この記事では「そもそもVPNって何?」という初心者の方向けの項目のほか、以下の内容について分かりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
VPNを利用してみたいという方は、以下のテーブルで紹介しているVPNサービスをチェックしてみてください。
返金保証に対応した実質無料で使えるおすすめVPNサービス
おすすめVPNサービス | 月額料金 | 返金保証 | 特徴 | 評価 |
---|---|---|---|---|
1,580円 | 有(30日間) | 国内運営サービスで初心者におすすめ | (5.0 / 5.0) | |
1,920円 | 有(30日間) | 動画視聴対応数がもっとも多い | (5.0 / 5.0) | |
2,172円 | 有(30日間) | デバイス接続無制限で利用可能 | (4.5 / 5.0) |
VPNとは何か?
VPNとは「Virtual Private Network(バーチャル・プライベート・ネットワーク)」の略で、ネットワーク上に仮想の専用回線を構築する技術を指します。
VPNは主にセキュリティリスクを軽減する目的で用いられることが多く、低価格でお手軽に導入できることから、利用者が増えています。
また、個人利用にとどまらず、昨今のテレワークを推奨する流れからビジネスユースにも用いられている注目の技術です。
VPNの仕組み
VPNは接続経路や使用するサーバーによって種類が分けられますが、この項目では個人で使用されることの多い「インターネットVPN」を例に、VPNを支える3つの技術を解説します。
仮想経路を構築する「トンネリング」
トンネリングとは、ユーザーのデバイスとVPNサーバーとの間に構築される仮想の経路のこと。
インターネットは通常であれば、不特定多数の利用者がいますが、トンネリングで構築された経路は、クローズドなものになり、外部からのアクセスをシャットアウトします。
外部からの参照を防ぐ「カプセル化」
トンネリングによって構築された経路上で行われる通信データは、再パッケージ化されます。
これをデータの「カプセル化」といい、ハッカーなど悪意のある第三者の目からデータの性質や状態を隠すため用いられる技術です。
「トンネリング」と「カプセル化」により、VPNを用いた通信は非常に安全性の高いものになっています。
情報漏えい対策の「暗号化」
VPNは「トンネリング」と「カプセル化」により、通常のインターネット回線と比べて非常に高いセキュリティ性を持ちますが、ネットワークの性質上、100%安全ではありません。
万が一、セキュリティを突破されてしまった場合でも、データが暗号化されていれば容易に解析することができず、情報漏えいを防ぐことができます。
VPNの種類
ひとことでVPNといっても、接続方式や利用する回線の種類によっておおまかに4種類に分類されます。
この項目では、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説します。
- インターネットVPN
- エントリーVPN
- IP-VPN
- 広域イーサネット
インターネットVPN
インターネットVPNは、一般のインターネット回線を利用してVPN接続を行う方式です。
インターネットに接続することで利用できるため、ほかの方式と比べるとコストを抑えられる点が優れています。
ただし、インターネットを利用する性質上、4種類の中ではセキュリティ面で見劣りします。
エントリーVPN
エントリーVPNは、安価な光回線や通信事業者が提供する閉鎖網を利用し、VPN接続を行う方式です。
インターネットVPNとの違いは、インターネットを経由せず閉鎖網を利用するため、セキュリティ面や通信品質が高くなっている点です。
IP-VPN
IP-VPNは、通信事業者の閉鎖網を利用してVPN接続を行う方式です。
不特定多数が利用するインターネット回線と異なり、閉鎖網は限られたユーザーのみが利用しているため、前述のインターネットVPNやエントリーVPNと比較すると、安全性が高く、通信品質も優れています。
デメリットは通信プロトコルがIPに限定されるので柔軟性が低い点と、導入までに時間がかかりコストがかさむ点です。
