PCやスマホを操作してると、「キャッシュ」という単語を聞いたことがあるけどどういう意味か疑問に思う方を多く見受けられます。
この記事ではそんな疑問に対して、Chromeのキャッシュについて、以下の内容について解説します。
より、安全にネット環境を利用できるように、ぜひ参考にしてください。
そもそもキャッシュとは何か?
キャッシュはネットワーク通信を介して受信したデータを保存しておける機能です。
わかりやすいように以下2つに分けて解説します。
- キャッシュはWebサイトの情報を一時的に保存したファイル
- キャッシュとCookie(クッキー)の違い
キャッシュにおける知識をしっかり身につけましょう。
キャッシュはWebサイトの情報を一時的に保存したファイル
キャッシュは、Webサイトの情報を一時的に保存したファイルのことを指します。
キャッシュは、よく閲覧するページの表示速度がアップするメリットがある一方で、Webページを最新のものに更新しなければならないデメリットもあります。
キャッシュ時点のデータが保存されるため、場合によってはWebページを更新しても最新の情報が表示されません。
こういった際は、「スーパーリロード」を行うことで解決できます。
スーパーリロードを行えば、一発で解決できます。
スーパーリロードとは
すべてのキャッシュを削除し、再読み込みすること。PCのみ対応。
Windowsの場合、「Ctrl+F5」でスーパーリロードされます。
キャッシュとCookie(クッキー)の違い
キャッシュとCookie(クッキー)の違いを下表で簡単にまとめました。
キャッシュ | Cookie(クッキー) | |
---|---|---|
保存するデータ | 一度アクセスしたWebサイト | Webサイトのログイン情報 アクセスユーザーのユニーク情報 |
目的 | Webサイトの表示の高速化 | ログイン情報の入力を省略 ターゲティング広告の表示 |
キャッシュとCookie(クッキー)は保存するデータおよび目的が異なります。
キャッシュは一度アクセスしたWebページのデータを保存し、Cookie(クッキー)はユーザーのユニーク情報を保存する仕組みです。
Chromeのキャッシュ削除をするとどうなる?
Chromeのキャッシュを削除すると、次のような現象が起こる可能性があります。
- ブラウザの不具合が解消する場合がある
- ログイン状態が解除される
- 保存されたID・パスワードがブラウザ上から削除される
場合によっては、「キャッシュを残しておけばよかった…」ということもあるので、削除する際は慎重に行いましょう。
ブラウザの不具合が解消する場合がある
キャッシュを削除すると、ブラウザの不具合が解消することがあります。
キャッシュを保存したままにしておくと、更新されたWebページによっては不具合が発生するおそれがあるので注意しましょう。
キャッシュを削除しておけば、最新のWebページを閲覧できるようになります。
ログイン状態が解除される
キャッシュを削除すると、ログイン状態が解除されることがあります。
キャッシュで保存されたWebページが最新のものに更新されるため、ログイン情報を再度入力しなければなりません。
再ログインは地味に面倒な作業ですので、キャッシュ削除する前に、普段から利用するサイトのログイン情報をチェックしておきましょう。
保存されたID・パスワードがブラウザ上から削除される
キャッシュを削除した場合、保存されていたID・パスワードがブラウザ上から削除されます。
自動入力されていたID・パスワードが削除されるため、再入力の手間がかかります。
例えば、GoogleアカウントやWebサイトのログインに必要なID・パスワードが挙げられます。
ID・パスワードがわからなくなるのを防ぐため、キャッシュ削除する前に正しいID・パスワードを把握しておきましょう。
【OS別】Chromeのキャッシュを削除する方法
OS別のChromeのキャッシュを削除する方法を解説します。
具体的に紹介する OSは以下の2つです。
Android版に関しては、Windowsと大きくかわりないのでWindows版を参考にしながら試してみることをおすすめします。
- 【Windows】Chromeのキャッシュを削除する方法
- 【iPhone・iPad】Chromeのキャッシュを削除する方法
それぞれのキャッシュ削除の手順は異なるので、しっかり理解しておきましょう。
【Windows】Chromeのキャッシュを削除する方法
Windowsでキャッシュの削除する手順は以下のとおりです。
画面右上にある「3つの点」部分のアイコンをクリックしてください。
「その他ツール」から「閲覧履歴を消去」の順に進むと、キャッシュを削除する設定のタブが開きます。
キャッシュの削除する期間を設定できますので、「全期間」を選択しましょう。
キャッシュ削除は、時間や日にち単位での設定も可能です。
内容を最終確認して問題なければ、「データを削除」をクリックしましょう。
ここまで終われば、キャッシュの削除は完了です。
Android版に関してもほぼ同様のやり方でキャッシュの削除が完了します。
【iPhone・iPad】Chromeのキャッシュを削除する方法
iPhone・iPadにおけるChromeのキャッシュを削除する手順を紹介します。
右下にある「…」をタップしてください。
タップすると新しいタブが表示されます。
新しく表示されたタブの一番上にある「履歴」をタップしましょう。
タップすると過去に表示したサイトの履歴が表示されますので、左下にある「閲覧履歴データを削除」をタップしましょう。
タップしたら、期間や削除する項目などが表示されます。
「Cookie、サイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れてください。
チェックを確認して、「閲覧履歴データを削除」をタップすればキャッシュの削除は完了です。
【まとめ】Chromeのキャッシュを削除すると不具合が解消する場合がある
Chromeのキャッシュを削除すると、「ページが見られない」「データが古いまま更新されない」などの不具合が解消される場合があります。
ブラウザを使用していて不具合が起きた際は、キャッシュ削除で改善されるか試してみましょう。
しかし、各Webサイトのログアウトや保存していたID・パスワードが削除されるので、キャッシュ削除する際には事前にログイン情報などのデータを安全に注意して保存しておきましょう。
Webサイトを閲覧する際に不具合が生じるならば、キャッシュ削除で改善されるか試してみましょう。