このページではPCのシステム全体を指揮・管理する基本的なソフトウェアであるOSについて解説をします。
OSといえば「Windows」と「mac」が代表的ですが、そのほかさまざまなOSもあわせて紹介します。
OSとは何か?役割を解説
OS(オペレーティングシステム、オーエスと略される)と、はコンピューターのシステム全体を管理する基本的なソフトウェアのことです。
OSが無ければ、PCは電源を入れても動かすことはできません。それぞれのパーツに指令を出し、連携させることがOSの主な役割です。
私たちが普段使っているアプリケーションソフトウェアはほぼすべてこのOS上で動いています。
ほとんどのソフトウェアは「どのOS上で動かすか」をあらかじめ想定して作られているため、対応していないOS上では動かすことができません。例えばPCゲームの多くは「Windows」で動くことを想定しているため、「mac」で動かないことが多いです。
OSの種類
OSにはたくさんの種類がありますが、現在のPCでは大きく分けて3種類のOSが使用されています。
Windows
WindowsはMicrosoft社で開発され、1990年代から現在まで全世界で圧倒的シェアを持つOSです。
家庭用から業務用、ゲーミング用まで広範囲に利用されており、初心者にとってわかりやすいのはWindowsだといえます。
macOS
Apple社製のPCに内蔵されているOSです。
iPhoneやiPadといった他のApple社製品と連携させやすく、Windowsより使いやすいという声があります。
主に画像処理の分野でWindowsよりも長年の実績があり、デザイナー・クリエイターや動画編集者の利用が多いです。
ただ、世の中のPCのほとんどのOSがWindowsであることから、ゲームソフトや業務用の専用アプリがmacOS非対応のケースが少なからずあることは注意したほうがいいでしょう。
Linux系OS
Linuxは無料で利用可能で自分でカスタマイズできるOSで、様々なカスタマイズバージョンがあります。
個人での利用も一応可能ですが、特にサーバーなど業務用での利用が多いOSです。
利用者は増加傾向にはありますが、Windows 10やmacOSと比較すると圧倒的に利用者が少なく、特別な事情が無い限りは個人用としての利用はおすすめできません。
PC以外のOS
PC以外の機械にもOSは組み込まれていますが、ここではみなさんの身近にあるスマートフォンのOSについて紹介します。
OSは何を選べばいい?
PCの用途によって最適なOSは異なりますが、ビジネス用、家庭用、ゲーミング用などの一般的な用途であればWindowsの最新バージョンが無難です。
逆にmacOSを選ぶシチュエーションとしては以下の場合が挙げられます。
- インターネット閲覧やブログ更新、メールの確認など一般的なパソコンでできることにしか使用しないのでOSは何でもいい
- macOSを使わなければならない明確な理由がある(業務用での利用など)
- 身の回りをApple社の製品で揃えているのでPCも揃えたい
なお、Linux系などその他のOSは「トラブル発生時の解決が困難(プログラミングの知識等が必要)」「日本語のサポートが比較的少ない」などの理由から初心者にはおすすめしません。
OSのバージョンなど確認方法の例(Windows 10)
ソフトウェアによっては、現在使用しているOSの内容によって利用できる/できない が分かれる場合があります。
ここでは現在使用しているOSのバージョンなどの確認方法を説明します。
①スタートボタンをクリックします。
②スタートボタンの上部に「設定(歯車の形をしたアイコン)」が表示されるのでクリックします。
この画面で確認できるのは以下の3点です。
- Windowsのエディション(Pro・HOME等)
- システムの種類(32ビットか64ビットか)
- OSのビルド番号(Windowsアップデートを行うたびに更新される)