チーター=プログラムを不正に改変してゲームを有利にするユーザーのこと
「チーター」とはどういう意味か
チート=ゲームのプログラムなどを不正に改変を行い、ゲームの展開を有利に進めること
チートを使用するプレイヤーを総称として「チーター」と呼びます
チーターないしチートというのは、ゲーム内で不正なプログラムを実行する者、あるいは不正プログラムを作成するハッカーであることも多いです。
FPSゲームなどのチートは、「照準が敵の頭に自動的に完全追尾する」などのゲームバランスが崩壊する悪質なチートがあります。
チート行為は何故行われるのか
チート行為はなぜ行われてしまうのか?という疑問点を具体的に解説していきます。
主に、
- 自己顕示欲や承認欲求を満たすため
- 営利目的によるチート行為
上記の2つを具体的に解説していきます。
承認欲求を満たすためのユーザーが多い
ゲーマーの中には、自分の実力や結果で周囲から好感や信頼を得たいプレイヤーは数少なくありません。
そして「結果を残すためにチートに手を出してしまう」というケースもあります。
チートを隠しながら使用し、周囲からの評価を得ることで快感を得て、承認欲求を満たすために使用するプレイヤーも多いです。
営利目的
e-スポーツとしてのゲームが盛んになり商業化されるようになってくると、有名プレイヤーになることは同時に大きな収入になることにも繋がりました。
最近では、当事者の代わりに代理プレイヤーに報酬を支払ってランクを上げてもらう「代行」が問題となっています。
この「代行」では代理プレイヤーの実力ではなく、チートを行いながらランクを上げる行為をしているユーザーもおり、簡単にランクを上げられて依頼者から報酬を手にすることができる悪質な行為です。
つまりゲームをただプレイするだけの消費者ではなくビジネスとして行う人が増え、結果としてこのビジネス化が悪人を呼び寄せるようになりました。
『Apex Legends』などのゲームでは、「代行」は規約違反と明言しているので絶対に行わないようにしましょう。
チート行為の種類
チーターあるいはチート行為と一口に言っても、手段や方法は様々ありますが、大別すると
- ソフトウェアチート
- ハードウェアチート
上記の2種類に分けられます。
ソフトウェアチート
ゲームシステムに不正なプログラムなどを実行して操作するタイプ。
オートエイムやステータスの数値変更などを行うことで、ゲーム内を有利に進める。チートとしての効果が大きいものの、ゲーム側のアンチチートプログラムなどで対策可能。
ハードウェアチート
入力機器=デバイスが持つ機能を悪用するタイプ。デバイスチートともよばれます。
コントローラー操作時に有効となるエイムアシストをマウスコンバーターを接続することで不正に付与される、マクロ機能を使った入力の簡易化などがあり、ゲーム側での検出が難しい。
チーターはなぜ減らないのか?
おそらく現代のオンラインゲームの多くは、チーターないしチート行為というのは見られるものです。
チーターが増えている原因はゲームの商業規模が大きくなったことも関係しているかと思います。
アカウントやアイテムを売買するRMTの市場が出来たことで、どんなゲームでも現金化可能とみなされ、少しのリスクで大きなリターンが望めます。
FPSゲームタイトルである『VALORANT』においては、チート行為をしたパソコンそのものを記録し排除するハードウェアBANも行っていますし、日本国内法と照らし合わせて刑事事件化された例もあります。
これらを行ってなお、オンラインゲームにおけるチーターを排除しきれず、チーターと開発者のイタチごっこが今日まで続いています。