ノーログポリシーがあるVPNは、個人情報が漏えいされるリスクがないため、安心してインターネットを利用できます。
しかし、ノーログポリシーと謳っていても、中には個人情報を悪用する無料サービスもあるため、注意が必要です。
この記事では、ノーログポリシーがあり、安全性の高いVPNサービスを紹介します。
おすすめVPNサービス | 月額料金 | 返金保証 | 特徴 | 評価 |
---|---|---|---|---|
1,580円 | 有(30日間) | 日本企業が運営していて利用しやすい | (5.0 / 5.0) | |
1,520円 | 有(30日間) | 動画視聴対応数がもっとも多い | (5.0 / 5.0) | |
1,682円 | 有(30日間) | 長期的な利用のコスパNo.1 | (4.5 / 5.0) |
また、当サイトではVPNのおすすめサービスを紹介している記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもノーログポリシーとは?簡単に!
ノーログポリシーとは、パソコンやスマホを使った際の通信の履歴(ログ)を保存しないことの約束事です。
VPNサービスの運営元では、利用者のIPアドレスや閲覧履歴を保存しているため、場合によってはユーザー情報を悪用されるリスクがあります。
IPアドレスが漏えいすれば、外部からのサイバー攻撃や、不正アクセスなどの被害に遭う可能性があり大変危険です。
しかし、ノーログポリシーがあれば、これらのIPアドレスや閲覧履歴などの漏えいを防げるため、インターネットを安全に利用することが可能です。
ノーログポリシーを掲げているVPNサービス
ノーログポリシーは、個人情報を保護するために重要です。
ここでは、ノーログポリシーを掲げているVPNサービスを3つ紹介します。
- 日本運営でサポートなどが安心な「Millen VPN」
- 長期契約の割引率が高い「NordVPN」
- 接続台数が無制限の「Surfshark」
- 帯域幅無制限の「ExpressVPN」
「Millen VPN」は、日本運営のため設定やサポートなどが日本語対応しているため、信頼性の高いVPNサービスが利用できるので筆者イチオシです。
「NordVPN」は長期契約時の割引率が高いことや、操作が直観的で分かりやすいため、VPNを初めて使う方におすすめです。
「Surfshark」は、業界では珍しい、同時接続が無制限という特徴があるため、VPNを家族で使う方やスマホやPCを複数台つなげたい方におすすめできます。
「ExpressVPN」は帯域幅が無制限なので、VPNにありがちな通信速度の低下を避けたい方におすすめです。
なお3つとも30日間の返金保証がついているため、2つ以上加入して使用感を試してみるのがよいでしょう。
Millen VPNの特徴
サーバー数: 1,300台以上
最安価格 : 2年プラン 月額396円
最大同時接続台数 :5台
返金保証 : 30日間(サブスクプランのみ)
専用アプリ:Windows /MacOS/Linux/Android/iOS
メリット | デメリット |
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日本の運営なので安心して利用できる サービス対応表が公式サイトに掲載されているのでわかりやすい VPNサービスの中では1ヶ月プランの利用料金が安い | 一部接続できない国がある 対応デバイスはやや少なめ |
「Millen VPN」は業界では珍しい日本企業が運営しているVPNサービスです。
ほかのVPNは海外運営のため英語表記が多いですが、同サービスの公式サイトやサポートは日本語で掲載されているため、英語が苦手、VPNを初めて使うといった方におすすめです。
また海外企業のサービスに抵抗がある方でも、国産という安心感があります。
セキュリティに関しては、ノーログポリシーを掲げていることはもちろん、金融機関レベルの高いセキュリティがあります。
そのため閲覧履歴などのログを保護できるほか、フリーWi-Fi接続時のセキュリティも強化されるため安心してインターネットの利用が可能です。
- VPNサーバーに接続した接続元のIPアドレスやタイムスタンプ
- 通信内容や閲覧履歴
- DSNクエリ
さらに30日間の返金保証がついていることや、1ヶ月の利用料金がほかVPNよりも格安で提供されているため、3ヶ月や半年といった短期間の利用にも最適です。