広域イーサネット
広域イーサネットは、IP-VPN同様に通信事業者の閉鎖網を利用してVPN接続を行う形式です。
IP-VPNとの大きな違いは、プロトコル制限がない点で、柔軟性に優れより高度で冗長化されたネットワーク環境を構築することができます。
また、全体の利用状況が通信品質に影響する「ベストエフォート型」か、一定の帯域までの通信品質を保証する「ギャランティ型」を選択できる点も広域イーサネットの特徴です。
VPNのメリットや使い方
VPNを導入するメリットやできることを紹介します。
- 通信を暗号化し、匿名性の高い安全な通信が行える
- 海外のインターネットコンテンツを利用できる
- リモート通信で社内ネットワークへアクセスができる
通信を暗号化し、匿名性の高い安全な通信が行える
VPNを利用すると「トンネリング機能」や2重の中継サーバーを用意するなど、通信を暗号化し安全性の高い通信が行えます。
外出先などから社内サーバーへアクセスする場合など、より安全性の高い通信が必要な場合にVPNが用いられることが増えています。
海外のインターネットコンテンツを利用できる
VPNを利用すると、中継サーバーを経由してインターネットに接続できます。
そのため、普段ISPから割り当てられているものでないIPアドレスでの通信が可能となり、日本からアクセスできない海外のサービスの利用が可能になります。
海外旅行が多かったり、日本で未提供のサービスを利用したい人がVPNを導入するケースが増えています。
リモート通信で社内ネットワークへアクセスができる
VPNを用いた専用回線を構築すると、外出先でも、社内にいるかのように各ネットワークに接続が可能になります。
その際には、閉鎖網を利用するので安全性の高い通信が行えます。
VPNのデメリットと注意点
導入するメリットの大きいVPNですが、一方で以下のデメリットや注意点があります。
- 情報漏えいの可能性はゼロではない
- 通信速度が安定しない
- 利用に料金が発生する(※例外あり)
情報漏えいの可能性はゼロではない
VPNは通信の暗号化や閉鎖網を利用するなど、純粋なインターネット回線よりはるかに安全性が高いのは確かです。
しかし、ネットワークという性質上、100%安全という保障はなく、適切な使い方をしないと情報漏えいに繋がる場合があります。
具体的な例を挙げると、無料で使える公共のWi-Fi経由でVPNに接続すると、第三者から通信を傍受(盗聴)されるリスクがあるので、避けるべきです。
通信速度が安定しない
VPNを利用すると、中継サーバーを経由したり、大勢の人が使っている場合など、通常より通信速度が低下する場合があります。
特に、中継サーバーが物理的に遠い場合に速度の変化が顕著に現れるので、都度適切なサーバーを選択するようにしましょう。
利用に料金が発生する(※例外あり)
VPNは基本的に月額料金が発生する有料サービスです。
ただし、多くのサービスは返金保証や無料期間を設けているので、料金が発生しないうちにお試しで利用するといった使い方も可能です。
なお、完全無料のVPNや、個人が中継サーバーを提供しているところは、セキュリティリスクを考えるとおすすめできません。
おすすめのVPNサービス5選
この項目では、おすすめVPNサービスを厳選して紹介します。
どのサービスも30日間返金保証付きなので、「まずはVPNはどんなものか試してみたい」方でも気軽に利用できます。
以下は紹介する中でも特におすすめなVPNをまとめましたので参考にしてみてください。
おすすめVPNサービスTOP3
おすすめVPNサービス | 月額料金 | 返金保証 | 特徴 | 評価 |
---|---|---|---|---|
1,580円 | 有(30日間) | 国内運営サービスで初心者におすすめ | (5.0 / 5.0) | |
1,920円 | 有(30日間) | 動画視聴対応数がもっとも多い | (5.0 / 5.0) | |
2,172円 | 有(30日間) | デバイス接続無制限で利用可能 | (4.5 / 5.0) |
どれを選べばいいかわからないという方は、国内運営で初心者でも安心して簡単に利用できるMillen VPNがおすすめです!
