「VPNネコ」は、無料VPNのなかでもスマホやタブレットから気軽にインストールして使えるため、利用を検討している方も多いのではないでしょうか。
結論、運営元が不明なことや、セキュリティ関連に不安が残るなど危険性が高いためおすすめできません。
この記事では「VPNネコ」が安全でない理由や安心して使えるおすすめVPNを紹介します。
また、当サイトでは目的別の利用やサービスの比較点などをまとめた「おすすめVPN」についてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
VPNネコとは

「VPNネコ」はSecure Connection PTY. LTD.という会社が提供している無料のVPNサービスです。
接続可能なサーバーは10カ国にあります。
- アメリカ
- カナダ
- イギリス
- ドイツ
- 日本
- インド
- オーストラリア
- シンガポール
- フィリピン
- 韓国
操作が簡単なうえ、インターネット規制の厳しい中国でもつながることが特徴です。
一方で通信速度が遅いことや、広告が多い、通信が頻繁に切断されてしまうといったデメリットがあります。また、サービスや運営会社の公式サイトがなく、実態が不明なことから利用することはおすすめできません。
VPNネコをおすすめできない理由と危険性
VPNネコを含む無料のVPNは、基本的に以下の理由から利用はおすすめできません。
- VPNネコの運営元・実態が不明だから
- VPNネコの運営資金の出所が不明だから
- セキュリティ保護のためのポリシーが不明だから
VPNネコの運営元・実態が不明だから
VPNネコの提供元である会社名をGoogleで検索してみても、公式サイトは見当たりません。
例えば筑波大学が運営している「VPN Gate」では、運営元がわかることはもちろん、どのような目的で提供しているかも書かれています。
VPNネコのように運営元や実態が不明な場合、トラブルなどがあった際の対応やサポートがされないため、不安が残ります。
VPNネコの運営資金の出所が不明だから

VPNに限らずサービスを提供するうえで必要になるのが運営資金です。
有料のVPNサービスでは、会費を資金源にすることで運営を継続できますが「VPNネコ」は無料であるほか、運営会社の実態もわかりません。
どこから資金源があるか不明なことから安易に信用できません。
セキュリティ保護のためのポリシーが不明だから

「VPNネコ」は運営会社が不明なため、セキュリティ内容が信用できないほか、サービスポリシーも不明です。
一般的なVPNサービスは、どの程度の暗号化技術が採用されているかや、ログに関するポリシーの記載(ノーログポリシー)がされています。
同サービスはセキュリティ内容の記載はありましたが、ログに関する記載はありません。
セキュリティ比較 | VPNネコ | MillenVPN |
セキュリティ内容 | ・OpenVPNプロトコル(UDP / TCP)でデータを暗号化 ・ネットワークトラフィックを保護 | ・金融機関レベルの256ビットAES暗号化 ・ノーログポリシー |
「VPNネコ」の情報は、アプリストアに掲載されていた内容ですが、運営会社の実態が不明なため、安易に信用できません。
一方有料サービスである「MillenVPN」のセキュリティ内容は、公式サイトに会社情報を含む内容が記されているため、信頼性が高いといえます。
VPNネコと有料VPNの比較
VPNネコと信頼性のある有料VPN「MillenVPN」の比較をまとめました。
サービス比較 | VPNネコ | MillenVPN |
---|---|---|
運営会社 | Secure Connection PTY. LTD. | アズポケット株式会社 |
サーバー設置国 | 10カ国 | 47カ国以上 |
サーバー数 | 10台 | 1,300台以上 |
サポート体制 | なし | よくある質問/メール/ライブチャット |
セキュリティ | ・OpenVPNプロトコル(UDP / TCP)でデータを暗号化 ・ネットワークトラフィックを保護 | 金融機関レベルの256ビットAES暗号化 |
ノーログポリシー | なし | あり |
「MillenVPN」に限らず、有料のVPNは公式ホームページにサービス情報が細かく明記されています。サポート体制も万全なサービスも多いなかで、VPNネコに関してはサポートの窓口すらありません。
また、機能面で比較しても、サーバー設置国や台数も圧倒的に違うため、通信速度の速さや接続が途切れないなど使いやすさも異なります。
VPNをお試ししたい方は「VPNネコ」の利用は避けて、30日間の返金保証がある「MillenVPN」や「NordVPN」の利用をおすすめします。
VPNネコはなぜ無料で提供されているのか
VPNネコが無料で提供されているのは以下の理由が考えられます。
- 広告による収益
- 個人情報などのデータを抜き取る
VPNで無料プランが提供されているサービスは、広告収益を得る目的や有料プランを促進するためのお試し版とされていることが一般的です。
しかし「VPNネコ」は有料プランがないため、収益はアプリ利用時に表示される広告からしか入りません。
広告収益だけで運営を継続するのは難しいと考えられるため、2つ目の理由として「個人情報などのデータを抜き取る」可能性もあります。
悪意のあるVPNの場合、抜き取った個人情報が外部に転売され、犯罪などで悪用されることは珍しくありません。
以上のことから同サービスは無料で提供できていると推測できます。
VPNネコの使い方(スマートフォン版)
当記事ではVPNを利用するのであれば返金保証があって実質30日間無料なMillenVPNをおすすめしますが、それでも「VPNネコ」を使いたいという方に向けてスマートフォン版「VPNネコ」の使い方を紹介します。