MillenVPNの使い方を確認する(タップorクリックで開きます)
ダウンロードしたMillenVPNのアプリを開くと、ログイン画面が表示されるので、メールアドレスに届いたユーザー名とパスワードを入力しましょう。
ログインすると上記画像のように国名が表示されます。
例として「Australia-Sydney」を選択して、右上の接続を押します。
上記画面の様な表記になれば接続に成功です。
切断したい場合は、「切断」ボタンをおせば簡単に切断することができます。
\日本運営なので安心できる/
NordVPNの特徴
サーバー数: 5,000台以上
月額料金 : 1,920円
最安価格 : 2年プラン 月額540円
最大同時接続台数 :6台
返金保証 : 30日間
専用アプリ:Windows /MacOS/Linux/Android/iOS
Playstation/Xbox
メリット | デメリット |
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長期契約の割引率が高い さまざまな動画配信サービスに対応 国家レベルの暗号機能で情報漏えい防止 操作が簡単で初心者でも扱いやすいアプリ設計 | 海外運営なのでカスタマーサポートは英語で対応する必要がある |
「NordVPN」はパナマに籍を置くTefincomが運営するVPNサービスです。
2年契約など長期の利用で割引率が高くなるほか、さまざまな動画配信サービスに対応しているため、海外から日本の「U-NEXT」や「Netflix」などが観れるようになります。
ノーログポリシーを含むセキュリティ面に関しては、国家レベルの暗号機能を備えているため、情報漏えいやウイルス感染被害などのリスクは限りなく低いといえます。
またノーログポリシーは、専門の機関によって監査されており、ログを取らないことがしっかりと証明されているため、安心して利用可能です。
当社はログなしのVPNサービスを提供しています。つまり、ユーザーのオンライン行動に関するデータを保存しないということです。保存しているデータ自体がないため、確認する情報も、第三者と共有できる情報もありません。
独立した専門機関が、当社のノーログVPNポリシーの内容を評価しました
NordVPNは、EUや米国の管轄外に位置しています
NordVPN
サポートなど一部は英語表記ですが、アプリの操作は直観的で分かりやすいため、初めてVPNを使う方でも迷うことはないでしょう。
ほかVPNと同様に30日間の返金保証がついていることにくわえ、3ヶ月の無料期間まで設けているので、比較検討したい方にもおすすめできます。
\日本語対応で使いやすい/
Surfsharkの特徴
サーバー数: 3,200台以上
月額料金 : 約1,912円
最安価格 : 2年プラン 月額368円
最大同時接続台数 制限なし
返金保証 : 30日間
専用アプリ:Windows /MacOS/Linux/Android
iOS/ChromeOS/Firefox/Playstaion
メリット | デメリット |
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接続台数が無制限 長期間での料金が格安 30日返金保証に加え、7日間の無料お試しがある | サポートは日本語非対応 ほかサービスに比べると1ヶ月だけの利用料金は高め |
「Surfshark」は英領ヴァージン諸島で運営されているVPNサービスです。
業界では珍しく接続台数が無制限のため、家族や接続する機器が多い方におすすめです。
ほかVPNと比べて1ヶ月のみの利用料金は高いですが、2年契約など長期利用の割引率は高く設定されています。
セキュリティ面は、VPNが切断された際にネットを強制終了して情報を保護してくれるキルスイッチや、IPアドレスを変更してプライバシーを保護する機能などがあるため安全に利用できます。
また厳格なノーログポリシーもあるため、オンライン上での個人情報が漏えいすることはありません。
Surfshark VPNは、あなたのオンラインでの居場所や行動を一切記録しません。VPNサーバーは、VPN接続を継続するのに必要なデータのみを保持し、終了後は何も保持しません
Surfshark
同サービスは、ほかVPNと同じく30日間の返金保証がついていることにくわえ、2ヶ月の無料期間があるため比較検討の際に使うことはもちろん、短期間の利用であれば実質無料で利用できます。
\ 接続台数無制限のVPNサービス /
ExpressVPNの特徴