【初心者におすすめ】Millen VPN
サーバー数: 1,300台以上
最安価格 : 2年プラン 月額396円
最大同時接続台数 :5台
返金保証 : 30日間(サブスクプランのみ)
専用アプリ:Windows /MacOS/Linux/Android/iOS
Millen VPNはVPNサービスの中では珍しく日本国内で運営しています。
VPNサービスときくと、「海外運営だからお金のやり取りをするのは少し心配」「サポートに英語でやり取りするのが手間」というイメージを湧く方もいるかもしれません。
ですが、Millen VPNであれば日本語に対応かつ日本運営なので安心してやり取りが行なえます。
また、公式サイトにはしっかりと、「韓国」に接続可能と掲載されているため、「登録してから韓国に接続できなかった」というトラブルがないのも安心です。
【VOD対応数No.1】NordVPN
サーバー数: 5,000台以上
月額料金 : 1,920円
最安価格 : 2年プラン 月額540円
最大同時接続台数 :6台
返金保証 : 30日間
専用アプリ:Windows /MacOS/Linux/Android/iOS
Playstation/Xbox
「NordVPN」はパナマに籍を置くTefincomが運営するVPNサービスです。
日本語に対応していないVPNサービスが多い中、同サービスは完全に日本語に対応しているので、英語が苦手な人でも安心して利用できます。
なお、長期契約を行うと非常に高い割引率になるので、長く使う予定なら、1年以上の契約を推奨します。
\日本語対応で使いやすい/
【台数無制限】Surfshark
サーバー数: 3,200台以上
月額料金 : 約1,912円
最安価格 : 2年プラン 月額368円
最大同時接続台数 制限なし
返金保証 : 30日間
専用アプリ:Windows /MacOS/Linux/Android
iOS/ChromeOS/Firefox/Playstaion
『Surfshark』は、業界では珍しい接続台数無制限や7日間の無料お試し期間があります。
普通であれば追加のプランに入らないとデバイス台数無制限が不可能ですが、『Surfshark』はデフォルトでデバイスの台数無制限のため、大家族や複数のデバイスを利用する方でもまったく問題ありません。
さら7日間の無料期間もあるので、まずはお試し程度にVPNを触ってみたい方におすすめです。
【高速通信】ExpressVPN
サーバー数: 3,000台以上
月額料金 : 約1,747円
最安価格 : 1年プラン 月額約900円
最大同時接続台数 :5台
専用アプリ:Windows /MacOS/Linux/Android
iOS/ルーター
「ExpressVPN」は英領バージン諸島に本拠地を置くVPNサービスです。
同サービスは、業界最速クラスの通信速度を実現しているので、少しでもストレスなくVPNを利用したい方におすすめです。
また、カスタマーサポートが丁寧と評判で、日英自動翻訳のチャットが利用できるので、初心者でも安心して利用できます。
\業界最高水準の通信速度/
【多デバイス対応】HMA VPN
サーバー数: 1,100台以上
月額料金 : 約1,099円
最安価格 : 3年プラン 月額299円
最大同時接続台数:5,10台
専用アプリ:Windows/MacOS/Linux/ChromeOS
Android/ルーター/AppleTV/AndroidTV/PlayStation/Xbox
「HMA VPN」はセキュリティソフトで有名なAvastが運営するVPNサービスです。
同サービスの他社との最大の違いはPlaystationやXbox向けのアプリを提供している点で、コンシューマーゲーマーにうってつけのVPNサービスと言えます。
また、短期契約の料金が業界最安レベルなので、長期契約はしたくないが、少しでも安くVPNを利用したい人におすすめです。
【無料期間アリ】ProtonVPN
サーバー数: 1,200台以上
月額料金 : 約1,394円
最安価格 : 2年プラン 月額約703円
最大同時接続台数 :1~10台(加入にプランによる)
専用アプリ:Windows /MacOS/Linux/Android
iOS/ChromeOS
「ProtonVPN」は、スイスに本拠地を置くProton Technologiesが2017年より運営されているVPNサービスです。
同サービスはSecure Coreサーバーを導入することにより、ただでさえ高いVPNの安全性をさらに高めているので、少しでもセキュリティリスクを軽減したい方におすすめです。
加えて、完全無料のFreeプランもあるので、初めてVPNを利用する方なサービスです。
\Freeプランでお試しに最適/
VPNについてまとめ
おすすめVPNサービスTOP3
おすすめVPNサービス | 月額料金 | 返金保証 | 特徴 | 評価 |
---|---|---|---|---|
1,580円 | 有(30日間) | 国内運営サービスで初心者におすすめ | (5.0 / 5.0) | |
1,920円 | 有(30日間) | 動画視聴対応数がもっとも多い | (5.0 / 5.0) | |
2,172円 | 有(30日間) | デバイス接続無制限で利用可能 | (4.5 / 5.0) |
- VPNはインターネットや閉鎖網を利用して仮想の回線を構築する通信技術
- VPNは通信方式や利用回線の異なる4種類の方式がある
- VPNの大きなメリットは暗号化によって安全性の高い通信が行える点
- ただし、100%安全というわけではないので、常にリスク軽減を心がける必要がある
VPNとは、インターネット回線を経由して仮想回線を構築する「インターネットVPN」を始め、通信事業者の閉鎖網を利用する「エントリーVPN」「IP-VPN」「広域イーサネット」の4種類の方式があります。
VPNを導入することで、暗号化された安全性の高い通信が行えるため、個人の利用のみならず、ビジネスユースとして導入する企業が増えています。
VPNは安全性の高い通信を提供しますが、ネットワークという性質上、絶対安全ということはないので、セキュリティリスクを軽減はしっかりと行わないといけません。