筑波大学が運営するVPNサービス『VPN Gate』は、知名度の高いVPNサービスのひとつです。
無料で提供されているサービスのため、
VPN Gateは無料で使えるけど危険性はないのか?
という疑問をもつ方も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では『VPN Gate』 の危険性やおすすめのVPNサービスのメリット・デメリットについて解説しています。
VPN Gateについてより詳しく知りたい方は、「VPN Gateの特徴・評判」もあわせてお読みください。
「おすすめのVPNが知りたい」という方は、「安全性が高いおすすめのVPNを知りたい」の項目で詳しく解説しています。
おすすめVPNサービス | 月額料金 | 返金保証 | 特徴 | 評価 |
---|---|---|---|---|
1,580円 | 有(30日間) | 国内運営サービスなので安心 | (5.0 / 5.0) | |
1,880円 | 有(30日間) | 動画視聴サービスの充実 | (5.0 / 5.0) |
VPN Gate(筑波大学VPN)とは何か
サーバー数: 7000台以上
月額料金 : 無料
最安価格 : 無料
最大同時接続台数 :5台
専用アプリ:Windows /MacOS/Linux
『VPN Gate』は筑波大学が2013年から研究のためにボランティアで運営しているVPNサービスです。
学術目的で提供されているため、ユーザー登録などは不要で誰でも利用できます。
- 政府機関からの検閲回避のため
- アクセスログにもとづいた個人の特定を回避するため
- 公衆無線LANの盗聴を回避するため
しかし、中継サーバーが有志のボランティアから提供されているので、通信が不安定だったりサーバー接続のログがどのように保護されているかははっきりとしていません。
また、VPN Gateの専用接続アプリはPC版のみ提供されており、モバイル端末からVPN接続を行うにはある程度の知識が必要です。
これらの事情から、VPN Gateはセキュリティ性や操作性に不安要素が多く、特に初心者には不向きなVPNサービスとされています。
VPN Gate(筑波大学VPN)に危険性やおすすめできない理由
『VPN Gate』は誰でも無料で使用できますが、セキュリティの観点で見るとおすすめはできません。
理由は下記の3つです。
サーバー提供者の素性が分からない
『VPN Gate』では、ボランティアが提供するサーバーを無料で利用しています。
中には素性の分からないサーバーもあるため、何らかのトラブルに巻き込まれる可能性を排除できません。
企業によって運営されているVPNサービスとは異なり、安全とは言い難いのが現状です。
ログが残るなど、セキュリティ面で不安がある
『VPN Gate』は有料のVPNサービスと違い、ノーログポリシーが厳格でないため、ログを取られるリスクがあります。
インターネットログの種類
- 着信および発信IPアドレス
- 接続日と接続期間
- 転送データ量
- 使用VPNサーバー
- 閲覧したウェブサイト
- ダウンロードしたファイル
- 使用ソフトウェア
など
そのため、VPN Gateを介してインタネットに接続した場合、送受信したデータが第三者によって閲覧される可能性があります。
各VPNサーバーの管理者によって方針が異なることが分かっているため、接続したサーバー次第ではインターネット上でやり取りしたデータを記録されてしまうかもしれません。
有料サービスの「ノーログVPN」とは異なり、常にログが漏洩するリスクがあります。
ノーログポリシーの概要や、ノーログポリシーがあるVPNサービスについては以下で解説しています。
通信速度が安定しない
『VPN Gate』は有料のVPNサービスと違いボランティアであり、設置国もそれほど多くないため通信速度が安定しません。
通信速度が安定しない・遅いサーバーも多く、使い勝手の点に関しても有料VPNより劣ります。
また、接続できるサーバーを探すのが大変なうえ、接続が不安定なサーバーが多いので切断されてしまうことも多いです。
VPNGate(筑波大学VPN)を利用するメリット・デメリット
『VPN Gate』を利用するメリットやデメリットは以下の通りです。
VPNを使用するうえでセキュリティ性能の高さはマストですが、ログが保存されるサーバーがあるので、懸念が残ります。
通信環境も安定せず、速度もそこまで出ないので普段使いするには不便に感じることが多いです。
また地域制限を回避した動画視聴をするためにVPNを使ったりしますが、動画配信サービス側によってはVPNGateでは地域制限を回避できなかったりする可能性もあります。
そのため完全無料のVPNGateを使うよりか、通信環境も安定していてセキュリティ性能も高いVPNを利用するのがおすすめです。
VPN Gate(筑波大学VPN)でNetflixやAmazonプライムビデオは見れる?
