケーブルの断線です。
モニターに使われているフレキシブルケーブルは熱に弱く、熱で摩耗したケーブルは次第に柔軟性がなくなっていき、断線しやすくなっていきます。
販売ページで、注意事項として明記されていないモニターの不具合があった場合には、すぐにサポートに連絡しましょう。
キーボードの動作確認
続いて、キーボードのすべてのキーが正常に動作するか確認しましょう。
メモ帳などのアプリを起動し、ひとつずつキーをタイプしながら不具合のある部分がないか調べます。
特に、ノートパソコンはOSのアップデートを行うとキー配置に不具合が生じる場合があります。
中古のノートパソコンを購入した場合は特に重点的に確認するようにしましょう。
バッテリー寿命の確認
ノートパソコン購入時にはバッテリーもついてくることがほとんどです。中古品なので、バッテリーも新品ではありません。
あくまで推定値ではあるのですが、Windows10ならば「Battery report」というものを使って今どれくらい充電ができるのかを調べることができます。
「Battery report」の使い方を以下で説明していきます。
使い方は簡単で、「Windowsキー」+「R」で「ファイル名を指定して実行」を呼び出します。
その中に「powercfg /batteryreport」と入力し「OK」を押しましょう。
すると、「Cドライブ」の「ユーザー」フォルダの中の「ユーザー名」または「Owner」フォルダ内に「battery-report.html」というファイルが自動生成されているはずです。
そのファイルを開くと、現在のバッテリー残量がわかります。
「DESIGN CAPACITY」がバッテリーのスペック上の最大容量で、「FULL CHARGE CAPACITY」が現在充電できる最大容量です。
私の持っているノートパソコンの場合は18,510mWh / 26,330mWhなので約70%バッテリーが使えて30%ほど消耗していることがわかりました。
中古パソコンを購入した後はOSをアップデートしよう
中古パソコンの場合は、OSが古い場合もあります。
WindowsはWin8までのOSのサポートを終了しており、アップデートや更新が行われないためシステム的に非常に弱く、ウィルスなどに感染しやすくなってしまいます。
現在でもWindows10に無償でアップグレードする方法があるので、試してみてください。
注意点としては、前のOSが32bitだった場合、原則64bitのOSにアップグレードすることはできません。
32bitOSの場合メモリの容量が4GB以上使えないなど、苦になる部分が多いので、出来れば昔のOSでも64bitのものを選ぶようにしましょう。
間違って32bitOSの中古パソコンを買ってしまった場合は、我慢するか64bitOSを購入してOS再インストールするしかないので注意してください。
中古パソコンのローカルアカウントを変更しよう
まれに、初期化が不十分で以前使っていたユーザーのローカルアカウントが残っている場合があります。
このローカルアカウントを変更しないと、セキュリティ上に大幅なリスクが生じてしまいます。
中古パソコンを起動したあとに見知らぬアカウントが表示された場合は、ローカルアカウントを変更しましょう。
Windowsマークをクリックして、アプリケーション一覧を表示させます。
メニューの中から「Windowsシステムツール」をクリックし、表示された項目から「コントロールパネル」を選択します。
「ユーザーアカウント」の項目が表示されない場合は、右上の「カテゴリ」をクリックすると上記画像の画面が表示されます。
「別アカウントの管理」をクリックし、パスワードを変更したいユーザーを選択します。
メニューから「パスワードの作成」をクリックし、新しいパスワードとパスワードのヒントを入力します。
新しいパスワードを入力し終わったら、「パスワードの作成」をクリックします。
中古パソコンを購入した後の注意点まとめ
最後に中古パソコンを購入後の確認作業をおさらいします。
- 付属品があるか
- 型番はあっているか
- 起動時の問題、動作の異常はないか
- OSをしっかりアップグレードする
これらが確認できれば、初期不良はないといって大丈夫です。
中古のパソコンは新品と比べてトラブルが多いので、初期不良がないかどうかはしっかりとチェックするようにしましょう。
「中古パソコンの選び方とおすすめショップ」では、中古パソコンの失敗しない選び方や、中古パソコンおすすめショップランキングも掲載されているので、ぜひ参考にしてみてください。