インストールが完了したら、アプリを開きます。

接続するサーバーをタップします。

接続リクエストが表示されるので「OK」をタップします。

画面右下のチェックマークが緑色になったら接続完了です。
安心・安全に利用するには有料VPNがおすすめ
無料VPNは個人情報を悪用されてしまう危険性や、そもそも通信速度が遅いなど使い勝手が悪い場合がほとんどです。ですので、セキュリティが万全で使い勝手の良い有料のVPNをおすすめします。
以下はおすすめの有料VPN「MillenVPN」と「NordVPN」についての解説です。
「MillenVPN」は業界では珍しい日本企業が運営しているサービスで、利用料金が格安でありながら金融機関レベルのセキュリティを採用している特徴があります。
「NordVPN」は業界で知名度が一番高いサービスで、通信速度の速さやアプリが使いやすいといった特徴があるサービスです。
どちらのサービスも30日間の返金保証がついているので、両方契約して使いやすいサービスを継続するのがおすすめです。
初心者でもわかりやすいVPNが使いたい方は「Millen VPN」
サーバー数: 1,300台以上
月額料金 : 1,496円
最安価格 : 2年プラン 月額396円
最大同時接続台数 :5台
返金保証 : 30日間
専用アプリ:Windows /MacOS/Linux/Android/iOS
「MillenVPN」は大阪市のアズポケット株式会社が運営するVPNサービスです。
VPNは海外運営が多いですが、同サービスは日本企業が提供していることから、公式サイトやカスタマーサポートなどすべてが日本語でわかりやすい特徴があります。
機能は他の有料VPNと同様に、検索履歴などの情報を取らない「ノーログポリシー」などのセキュリティがしっかりしていたり、海外から日本の動画配信サービスを視聴するのに適しています。
VPNを初めて使う方はもちろん、海外のサービスに抵抗のある方や英語が苦手な方におすすめです。
デメリットとして、サーバー設置国が他VPNより少ないことが挙げられますが、使いづらいほど少ないというわけではないため気になりません。
同サービスは利用料金が396円〜と格安であることにくわえ、30日間の返金保証がついていてお得に契約できます。
返金保証の申請も、公式サイトから「解約申請」をするだけで可能なため、ぜひ気軽に試してみてください。
詳しい返金申請方法は「MillenVPN(ミレンVPN)の解約方法と返金保証のやり方」で解説しています。
\完全日本語対応で初心者も安心/
知名度No.1のVPNが使いたい方は「NordVPN」
サーバー数: 5,000台以上
月額料金 : 1,760円
最安価格 : 2年プラン 月額540円
最大同時接続台数 :6台
返金保証 : 30日間
専用アプリ:Windows /MacOS/Linux/Android/iOS
Playstation/Xbox
「NordVPN」はパナマのTefincomが運営するVPNサービスです。
業界では知名度が一番あり、海外運営のサービスでありながら日本語対応もしています。
1〜2年といった長期契約の割引率が高く、対応動画コンテンツが多いため、海外から日本や日本から海外の動画配信サービスを利用する方やサービスを長く利用したい方におすすめです。
アプリ操作は直観的な設計のため、初めてVPNを使う方でも安心して利用できます。
同サービスは利用料金が390円〜と「MillenVPN」と同様に格安であることや、30日間の返金保証もついているので、ぜひ一度お試ししてみてください。
\日本語対応で使いやすい/
VPNネコの危険性まとめ
- 「VPNネコ」は運営元や実態が不明なため危険性が高い
- 無料でサービス提供している理由は広告収益やデータ転売が推測できる
- 安全にインターネットを利用するなら有料のサービスがよい
「VPNネコ」は運営会社のホームページが検索結果に出てこないことから、実態が不明なため、サービスの利用は危険性が高いといえます。
有料VPNはユーザーからの会費で運営しているサービスが一般的ですが、無料VPNは基本的に広告収益が主であり、悪意のある提供者の場合、個人情報などを抜き取って転売することも珍しくありません。
したがって同サービスを利用する危険性が高いといえます。
インターネット利用を安全に行う場合は、必ず有料VPNを使うことをおすすめします。
この記事で紹介した「MillenVPN」や「NordVPN」は、有料VPNのなかでも人気であり、金融機関や軍事レベルといった非常に強力なセキュリティが採用されているため、安心して利用可能です。
どちらも30日間の返金保証がついているので、ぜひ気軽に試してみてください。