『VPN Gate』を利用することでNetflixやAmazonプライムビデオを見ることは可能です。
しかし、サーバー提供者の素性が分からないことや通信が安定しないことからも継続的な利用はおすすめできません。
また、VPN Gateの中継サーバーは有志によって提供されているため、いつまでも同じサーバーが利用できる保証がなく、昨日見れたのに今日は見れないといったケースも十分考えられます。
したがって、VPNサービスを使って動画サイトを見ることが目的であれば、安全性が高く、通信の安定している有料VPNサービスを使うことをおすすめします。
【結論】初心者には返金保証に対応している有料VPNがおすすめ
『VPN Gate』は無料で多くのサーバーを利用できるなどのメリットがある反面、セキュリティ面の不安や通信が安定しないなどのデメリットやストレスも多いのが事実です。
ここでは、じゃあどのVPNを使えばいいの?という方に向けて初心者に最もおすすめな「Millen VPN」と「NordVPN」を紹介します。
有料ではありますがどちらも30日間の返金保証に対応しているため、実質無料で使用することができます。
本当に返金されるのか不安…という方は「MillenVPNの解約方法」「NordVPNの解約方法」で解約までの手順を解説しているので、先にそちらをチェックしてみるのもおすすめです。
おすすめVPNサービス | 月額料金 | 返金保証 | 特徴 | 評価 |
---|---|---|---|---|
1,580円 | 有(30日間) | 国内運営サービスなので安心 | (5.0 / 5.0) | |
1,880円 | 有(30日間) | 動画視聴サービスの充実 | (5.0 / 5.0) |
Millen VPNの特徴
サーバー数: 1,300台以上
最安価格 : 2年プラン 月額396円
最大同時接続台数 :5台
返金保証 : 30日間(サブスクプランのみ)
専用アプリ:Windows /MacOS/Linux/Android/iOS
メリット | デメリット |
---|---|
・サービス対応表が公式サイトに掲載されているのでわかりやすい ・VPNサービスの中では1ヶ月プランの利用料金が安い | ・日本の運営なので安心して利用できる・一部接続できない国がある |
Millen VPNはVPNサービスの中では珍しく日本国内で運営しています。
VPNサービスときくと、「海外運営だからお金のやり取りをするのは少し心配」「サポートに英語でやり取りするのが手間」というイメージを湧く方もいるかもしれません。
ですが、Millen VPNであれば日本語に対応かつ日本運営なので安心してやり取りが行なえます。
また、公式サイトにはしっかりと、「どのサーバーに接続できるか」の対応表が掲載されているため、不安なく安心して登録できるのも大きなメリットです。
MillenVPNの使い方を確認する(タップorクリックで開きます)
ダウンロードしたMillenVPNのアプリを開くと、ログイン画面が表示されるので、メールアドレスに届いたユーザー名とパスワードを入力しましょう。
ログインすると上記画像のように国名が表示されます。
例として「Australia-Sydney」を選択して、右上の接続を押します。
上記画面の様な表記になれば接続に成功です。
切断したい場合は、「切断」ボタンをおせば簡単に切断することができます。
\日本運営なので安心できる/
NordVPNの特徴
サーバー数: 5,000台以上
月額料金 : 1,920円
最安価格 : 2年プラン 月額540円
最大同時接続台数 :6台
返金保証 : 30日間
専用アプリ:Windows /MacOS/Linux/Android/iOS
Playstation/Xbox
料金プランが2年で月額460円という料金でありながら、セキュリティ面が多機能でしっかりしているなどの部分が「NordVPN」の評判に良さにつながっています。
また、一般的なすべてのプラットフォームと互換性があるのも便利です。
有料契約にしたいが高い金額を払うのは気が引けるという方や、長期での利用やしっかりしたセキュリティを求めている方におすすめです。
30日間の返金保証も付いているので「お金をかけてまでVPNに登録するのはちょっと…」という方でもしっかりと返金されるので安心して登録できます!
VPN Gate(筑波大学VPN)についてよくある質問
VPN Gateを検討中、もしくは利用している方のよくある質問を紹介します。
- VPN Gateは無料トライアル期間はありますか?
-
筑波大学が研究や実験のためにボランティアで提供しているため無料で利用できます。
- VPN Gateはなぜ安全ではないのですか?
-
サーバー提供者の素性が分からないことや、セキュリティの観点から安全とはいえません。
- VPN Gateが繋がりません
-
VPN設定の確認や中継サーバーの変更をしてみましょう。
アドレスやパスワードの打ち間違えやOSごとに異なる推奨サーバーの設定が必要です。
また、中継サーバーを変更することで繋がる場合もあります。
上記で解決しなければ『VPN Gate』公式サイトの接続方法もあわせて確認してみましょう。
- Androidでも使えますか?
-
PC(Windows・Mac)にくわえ、Android・iPhoneともに使用可能です。
ただし、モバイルアプリはなく、各端末に備わっているVPN機能を利用する必要があります。
AndroidおよびiOSで利用したい方は「VPN Gateのクライアント導入から接続まで使い方」記事を参考にしてください。
- 韓国国内でしか配信されていない動画サイトもVPN Gateであれば見ることはできますか?
-
VPN Gateは韓国にもサーバーを設置しています。
韓国サーバーへ接続すれば地域制限がかけられている韓国国内向きに動画配信サービスへもアクセスできるようになります。
VPN Gate(筑波大学VPN)のまとめ
おすすめVPNサービス | 月額料金 | 返金保証 | 特徴 | 評価 |
---|---|---|---|---|
1,580円 | 有(30日間) | 国内運営サービスなので安心 | (5.0 / 5.0) | |
1,880円 | 有(30日間) | 動画視聴サービスの充実 | (5.0 / 5.0) |
本記事では『VPN Gate』 の危険性やおすすめのVPNサービスの特徴などについて解説しました。
筑波大学の『VPN Gate』は無料で使えるメリットがあるものの、通信速度やセキュリティの面でデメリットを抱えていることも事実です。
- 筑波大学が研究のために提供しているため無料で利用できる
- セキュリティなどの観点から危険性がある
- 有料VPNはセキュリティ面や通信の安定性からおすすめできる
一方、「安全性が高いVPN」で紹介した有料のVPNサービスなら、ノーログポリシーが徹底されており安心して利用できます。
通信速度も安定しているため、動画視聴などの用途にも向いているでしょう。
「もっといろいろな有料VPNサービスを知りたい」という方は、「個人利用におすすめのVPN」で詳しく解説しています。
ぜひこちらの記事もあわせてお読みください。