近年、Amazon Prime VideoやHuluなど、ほぼすべての有名VODが海外でアクセスできなくなっていることから、誤認識でエラーになる人も多いのではないでしょうか。
結論、アクセスできない原因はIPアドレスが海外判定されてしまっていることが挙げられます。
この記事では、日本でインターネットを使った際に海外からのアクセスとなってしまい、サイトなどが閲覧できない人に向けて理由や対処法を解説します。
また、当サイトではVPNのおすすめサービスを紹介している記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
国内サービスやサイトに接続できない原因はIPアドレスの判定が原因
IPアドレスとは、スマホやPCをインターネットにつなげる際に割り当てられる住所のような役割のことです。
通常、インターネットからサイトにアクセスした場合はサーバーやプロバイダを経由して情報が届けられますが、アクセスする経路によっては、最終的に海外の回線を使っていることが原因でサイトへ接続できないといったことがあります。
とはいえ、原因が分かったところで対処法が分からない人も多いと思うので、以下では海外からのアクセスとなる場合の対処法を解説します。
国内サービスに接続しているのにIPアドレスが海外になる場合の対処法
海外からのアクセスとなる場合の対処法として以下の5つを解説します。
- データセーバーをOFFにする
- 位置情報サービスをONにする
- ネットワークの変更をする
- プロキシの使用をOFFにする
- VPNサーバーの設定を見直す
なお、大半の原因はデータセーバーと位置情報サービスですが、解決しない場合は他の設定も見直してみましょう。
データセーバーをOFFにする

データセーバーは、chromeブラウザの通信量を節約するための機能のことであり、OFFにすることで改善される場合が多いです。
仕組みは、chromeブラウザからアクセスしたサイトがGoogleサーバーを経由してダウンロードされるため、圧縮が行われ通信量が節約できます。
しかし、圧縮時に経由するサーバーが海外の場合は、海外判定となり閲覧できなくなります。
位置情報サービスをONにする

位置情報サービスは、OFFになっていることでアクセス場所が不定となり、海外接続と認識される場合があります。
また、スマホはGPSなどで位置情報を取得しているため、以下の2つが原因で位置情報が取得できず、海外からのアクセスと認識されてしまう場合があります。
- 位置情報サービスをOFFまたは特定のアプリで取得できないように設定している
- 機内モードに設定している
位置情報はすべてOFFにすることも、特定のアプリのみ取得されないように設定することもできるため、海外からのアクセスと認識されないためにはオンに設定するのがよいです。
また、機内モードはすべての通信を遮断し位置情報も把握されなくなるため、オンにしておきましょう。
ネットワークの変更をする

Wi-Fiで接続しているインターネット回線が海外を経由している場合、海外からのアクセスと判定されます。
改善方法は以下のとおりです。
- Wi-FiをOFFにする
- 別の回線に接続
- スマホであればモバイルネットワークに接続
プロキシの使用をOFFにする
プロキシとは、インターネット接続を代理で行ってくれるシステムのことで、端末がネットワークの外部と接続しないため、セキュリティが強化されます。
通常はOFFにできませんが、プロキシサーバーを使って接続している場合は、設定画面からOFFにしましょう。
VPNサーバーの設定を見直す
VPNの海外サーバーを利用している人は、インターネット接続時にIPアドレスが変更されていることから、海外からのアクセスと判定されてしまうため、設定を見直すのがよいです。
日本国内のサーバーを利用するかVPNをOFFにしましょう。
国内のサイトに接続できない原因の解決まとめ
- 国内のサイトへアクセスできない原因は主にIPアドレス
- データセーバーや位置情報設定を変更することで解決する場合が多い
- それでも解決しない場合はネットワークやプロキシ設定を変更する
IPアドレスは、スマホやPCをインターネットにつなげる際に割り当てられる住所であり、アクセス経路によっては海外の回線を使うことがあるため、日本のサイトにアクセスできないことがあります。
解決策の大半は、海外サーバーを経由してしまう場合があるデータセーバーをOFFにするほか、正確に把握されないことから海外からのアクセスと判定される位置情報サービスをオンにすることです。
また、データセーバーや位置情報の設定でも改善しない場合は、スマホであればWi-Fiをオフにするなどのネットワーク設定を試すほか、プロキシサーバーやVPNの設定を見直してみることをおすすめします。