サーバー数: 3,000台以上
月額料金 : 約1,747円
最安価格 : 1年プラン 月額約900円
最大同時接続台数 :5台
専用アプリ:Windows /MacOS/Linux/Android
iOS/ルーター
メリット | デメリット |
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業界最高水準の通信速度 情報セキュリティの高さ サポートが丁寧 | サポートは日本語非対応 同時接続台数はやや少なめ |
「ExpressVPN」は、英国ヴァージン諸島に本拠地を置くVPNサービスです。
帯域幅に制限がないため、VPNに接続しても通信速度が低下せず高速でインターネットを利用できます。
サポートは日本語に対応していませんが、自動翻訳のチャットがあるためほとんど問題にはなりません。
「AES-256」という事実上解読不可能な暗号技術を採用しているため、セキュリティ面でも安心して使えます。
ノーログポリシーに則って運営されており、「ExpressVPN」側では一切の情報を保存していません。
- IPアドレス(ソースまたはVPN)
- 閲覧履歴
- トラフィックの行き先またはメタデータ
- DNSクエリ
30日間の返金保証があるため、まずは試してみたいという方にもおすすめです。
\業界最高水準の通信速度/
ノーログポリシー有りのVPNを選ぶ際の注意点
VPNを選ぶ際は、ノーログポリシーがあるサービスを利用することがよいですが、以下の2つについては避けた方がよいです。
- 無料のVPNは絶対に避ける
- EU・アメリカの運営はできるだけ避けたほうが良い
特に利用料が無料のVPNは、セキュリティ面が信頼できないため、インターネットを安全に使いたい場合は絶対に避けましょう。
無料のVPNは絶対に避ける
無料のVPNはセキュリティ全般が脆弱のため、個人情報が流出してしまうことや、ウイルス感染などの被害が出る可能性があります。
最悪の場合、クレジットカード情報が不正に使われてしまったり、個人情報を詐欺業者などに売られるなどがあるため、無料のVPN絶対に使わないようにしましょう。
有料のVPNでも30日間の返金保証が約束されているので、無料で利用したい!という方も返金保証制度を試して実質無料でお試しするのがおすすめです。
EU・アメリカの運営はできるだけ避けたほうが良い
EUやアメリカに本拠地をおくVPNは、利用者のデータを集める方法的な義務が課せられているため、避けた方がよいでしょう。
具体的な理由は「5・9・14Eyes(アイズ)同盟」にあります。
これらの同盟は、ネット利用時の情報を監視するための加盟国のことで、情報が共有されます。
5 Eyes | アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド |
9 Eyes | 5 Eyes同盟国、デンマーク、フランス、オランダ、ノルウェー |
14 Eyes | 9 Eyes同盟国、ドイツ、ベルギー、イタリア、スウェーデン、スペイン |
もちろん、無料のVPNのように個人情報が悪用されるリスクは低いですが、どうしてもログを取られたくない場合などは避けた方がよいでしょう。
ノーログポリシー有りのVPNを利用するメリット
ノーログポリシー有りのVPNを利用するメリットは以下の通りです。
- ネット上の検索履歴や、Wi-Fiへの接続などの情報を隠せる
- 外部からのサイバー攻撃や不正アクセスなどの被害に遭う可能性がない
それぞれ詳しく解説していきます。
ネット上の検索履歴や、Wi-Fiへの接続などの情報を隠せる
VPNサービスは通常、ユーザーがインターネット上で行った活動履歴を一定期間ログとして保存しています。
ただし、ノーログポリシーがあるVPNでは、これらのような情報を一切保存されることはありません。
ですので、VPNプロバイダーが政府機関や第三者から情報の提供を求められたとしても、保有している情報は存在しないため、結果としてプライバシーを保護できます。
外部からのサイバー攻撃や不正アクセスなどの被害に遭う可能性がない
ノーログポリシーがあるVPNは、ユーザーの行動を一切保有しないため、そのデータが第三者からの攻撃によって盗まれるリスクもありません。
仮にVPNプロバイダー自体がハッキング対象となったとしても、ユーザーの行動履歴に関する情報は存在しないため、個人が特定されるような情報が漏えいすることもないです。
ノーログVPNは警察から特定されなくなるのか?
ノーログVPNを利用していると警察から特定までの判断が難しくなるということはあります。
ですが、ノーログVPNを利用しているからといって絶対に特定されないというわけではありません。
明確に犯罪行為などが発覚した場合には、VPNの運営によっては警察との協力体制を取ったりなどが行われる可能性もあります。
もちろん、犯罪行為や誹謗中傷などの履歴が分かるアカウントなどをVPN接続なしで接続した履歴が見つかった場合には即効バレるので、VPNを悪用しないように注意しましょう。
VPNが保存するログの種類について
VPNが保存するログは以下の3種類があります。
- ユーザーに関する情報
- 接続ログに関する情報
- VPN使用した際のログ
それぞれ詳しく解説していきます。
ユーザーに関する情報
ユーザーに関する情報は、主に以下の個人情報です。
- ユーザー名
- パスワード
- 電話番号
- メールアドレス
- クレジットカード情報
- 契約期間
- 国
- 住所
ノーログポリシーを掲げていないVPNの利用では、上記の情報が保存されます。
VPN接続ログに関する情報
接続ログの情報は、VPNサーバーを通じてデータの送受信をした記録です。
取得されるものは、ネット上の住所であるIPアドレスや、電子データが改変されていないことを証明するタイムスタンプ、接続時のデータ通信量が主です。
VPN利用状況のログ
インターネットを使用した際のログも保存されます。
保存されるものは、
- サイトのアクセス履歴
- 使用したソフトウェア情報
- ダウンロードファイル
詳しくは「無料のVPNは絶対に避ける」で説明しますが、上記のログは運営がマーケティングなどを目的に業者へ販売などを行うことがあります。
ノーログポリシーに関するよくある質問
- ノーログのVPNを使うと警察から特定されない?
-
ノーログVPNを使うと特定されにくくなるのは事実ですが、「警察に特定されない」ということはありません。
犯罪行為などが発覚した場合は運営側は警察にログの情報などを渡すためです。
- ノーログVPNを使っても開示請求されるとバレる?
-
開示請求してもログデータがないことから、特定は難しいでしょう。
例えば、ExpressVPNではトルコ警察局にサーバを差し押さえられた時、ログがなく犯人を特定できなかったことがあったようです。
- なぜアメリカ運営のVPNはダメなのでしょうか?
-
主な要因は「5・9・14Eyes(アイズ)同盟」という同名が理由で、いわゆるネット利用時の情報共有を行っているということです。
そのため、VPNを利用する際に運営に情報が漏れているリスクあるのでおすすめしません。
- ノーログポリシーは本当に信用できますか?
-
VPNサービスの中には、第三者機関によってノーログポリシーを守っているか検証されています。
例えば、「NordVPN」は2018年と2020年に「PricewaterhouseCoopers」という監査法人から検証を受け、ノーログポリシーを遵守していることが証明されました。
- 実際にノーログポリシーが証明された事例はありますか?
-
2017年4月にサンフランシスコで起きた不正アクセス事件では、「PIA」というVPNサービスがノーログポリシーを徹底していたことが裁判所で証明されています。
プライバシーの支持者にとって最も興味深い点は、Private Internet Accessの「ログを取らない」ポリシーが裁判所で試されたのは、これが2度目だということだ。この手の謳い文句の真偽は証明しにくいものだが、PIAは2回に渡り見事にパスしている。
https://p2ptk.org/privacy/998「ノーログポリシーを掲げているVPNサービス」で紹介したような信頼できるVPNであれば、ノーログポリシーを徹底されています。
ノーログポリシーがあるVPNのまとめ
- ノーログポリシーがあることで、情報漏えいやウイルス感染などが防げる
- VPNを選ぶ際は無料のサービスは避けるほか、EU・アメリカの運営もできるだけ使わない
- 信頼できるVPNは「Millen VPN」「NordVPN」「Surfshark」「ExpressVPN」の4つ
ノーログポリシーは通信のログを取らない約束事であり、個人情報やウイルス感染を防げるため、VPNを契約する際は、ノーログポリシーのあるサービスを選ぶのがよいです。
しかし無料のVPNはセキュリティが脆弱であるほか、ログから得た個人情報が詐欺業者に渡ってしまったり、不正アクセスなどの被害を受ける可能性があるため、絶対に契約しないようにしましょう。
またEU・アメリカに拠点を置いている運営も、情報共有をしていることから、できるだけ避けるのがよいです。
この記事で紹介した「Millen VPN」「NordVPN」「Surfshark」「ExpressVPN」のVPNは、どれもノーログポリシーがあるサービスのため、インターネットを安心して利用できます。
また30日間の返金保証が付いているので、2つ以上を契約して使用感を試してみることをおすすめします。